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なんとなく適当な全曲レビュー③ -犬は吠えるがキャラバンは進む/小沢健二-

こんにちは。

この間LIFEやったからもうオザケンするのはおかしいかなあとか思ったりしたんですけど本当に素晴らしいアルバムだと思ったんでこのアルバムも紹介しようと思います。

1.昨日と今日

最初聴いたとき、「へ?!」と思いました。こんなファンキーなギター弾いてるんやこの人って思いました。途中の「あー」のコーラスの部分のオルガンとかすっごくファンキーですね。この時期の「あー」とか「とぅるとぅっるっ」とかそういうのがすごく好きですね。もう最近のライブではベイビーとかも封印してるらしいしこういう曲はもう作らないのかしらね…。

2.天気読み

小沢健二のファーストシングル。すごくシンプルなサウンドで当時フリッパーズギターファンだった人には不評だったらしいけど冷静に聴いたらマジでかっこいいじゃないですか、この曲。やっぱりおっしゃれーみたいな感じじゃなかったらダメなんだったんだろうか…。スティーヴィーワンダーまんまなところもかっこいいじゃないですか。イントロからしてもう好きなんですけどね。

3.暗闇から手を伸ばせ

イントロのギターのコードが好きです。厳密に言うとこれはセカンドシングルですね。エヴリデイ連呼って言うのはすごく面白いアイデアだと思ったけども昨日と今日みたいな感じでこういう歌詞の曲はもう作らないんでしょうね。こういうのもまたつくって欲しいなあ。

4.地上の夜

トレモロの効いたギターカッティングを軸に進んでいくミディアムテンポの曲。このアルバムの演奏は基本最小編成(アコギ、キーボード、ベース、ドラム)でそれがやっぱり2ndのLIFEとは対照的でおもしろい。タイトルをどうしても中島みゆきの地上の星と間違えてしまう。

5.向日葵はゆれるまま

この曲は他の曲よりも楽器の数が少ない。アコギとピアノだけでこういうワルツみたいなのやってるのすごくかっこいいし好きだなあ。でもこの曲は比較的このアルバムでも地味な方。

6.カウボーイ疾走

ここからのラスト3曲が僕のお気に入りです。この3曲はマジで素晴らしいです。特にこの曲はタイトル通り疾走感があって好き。「すれ違う早起きのマラソンランナー」っていう歌詞があって、そこを朝日が昇ってきたぐらいの時間に聴いたときはすばらしかった…。間奏のオルガンのフレーズはパクリだけどかっこいいですよ。

7.天使たちのシーン

このアルバムの、というかオザケンの大名曲。ファンじゃなくともこの曲のファンは非常に多いです。なぜこの曲が特別なのか?その理由は多分たくさんあるし僕には到底表現できないわけですが、ひとつはやっぱり歌詞でしょう。「神様を信じる力を僕らに 生きることを諦めてしまわぬように」はこの作品のハイライトでしょう。というかこのアルバムでやりたかったことはこの曲で全部出しちゃったんじゃない?っていうような曲。それを象徴するかのように13分半もあります。やっぱりそこが一番のポイントかな。伝えたいことが多すぎてこうなったんだろうな。しかもこの曲は長いのに飽きない。すごい。

8.ローラースケート・パーク

僕がこのアルバムで一番好きな曲。ラストナンバー。なんかこの曲もすごい。他の曲の倍ぐらい語った「天使たちのシーン」もやっぱりすごいんだけれども僕はどちらかというとこっち派。この曲も天使たちのシーンまでとはいかないけど一応7分半あります。本当にこの曲も面白い。サビの歌詞の部分がすごく好きでやっぱりトントントンと歌の部分が進んでいくのが良いなあっていうのと、リズムがカウボーイ疾走とまではいかないけれども軽快でとっても聴きやすい。あとやっぱり一番好きなのはエンディングで出てくるナナナナーとPlease, oh baby don't goのコーラスがいいです。素晴らしいです。最高です。それだけで2分も3分もやってるとかもうアホやん。最高。

もう勉強する。

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