ダニエル強化合宿で学んだ3つのこと【ピックルボール】
みなさん、こんにちは!
ともきです。
2024年9月に3日間「ダニエル強化合宿」に参加してきました!
めちゃくちゃ学びの多いレッスンでした!
合宿の様子を動画でSNSに投稿することは
合宿のルールでNGだったのですが
私個人の合宿を終えての感想や
合宿を終えて得たこと、勉強になったことを
発信することはダニエル陣営から許可をもらえたので
合宿で学んだことをこちらのnote記事に
3つだけピックアップして書きます!
ちなみに「ダニエルって誰?」
という方は以下の紹介記事をご覧ください!
*Pickleball one ダニエル紹介記事
「ダニエルムーア 元全米ピックルボールチャンピオン」
1.合宿で学んだこと①「カウンター」
まず1つ目が「カウンター」です。
カウンターの話をする上で切り離せないのが
スピードアップの話もあるので
まずはそもそもの「スピードアップ」と「カウンター」の言葉の定義から
書いていきます!
1-1.言葉の定義(①スピードアップ②カウンター)
スピードアップとは上記の通り、定義が広く
エンドライン付近からのスピードアップも含まれそうですが
合宿ではピックルボールのダブルスで4人がキッチン付近に集い
ディンクラリーをしている時に
スピードを上げてボールを打つケースに絞って練習しました。
カウンターも上記の通り、定義が広いですが
合宿ではピックルボールのダブルスで4人がキッチン付近に集い
ディンクラリーをしている時に相手がスピードをアップしてきたボールを
カウンターする練習に絞って実施しました。
1-2.カウンターで攻撃の起点が増える
学んだことを記載する前に
「カウンターができるようになってどう変わるのか?」を
実体験でベースで書きます!
まず初めにこの合宿に参加する前までの自分のプレーは
カウンターをほぼ狙わずにプレーしていました。
その理由は大きく以下の2点でした。
そもそもカウンターのやり方がわからない
守備プレーが好きなのでリセットを選択しがち
1つ目の「そもそもやり方がわからない」と一口に言っても
自分の中で分解すると色んなことがわからなかったです(笑)
どうやって打つのかの技術面や
どのタイミング、どのシチュエーションでカウンターすべきかの判断や
仮にカウンターできた時の狙うコースであったり…
また、そもそも相手のスピードアップしてくる時のコースも
ある程度読めないとカウンターができませんよね!
たとえば、技術もタイミングもわかっていたとしても
フォア側に飛んでくると思ってフォアで予測して準備していても
バック側に飛んできたらカウンターはできないイメージです。
このようにカウンターという自分の中で未知なショットを選択するよりも
2つ目の理由に挙げていた自分の好きなリセットを
相手が攻撃していた時に選択しがちでした。
守備よりのショット選択が多いので
自分のプレー全体の課題として
「攻撃のパターンが少ない」ところがありました。
しかし、カウンターが少しできるようになって
その後、試合形式の練習をして感じたことが
攻撃の起点が増えて、今までよりも早くポイントを終わらせることができるようになったと感じました!
今までだったらリセットしてディンクラリーに持ち込んでいた所が
「カウンターをして次に浮いてきたボールを決める」
というパターンが増えました!
自分の気持ち面も
「リセットしかできない…」
「自分から攻撃できない...」
というのと
「カウンターもできるんだぜ」
と思っているのとでは
スピードアップされた時のメンタル面が
大きく異なるんだな!と感じました。
また、相手の心理面も
「こいつにスピードアップするとカウンターが良い所に返ってくる」
と思わせられるのもゲームの展開が今までと変わってくると感じました。
1-3.アドバイスもらった2つのこと
ということで1-2.で
「カウンターを習得して変化すること」を
記載しました。
たくさんエッセンスを教えてもらいましたが
この記事では特に勉強になった2点を紹介します。
①ポジションを下げず、打点を体の前で捉える
「めちゃくちゃ基本的な話ですやん!!」
と言われそうがですが
めちゃくちゃ大事だなと合宿で練習して感じました。
というのも「前で前で」と意識していても
合宿で集まっていたメンバーのスピードアップが速過ぎて
気づいたらポジションを下げて
打点も体から近い箇所で打ってしまっていました。
なので、ひとりごとで何度も
「前で、前で」
とおまじないのように唱えていました(笑)
芸人の「まえだまえだ」じゃないですよ←
要は後ろで打つと
力が伝わらず、カウンターが難しい。
あと打点を前にすることで
カウンターした時に相手から時間も奪えます。
②カウンターの狙うコースは足元へ
例え、①で記載した打点を前にして
力を伝えてカウンターをしても
そのボールが浮いていたら相手から
さらにカウンターのカウンターを喰らいます。
私も初めはそうだったんですが
カウンターの一本で決めようとせず
カウンターで相手の足元を狙って
その次に浮いてきたボールを決めるのが確実とのこと。
この考え方はカウンターのみならず
打ち込めるけど、1発では決めきれないくらいのボールの時にも使える考え方です!
