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日々、小さな「爆破」を繰り返してゆく #路上文藝 001

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爆破……。石原軍団の駐車場でしょうか。

爆破といえば、2020年は自分の固定観念が、言わば爆破された一年でした。
放送作家の若手だった頃に「ネタは足で稼げ」と教えられ、いつしか現場主義こそ正道だという思い込みに陥っていたようです。
正道といえば聞こえはいいですが、現場主義に縛られて融通が利かない人間になっていたと思います。

それが「外へ出るな」と。
頭を抱えましたね。
これまで培ったノウハウが通用しない。
「家のなかにずっといて、仕事部屋の椅子に座ったまま取材をせざるをえない実情もまた、ひとつの現場のかたちなんだ」と納得するまで半年かかりました。

日々、こつこつやっていく、その行いはとても大事。
けれども時代の変わり目に、こつこつ積み上げたものを自分でクールに蹴散らせる度胸のほうがもっと大事なんだと痛感した一年でした。

2021年は小さな爆破を繰り返しながら、日々刷新してゆきたい。
とりあえず先ず、仕事が終わってもぐずぐず布団に入らず、朝までYouTubeを観てしまう生活習慣から爆破してゆきたいです。

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*「  #路上文藝  」とは「街のいい文章を見つけ、味わい、名も知らぬ文学者たちをリスペクトする運動」を意味します。

#路上文藝 002 現在の自分は、あの日の「その後」

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*画像は「縦」「引き」「アップ」も撮影しています。

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吉村智樹(よしむら ともき/フリーライター・放送作家)
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