蒔いた種は消えない
私は努力したのに成果がないことがイヤです。
がっかりしてしまいます。
次に力が出しにくくなってしまいます。
みなさんもそういうことはないでしょうか。
練習したのに、うまくいかない。
やってもやらなくても、結果は同じ。(と人に言われてしまう。)
努力しても、その方面に才能がない。(と思ってしまう。)
集客したのに、誰も集まらない。
特に時間を費やしたのに、それが効果なかったと思う時、がっかりします。
意味なかったと思ってしまいます。
私が所属している団体で、毎年する講習会があります。
団体がその内容づくりにかける労力と時間といったら、仕事かと思うほどすごい。
(私も原稿をどれだけ修正されたことか・・・。)
それで来るお客さんが5,6人で、スタッフが倍以上だったという時は、ちょっと寂しく思ってしまったり。
先日、毎年秋に恒例のその講習会の前哨戦として、地元でマルシェに参加していました。私たちの団体は、衣食住・家計・子育て・環境に特化していて、衣食住関係、特に食に関する講習会や販売だと人は集まりやすい。
でも、家計になるとさーっと人が引いていく。この日も他の販売ブースの人たちと違うフロアで出展していたということもあって、人が少なかったです。
当番の交替で来た70代の年配女性は、雑談していた中でこう言いました。
「これは種蒔きだから。
蒔いた種はすぐに花が咲くわけではないのよ。
でも、この種は一度蒔いたら消えない。
人の心の中で種が残る。
人が生活を良くしたい、良くなりたいという気持ちはなくならない。」
たぶん、年度始めに私が、人が来ないならやっても仕方ないから、需要があること・人に求められることだけしようと言ったことを覚えていてのことだと思います。
「あなたの仕事なんだから、ちゃんとやりなさいよ」
そういう事はここでは言われたことがありません。
すごい信念だなあ。
本当に自分がしていることがいいと思ってないとできないことだな。
同じ団体の中でも、自分はこの会にいるけど、人には勧められないという人もいます。この団体ではすることが多い、家計簿をつけるかどうかはその人次第だから、など。それが悪いことではないけど、そういう人がいると、自分がブレているとそっちに引っ張られる思いもあります。
自分で自分が信じられないとき、
自分ができるようになると自信を持てないとき、
結果を焦るとき、
やると決めたことが続けられないとき、
相手のあることだから、自分ではどうしようもないとき、
このことを胸に留めておきたいと思います。
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