兎にも角にも「浮かせないこと」が大事ですね、ピックルは。
2.合宿で学んだこと②「サードショット」
2つ目は「サードショット」です。
特に「技術的なところ」というよりかは
「サードショットを打つときに考えること」
についてが個人的に勉強になりました。
なので、ここでは参考になった考え方を紹介します!
2-1.サードショットの種類
まず、サードショットの選択肢は大きく2つあります。
①サードショットドライブ
②サードショットドロップ
これらがどのようなショットかわからない方は
過去にサードショットに関する記事を書いたことがあるので
こちらをご確認ください!
*note
「サードショット練習会のメニューを考えてみた。」
こちらのサードショット練習会の内容を
YouTubeで公開しているので
動画で観たい方は以下からご覧ください!
*YouTube
【脱初心者!】ピックルボールのサードショットを徹底解説!サードショットドロップの基本や練習方法を練習会で教えてきました。
2-2.ドライブとドロップを打つ割合の正解は…
そして、この2つのサードショットを打てるようになると
次に
「これらのショットをどう打ち分ければいいのか?」
を迷いますよね。
私も自分の試合動画を振り返って
◯◯%の割合でサードショットドライブ・ドロップを打っている時がポイント取得率が高いのか?
であったり
アメリカのPPAのプロの試合を観て、どのくらいの割合で打っているのか?
をよく観察していました。
そして、この合宿でサードショットの選択割合について
教えてもらったのが
結論、「人による、正解はない」でした!
確かに、PPAのプロの試合を観ていると
(もちろん、その日の自身の調子や対戦相手、試合展開にもよって変わるが)
アナリーは8割ドライブを
コリンジョンズは8割ドロップを
また、ダニエル自身はバックハンドで打つ時はほぼ100%ドロップなど
選手によって本当に選択割合は異なる!
なので、自分でどんな状況の時にどのショットを選択するのかの判断基準を持って欲しい。とのこと。
それは
・フォアハンドで打つ場合はこうする
・浅いボールだったらこうする
・得意なパターンがあればこうする
など自分だけのマイルール・判断基準を持つことが大事ということですね!
これは本当に各々で
得意・不得意や持ち合わせているスキルセットが違うと思うので
ぜひ今読んでいる読者の皆さん
ご自身で考えて欲しいです!!
とはいえ、考える材料がないと
ゼロから考えるのは難しいと思うので
①最近のプロのサードショット選択の傾向
と
②私の場合のマイルール(判断基準)
を紹介します!
2-3.最近のプロのサードショットの傾向(男子ダブルス)
最近のプロの男子ダブルスでのサードショットの傾向は
ドライブを選択し、5thショットでドロップを選択し
前に詰めることが多いです!
理由はリターンが深くなってきたり、威力が増しており
深いところから3rdドロップを成功させることが難しくなってきているので
一旦3rdドライブを入れて
相手にブロックさせたボールを
5thドロップで展開するという流れです。
また参考程度ですが、以下のような記事もありますので
興味のある方は一読ください!
英語読めない方は、ChatGPTをご使用ください。
*参考記事
「Is the third shot drop dying out?」
和訳:「サードショットドロップは消えつつあるのか?」
✅ポイント
①サードショットのドロップショットの減少とドライブショットの増加
→もちろん全てのプロの試合ではないが、
2024年に入ってドライブがドロップの2倍選択されている
②ドライブショットの優位性
→選手の体格やパドルの性能向上の影響が大きい
③ソフトゲームの重要性は依然として残る
→ドライブが増えてきたとはいえ
特にダブルスではドロップは必要だろう
2-4.私のサードショットのマイルール
プロの最近の傾向をお伝えした後に
参考までに私のサードショットの判断基準をご紹介します!
何度も言いますが、正解はないので
ご自身のマイルールを考える時の
材料としてお使いください!
また、この記事を書いているのが
2024年9月なので、日々私も変わっていくと思います!
まず、サードショットを打つケースを以下の3つの要素で分解しました。
①ボールの深さ(浅いor深い)
②ボールの高さ(低いor高い)
③処理方法(フォアorバック)
①ボールの深さ(浅いor深い)
何を持って浅いor深いと捉えるかですが
私は自分がサードショットを打つ時に
片足or両足がエンドラインより内側に入って打てるボールを「浅い」と定義しています。
それ以外の場合は「深い」としています。
②ボールの高さ(低いor高い)
何を持って低いor高いと捉えるかは
自分の膝よりも高ければ「高い」
自分の膝よりも低ければ「低い」
と定義しました。
③処理方法(フォアorバック)
こちらの定義は明白ですね!
