留学準備
なぜ留学?
日本食屋さんでの配膳バイトのお皿が重すぎたこと、お客さんの注文を取って、厨房に通して、程よいタイミングで持っていくことがなぜかできなかった為、こんなに難しいタスクをするくらいならば、論文を書く方がマシと思い、海外の大学院留学を目指すことにしました。
なぜイギリス?
フルートを専攻するならば、ドイツかフランスという道も王道ですが、それまでにお世話になっていた先生方がフランスで勉強されたことが多く、ドイツには繋がりが全くないので断念、フランス人とうまく哲学や政治や細かーい和声の話等ができる自信がなかったので、そちらも断念。
歴代のフルートの師匠たちからは、「日本でダメだったら、海外行っても意味なし」というアドバイスばかりをいただきましたが(まあ、本当に下手なので)、どうせ日本にいてもダメなら、他の国でダメでもいいや〜と思い、演奏と論文書きが半々(=演奏だけが評価対象のコースよりも、リスクが分散できそうだったので)のイギリスの大学に決めました。
留学前の英語力
英語は、中学以来学年の平均点以上を取ったことはほぼなかったですが、「家出のドリッピー」という 当時あったCD教材の最初の2ページ目だけは暗唱できます、という変なレベルでした。
留学を決めた日にTOEFL(イギリスはIELTSですが、あまり試験日がないのでTOEFLが手っ取り早かった)を申し込み受検したところ、予期していた通り、ものすごく悪い結果だったので、そのままBRITISH COUNCILが運営していた留学英語の塾に申し込みに行きました。
自分の貯金額では、半年ほどしか通う余裕がなかったため、とにかく半年でなんとか成績をある程度まで上げる必要がありました。
英語塾の授業のおかげで、英語の人が物事を考える順番と日本人の論理の組み立て方にかなりの違いがあるということがわかり、当時の日本の高校&大学受験用英語(日本の受験英語ができる人=記憶力が良い、もしくは頑張ることのできる人ということなので、もちろん受験英語ができる人の方が、私よりももっと英語力はありましたが)より、英語学習のポイントが分かりやすかったです。
というわけで、なんとか目標の大学院の英語準備コースに滑り込むことができました。