謎解き日本一決定戦X2022 決勝1st Stageのトーク 傾向と対策 #謎解き日本一決定戦 #謎解き全国大会
※ 本記事は共有してよさそうな情報に絞って執筆しましたが、もし問題点がございましたらお問い合わせください。
こんにちは、三ツ浜ともき(@TomokiMitsuhama )です。
昨日放送された「謎解き日本一決定戦X2022」では、決勝メンバーの一角として闘ってきました。応援ありがとうございました。惜しくも1st Stage敗退でした。
出場した身として、来年決勝に進出する人に何かを遺せないかと考えた末、この記事を書くに至りました。
とはいえ、この記事は謎解きはあまり関係しません。
この記事の主題は、「1st Stageのトークがどのように進行するか」についてです。
なぜトークなのか?
来年もこの大会があるとしたら、おそらく謎解きの傾向は少し変わります。RIDDLERは予選でも決勝でも、「傾向」が見えてきたころにそれを裏切る展開を用意していました。「ベタ謎」の連続に慣れた頃に引っ掛けを用意されたり、大謎力を試されたりする。三次予選でも決勝戦でもそうでしたよね。まあ企業理念によって生まれる大局的な傾向はありますが(RIDDLERは比較的小謎を大事にする、小学生でもひらめき次第でわかるような問題を出す、など)、結局対策は場数以外では不可能かと思います。
ですが、平場のトークはそれに比べると次回も同じような感じで進むように思われます。つまり対策が可能です。僕は1問目を正解した後「何をコメントしよう」ということに脳のリソースを使ってしまいましたが、その結果謎解きへの脳のリソースが割を食われてしまったことも否めません。結果解説画像もあまり見れていないですから、もし解説画像をちゃんと見れていたら大仕掛けにもより早く気付けていたのかもしれません(多分無理だけど……)。そんなことのないように平場について事前にある程度考えておくことは重要でしょう。まあトークを捨てて謎解きに集中するという考えができる人はそれでよいのですが、人前に出る以上繕いたいという気持ちがある人にとっては、平場の対策を練ることは重要です。
そして、決勝出場者には台本はありません。謎の本質にかかわらない簡易的なものすらありません。「番組構成のすべてがネタバレとなる可能性がある」番組なので当然と言えば当然です。ですがそれは、「平場でどんなトークフリがあるかもわからない」ということを意味しています。事前にスタッフさんが定期的に「今の心境は?」的なことを聞いてくれたので体はあたたまっていましたが、「それいじられるんだ!」という角度でいじられたりすることもあり、そういうときはちょっとビビります。「どういう質問が来そうか」は事前にある程度対策しておくとスムーズに答えられる、面接と一緒ですね。
以上を鑑みると、トークの傾向を知ることは来年の決勝進出者には需要があるのではないかと考えられます。
トークはどんな風に回っていたのか?
ここでは1st Stageの平場を解説していきます。2nd Stage以降は僕は知りません。敗者復活は性質上トークフリなしですぐ謎解きになりましたし、終わった後のトークは唖然としすぎてあまり記憶にありません。でも、おそらくすべてのステージの中で一番トークしていたのが1st Stageだと推察します。全員いますからね。
※ 本記事は2022年大会のケースです。
【本番前のバックヤード】
・意気込み
事前番組で使われます。かっこいいコメントを残しましょう。一般に番組は「その日撮れるデータはできる限り撮って、あとで使えるデータを選別する」という方法でつくられるので、放送はされていませんがインタビューはかなりされました。
【謎解き開始前】
・チーム紹介
ここは多少カットされてはいるものの、9割くらいそのままで全チーム分放送されています。チームの色を存分にアピールしていきましょう。衣装の色のことじゃないぞ! 特色のことだぞ!
・アンケートを基にした、チームのインパクトあるエピソード
ここもテレビで使われます。僕の場合「アンケートに謎を添付したこと」が話題になりました。2人一緒に何かしたことがあるならそれがいじられる可能性もあります。片方がいじられる可能性もあります。何がいじられるかはその時はじめてわかります。僕の場合全く予想していない話題でビビりました(一応相方含めいろいろ強いエピソードは書いたんですけどね……)。
・(Bブロックのみ)Aブロックの感想
使われなかったけど聞かれました。Aブロックでは何もなかったので油断していましたが、Bブロックに入ってから聞かれ出して焦りました。
【小謎解説後、次の謎に行く前】
・問題の感想や戦況について
使われるかもしれないし使われないかもしれません。「その問題内の1位と最下位はいじられる」傾向にありましたが、これは全体の戦況を見ながら判断していたかもしれません。僕らは1問目と2問目でコメントしました。つまりカットされました。
・(Aブロックのみ)Bブロックの問題の感想
後ろでほっと一息ついているAブロックにもコメントフリが1~2回来ていました。僕らが後ろにいたときはなかったのに。僕がAブロックだったらビビっちゃうね。結局使われなかったです。
【全謎終了後】
・今の感想
全員聞かれます。勝ったチームは使われてた気がします。結果が確定している状況なので、勝ったチームは嬉しそうに、負けたチームは悔しそうにコメントしましょう。
【バックヤード】
・終わっての感想
終わった後も、一応全員楽屋などでそれぞれ感想を聞かれています。いくつかのチームは使われてましたね。
大事なこと
ここまで平場のトークについて語ってきました。ですが、ここで一番重要なことがあります。
なんと、平場は尺の都合上かなりカットされています。僕の爆笑発言もカットされちゃいました。
【1st Stage1問目】
— 三ツ浜ともき (@TomokiMitsuhama) March 27, 2022
あの場では一番乗りのペアにはコメントが求められていました。僕らは「かいとう」「かいせつ」の問題で一番でした。教師キャラを推していこうと考え、考えた末に残したコメントは「そうですね数直線上を点Pが動いてましたけど……」。カットされました。#謎解き全国大会
とはいえ本編では発言全カットされている人もいた(相方がその一人でした……)ので、その中ではだいぶ恵まれている方でしたね。
ですから、平場すべてでヒットを打つ必要はありません。もちろんそれぞれのチーム紹介ではしっかり爪痕を遺していくべきで、謎の感想コメントで撮れ高を確保できれば最高なのですが、なんも思いつかなくて軽い感じのコメントになったとしてもそれはそれで別に大丈夫だと思います。何より大切なのは謎解きなのですから。そういう意味では平場対策よりも、Mがアルファベットの何番目だとか、2文字の都道府県が6県だとか、そういう対策の方が大事です。あくまで余興として、平場対策を考えてみてください。