踊る瞑想(Oneness Flow)
シャーマンRiyoさんのOneness Flowとゆう内因性DMTが素面で出るとゆうDJイベントに行ってきた。何年か前から海外ではこの様なイベントがあるのは知っていたので日本であったら行ってみたいと思っていた。興味がありつつもどの様な事が起こるか全く想像できなかったので人を誘うのも気が引けて一人で行くことにした。ダンスイベントなのでどうにかなるだろうと思っていたが大森町のCo-valleyと全く初めての場所で当日は更に緊張した。
大森の駅と間違えて少し遅れて行ったら既に大勢の人が円になって座っている。左脳から右脳に意識を寄せる為に言葉より身体に意識を向ける事で過去や未来を考えずに今に集中出来るという。その為イベント中は一才言葉を使わないルールで電気は殆どない空間で行われた。個人的にヴィパッサナー瞑想を昔経験した事があるので喋らない世界観には慣れていたけど、それとダンスカルチャーをミックスして人を解放するとゆう経験が新鮮だった。文化的に新しすぎてOneness Flowのファンは多分日本には殆どいないと思うので普段はダンスイベントなんて行ったことが無いような人が半分以上だったのも不思議な空間だった。
最初はシンギングボウルの音に合わせて瞑想。多分瞑想をそんなにやった事なくても良さそうだったがいきなりシンギングボウルの甲高い音で違う次元に持っていかれる。手を触れないで隣の人と手を合わせて呼吸をすると気が円になって回るのを体感した時はゾクっとしたが次第に心地良い感覚になっていく。呼吸を吸って吐くとゆう流れが手を通して参加者全員に行き渡り自分が与えた物が倍以上に返ってくるとゆう体験をした。隣にいる人に自分の体重を委ねあったり、鏡の様に動きを真似してみたり、ただひたすら顔を眺めてみたりと非現実的でちょっと怪しいワークショップをやるが、一つずつやってみると何となく解放された様な感覚があった。
参加者は25人前後だった様に思えるがイベント会場はその人数が踊るには少し狭いぐらいだったが、フロアのバイブスを感じるには丁度良い空間だった。イベント中は電気を消して自分の世界に入り安くなる。DJ Felidさんの音はシンギングボウルの音と見事に溶け合いながらダンサブルな音と静けさが調和した感じでロングセットで踊れるようなDJサウンドだった。側から見たら怪しい宗教団体の様に見えるのは自分でも分かるが体感してみるとRiyoさんは着火材みたいな人で参加者が解放していったら特にこれをこうしろとか何もなくただ自由な空間でカオス感があった。クラブやレイブよりも解放されている人は解放されている様に見えて新鮮だった。Riyoさんの人柄で集まってきた人達だと思うけど意外と一人参加者も多かった様で最初は心を閉ざしているんだけどイベントの最後にはみんなオープンになっていく姿が面白かった。
参加者の空間の気を感じながら集団で解放されると説明するとスピリチャルに感じるかもしれないが、クラブカルチャーを知ってる人ならフロアのバイブスが最高に良かったと一言ですむ話だ。クラブカルチャーでは個々の個性が集まった様な文化だが、Oneness Flowでは個々の個性が他者と混じりあって新しい物が生まれる様な世界観が特徴的だった。言葉が使えないので踊りでコミニケーションを取っているような不思議な体験でもあった。又、クラブカルチャーと少し違う点は遅い動きをすれば気が溜まるとゆうのは一つの発見だった。僕は昔からクラブでも早く動くのがあまり好きでは無かったので向いているのかもしれない。太極拳のフリースタイルバージョンとして年寄りにも優しい文化としてこの様な文化が地味に広がっていくと面白そうだ。
イベントの最後には最初のように輪になってそれぞれの感想を話した。物凄く激しく踊っていた人が普段は人見知りだったり、人によっては自分の内面を見すぎて辛い時間もあった様で様々な意見を聞けたのは面白かった。個人的には普段の生活で頭で考えすぎているのは頭に気が行きすぎているので丹田に気を集中すれば考えすぎるのを止めることが出来るとゆうRiyoさんのコメントは普段にも応用出来そうだった。普段の仕事でグラフィックデザインで言葉で考えている仕事をしているが、アートワークの制作をする時は言葉を考えずに制作すると発想が広がりデザインとは全く違う世界が作れるのは自分でも経験してきているので時には言葉から離れる事で解放されるとゆう事を身体で体感出来たのは良かった。一人の瞑想とは違い相手の動きに身を委ねたりその場の音楽に身を委ねる事で普段自分がしない動きをする事で自己を無くし新しい感覚が身体に入ってくるのは新しい体験だった。初めてでも十分に面白かったが何度か経験する事で更に深い世界に入れるような参加者の意見も聞いていると奥が深そうな世界を感じた。