大好きなあなたへ
2週間前、森をツナグ2周年の写真展を開催したときのこと。
たくさんの人が『すごくいい』と言ってくれました。涙してくれる人、言葉と写真が心に響くと言ってくれる人、素敵ですと言ってくれる人、個別にメッセージをくれて、なんか感動しちゃった。すごく伝わるものがあると言ってくれる人。何人から、またこういう展示会やってください。本も出してください、大切な言葉たちをまとめて読み返したい時に読み返せるように、と。
こんなにたくさんのみんなから反響があるなんて思ってもみなかった。だからすごく驚いたし、同時にすごく嬉しかった。あぁ、気づいたら、なりたかったあっち側の自分になっていたんだと。
太宰府にきてからの3年半、さらにいうと30台の10年間、わたし自身を見つめる旅でした。何度も何度も自分を諦めそうになって、それでもやっぱり自分を諦めきれずに、一歩一歩、地道に泥臭く、自分に向き合ってきました。
諦めそうになった時、心の支えになったのが、ふっとそばに寄り添ってくれる言葉や本でした。
石井ゆかりさん。星占いで有名な彼女ですが、星占いの内容はもちろん、そっとそばに寄り添ってくれる、包み込むような言葉にどれだけ力をもらえたことか。心が折れそうな時は何度も読んで、大丈夫と自分に言い聞かせて、次に進む力にしていました。
妹たちへ。阿川佐和子さんとか南部智子さんとか、今を活躍する憧れの方々が、20代、30代の「妹」たちにそっと届けるメッセージが書かれた本。すごい人たちも大変な過去があって今があるんだと、何度も何度も読んで、自分の中に染み込ませました。
昔から、手紙を書くのが好きでした。相手からの返事をもらうのが待ち遠しかった。共感を求めていたのだと思います。心が響き合う瞬間を言葉で感じられるとすごく嬉しかった。
手紙を書くように、言葉を綴っていこうと思います。自分に自信がなかったり、そんな自分を乗り越えようともがいているあなたへ。そしてかつてのわたしに対して。わたしが力をもらった言葉でお返ししていけたらなと。
どんなあなたでもいい。
どんなあなたも大好きだから。