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職に応募する資格

Xでこんな記事を見た。

タイミーとは、隙間時間にできるバイトを探すアプリだ。

ってか、結構ヤバい人が応募して来るのね。
コメントには、「普通に生きてれば難なくクリアできることだけど、リプや引用では日雇いにそんなレベル求めるな」という意見もあるそう。
「頭と手足がついてたらいい」という皮肉なコメントも。

これを見て思い出しました。
私が前職、インド関係の仕事をしてた時、その会社のインドの縫製工場で縫い子を募集したら、えらく行列ができたとか。
びっくりしたのは、縫い子と言ったら日本では女性がする仕事かと思ったら、男性が多いこと。
行列も男性ばかりでした。

こんなにミシン使える人がいるもんなんだ!と驚いたものでしたが、インド事情に詳しい社長や部長が言うには、ミシンを使えなくても応募して来るらしいです。人口の多いインド、職を求める人も多いのです。

インド出張に行った時に、"packing person"(包装する人)なる言葉を聞き、内心びっくりしてたら、服のサンプルを畳んで袋に入れるだけの役割の人がいたんですよね。人が多いから、何か簡単なことでも与えないと、仕事が皆に行き渡らないというわけです。

やったことない仕事でも応募して来る人、それも1人や2人じゃなく、大勢。インドではその感覚が普通なんだと驚いた出来事でした。

そう考えると、日本人の応募する「資格がある」という感覚はかなりレベルが高くないと応募できないものになってるかもしれません。私も独身時代は1つの仕事でも、何でもかんでも求められたし応えて来たので、子どもができてからはそのレベルで応えられないと幅を狭めてるところがあります。

でも、世の中、このレベルでOKなんだ~ということが増えて来た。

冒頭のタイミーの応募条件を見ると、日本も民度が下がった、とも言えるけど、逆にインドみたいに自分に資格があるかどうか考えずに応募するって、ある意味チャレンジ精神旺盛なのかも。

まあ、縫製不良も多かったので、こういうわけか…と事後処理する方は大変ですけどね。


(タイトル写真はイメージです。
参照:https://dailynewsagency.com/2013/05/14/how-the-queues-look-in-pxi/


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