非現実と私1

私には妄想癖がある。
未来に大成功が待っていると妄想する。
でも、そんなの非現実的。
私は、いつも非現実的なことしか考えない。
だけど、目の前に起こるのは、いつも現実的なことばかり。当たり前だ。現実なんだから。非現実的なことが起こるわけないでしょう。

だから、悲しすぎて、つまらなすぎて。
それに、私は非現実的なことばかり考えてきたから、現実的なことを叶えるための技術に乏しい。
例えば、友達と行くレストランの予約にも慣れていない。
だから、頭にあることを現実に変えてあげようとした。現実に変えたら頭にある夢が成仏してくれるだろうと、現実的な技を身につけて自信をつけようと、予定を計画した。でもワクワクする心が減ってしまった。
計画とは現実に近づけること。
言ったじゃん。私という人間は現実は楽しめないんだって。忘れたの?

頭の中では、非現実的なことが湧き出てくるのに、皮肉なことに、本はエッセイが好きだし、映画もノンフィクションを元にしたヒューマンストーリーが好き。
フィクションとかファンタジーとかSFは好きじゃないことが多い。
非現実的な話は、心もとないから好きじゃない。

何で、自分の頭の中では勝手に非現実的なことを考えているのに、外に在るものには現実的なものを求めるの。
勝手すぎやしない?

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