【定年後の暮らし】平日に夫がいるストレス
今年の5月で夫は会社を辞めた。
65歳からは週に3日ほどは会社に行っていたがそれも辞めて、今はゴルフ場の整備のアルバイトに週3日行っている。
夫はJRで仕事に行っていた。朝7時頃、私が駅まで送り、夕方7時頃迎えに行っていた。
私が仕事がお休みの日は、平日の朝7時から約12時間のお家ひとり時間を満喫していた。
車で近くのショッピングモールに出かけることもあるし、市民農園にも自由に行っていた。
お家に一人でいる時は、大好きな音楽をリビングのマッサージチェアで聴いたり、アマゾンプライムビデオの映画を観たりしていた。
しかし、夫が仕事を辞めてそんな自由気ままな生活が一変した。
【夫が仕事の日の場合】
我が家には、車が一台しかない。
夫の現在の仕事場であるゴルフ場は車でしか行けない。
ゴルフ場の仕事は朝5時半頃出ていく。
そして夕方5時半頃帰る。
夫が仕事で私が仕事が休みの日は自由な気ままな時間が12時間あることになる。
しかし、車がない。
市民農園にも買い物にも歩いて行かなくては行けない。
市民農園までは歩いて30分。
ただ歩くだけならいいけど、荷物がある。
荷物を運ぶためのカートに乗せて、ガタガタゴトゴト大きな音を立てながら歩く。
舗装した道路を農作業に使う道具をカートに乗せて歩くのは恥ずかしい。
恥ずかしいと思って歩くと惨めなので堂々と颯爽と風を切って歩く。
歩いて市民農園に行くときは、スポーティなランニングするみたいなウエアにランニングシューズで行く。
このままニューヨークのセントラルパークをジョギングしてもいい感じで行く。
誰も見てないだろうけど、私のこだわりである。
近くのスーパーに買い物に行く時は、おばあちゃんがお買い物に持っていくようなショッピングカートを引いて行く。
お買い物の場合は、フランスのマダムが坂道の多い石畳の細い道をショッピングカートを引いてマルシェに行っている雰囲気で。
そして私はお年寄りじゃないのよ感を出すためにものすごく早いスピードで歩く。
ウォーキングついでに買い物に行っているんですぅという感じで行く。
田舎なので誰にも会わないのだけど、私なりのこだわりである。
おかげでたくさん歩けるので健康的ではあるが。
雨の日、猛暑の日、台風みたいな嵐の日、そんな日は歩けない。
【夫も私も休みの場合】
今の夫の仕事がゴルフ場なので土曜日、日曜日は仕事に行くことが多い。
週3日しか仕事に行かない夫は、平日の4日家にいることになる。
リビングで好きな音楽も聴けない。
リビングでアマゾンプライムビデオで好きな映画を観ることもできなくなった。
家の掃除も夫がいるとやりにくい。
お昼ごはんも一人だと適当でいいのに、夫がいると夕食みたいに悩む。
時にコーヒー淹れてと言われ、コーヒーのお供は?何かスイーツないの?と言われ、
時に大きなコップに氷をいっぱいいれてお茶を淹れてと言われる。
夫は、ドラマをたくさん録画していて、朝からずっと録画していたドラマを観続ける。
私はテレビはほぼ観ない。
私はドラマもニュースもバラエティも観ない。
夫と好きなものが違いすぎて一緒にリビングに居れない。
最近、私の寝室用にスマートテレビを買った。
夫はまだ気づいていない。
これでYou Tubeとアマゾンプライムビデオで映画が観れる。
夫は1階のリビングで過ごし、私は2階の寝室で過ごす。
食事の時だけ一緒に食べて、
じゃあね〜See you later〜と2階に上がる。
ち、ちょいまてや、コーヒー淹れてから行けや
と言われたりするけど。
【平日のランチを楽しむ】
楽しいこともあった。
平日に夫とランチに出かけることである。
ランチの時間は夕食の時間よりもお安く食べられる。
家族で食事に行っていた頃は外食というと1回の食事に1万円が飛んでいっていた。
しかし今は、二人だけ。
週に1回はランチを楽しんでいる。
気軽にうどんの時もあるし、餃子の王将や吉野家の牛丼などもあるけど、時々は少し遠出をしておしゃれな雰囲気のある古民家カフェとか、海岸通りの海の見えるイタリアンレストランに予約して行くこともある。
そんな時は少しおしゃれをして行く。
いつもいつも自分の作る料理ばかり食べていても料理が上手になるはずがない。
時々はおしゃれな所でこだわり料理長が作る、茶碗蒸しにトマトが入ってたり、トマトとブルーベリーのクリームチーズのなんとかとか、レモンの炊き込みご飯とか、不思議な組み合わせのご飯を楽しみたい。
【夫が家にいる時のストレスを軽減させる方法】
夫婦で無理に合わせることなく、子供たちが出ていったあとの子供部屋を自分たちそれぞれの部屋にしてそれぞれの趣味を楽しんだり、テレビもそれぞれ観たいものをそれぞれの部屋で観ればいい。
食事だけ一緒に食べていればそれだけで十分。
最近は夫が早く起きたときは、一人で勝手にパンと牛乳で朝食を済ませていたりする。
良い傾向だ。
少しずつ家事を手伝ってもらいたいものだが、それは期待しない方がよいだろう。
朝の新聞取りとゴミ捨てはすすんで行ってくれるようになった。
それだけでも嬉しい。