フォアハンドで打つのかバックハンドで打つのかの違いになります。
上記の2通り✖︎2通り✖︎2通り、
つまり2の3乗=8通りに
3rdショットを打つ際のパターンを場合分けしてみました!
<8パターン>
パターン1 ①浅い✖︎②低い✖︎③フォア
パターン2 ①浅い✖︎②低い✖︎③バック
パターン3 ①浅い✖︎②高い✖︎③フォア
パターン4 ①浅い✖︎②高い✖︎③バック
パターン5 ①深い✖︎②低い✖︎③フォア
パターン6 ①深い✖︎②低い✖︎③バック
パターン7 ①深い✖︎②高い✖︎③フォア
パターン8 ①深い✖︎②高い✖︎③バック
<パターン別のショット選択>
パターン1 ①浅い✖︎②低い✖︎③フォア
→ドロップ
パターン2 ①浅い✖︎②低い✖︎③バック
→ドライブorドロップ
パターン3 ①浅い✖︎②高い✖︎③フォア
→ドライブ
パターン4 ①浅い✖︎②高い✖︎③バック
→ドライブ
パターン5 ①深い✖︎②低い✖︎③フォア
→ドロップ
パターン6 ①深い✖︎②低い✖︎③バック
→ドロップ
パターン7 ①深い✖︎②高い✖︎③フォア
→ドライブorドロップ
パターン8 ①深い✖︎②高い✖︎③バック
→ドライブ
以上が私のマイルール3つから割り出した
8パターン別のサードショット選択でした!
もちろん、100%このマイルール通りに打つとは限りません。
また、簡便的にするために3要素(深さ・高さ・処理方法)で今回は分解しましたが
その他の要素もショット選択には深く絡み合ってきます。
例えば、自分の当日の調子や相手選手の特徴であったり
相手のリターンの球威や球種(スピン・フラット・スライス)によっても変化します。
また、この8パターンを試合中に頭で考えながらしているかと言われればしていないですし、
そんな余裕はないと思います。
実際、私も体が勝手に動きショット選択もある程度無意識で判断しているので
考え過ぎず、無意識で反応できるように日々練習に取り組みましょう!
3.合宿で学んだこと③「ショット選択について」
第3章のこちらでは「ショット選択の重要性」について書きます。
第1章と第2章も絡んでくる総括的な内容になります。
この合宿では、最終日の終わりのミーティング時に
参加者の一人ずつ学びと課題を発表する時間がありました。
その際に私は「ショット選択」について発表しました。
サードショットであればドライブなのかドロップなのか?
サードショットがうまく決まりキッチンに着いたら
ディンクし続けるのかスピードアップを打つのか?
また、スピードアップしてきたら
カウンターをするのかリセットをするのか?
これらを練習試合で実践してみて
この選択が試合に大きな影響を及ぼすことを痛感しました。
サードショットドライブを打ってうまくポイントを取れたパターンや
スピードアップをしてはいけない時にしてしまって
カウンターの逆襲を喰らったり。
なんて言うんでしょうか。
今まではできることが限られていた
例えると、手札のカードが少なかったので
「その持ってる手札でいかに戦うか?」
を考えていました。
しかし、最近は少しずつできるプレーが増えてきて
(もちろん、まだまだ下手くそですが1年前よりもできることは増えたという意)
一緒に練習する仲間のレベルも上がってきて
今まで以上に考えてプレーしないとポイントが取れなくなったきた感覚があります。
かつ、今まで全然考えてプレーできてなかったな。とも思いました。
ということで、これからまた頭を使って
ピックルボールをしていきたいなと思いました!
4.まとめ
ここまでで、合宿で学んだ3つのことを書いていきました!
1.カウンター
2.サードショット
3.ショット選択
軽くまとめると
1.のカウンターでは
攻撃の起点が増えたことでゲーム展開が
合宿に行く前と後で変わったことを体感しました。
2.のサードショットでは
ショット選択の割合を考えるより
ショット選択の判断基準を持つことが大事だと学びました!
3.のショット選択では
自分の成長を感じたとともに
また次なる課題が降ってきたこと、
そして、頭を使ってピックルボールをしていくことが必要になってきていることを痛感しました!
以上になります!
また次の記事でお会いしましょう!
ちなみに、ダニエルのコーチングを受けたい方や興味のある方は
以下の問い合わせから連絡してください!
コーチングのスケジュールが多く入っているようで
対応できるかはご連絡してご確認ください。
ダニエルマネージャー連絡先
宮崎 千枝 様
chie.dream.3737@gmail.com