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薬局パートナー(非薬剤師スタッフ)の紹介

先日Twitterで「今日はいつもの1.5倍の人数の往診同行だった。薬局パートナー3人のおかげで残務なし、定時退社。」というようなことをつぶやいた所、「4人で訪問しているのか!?」的なリアクションをいくつかいただきました。

パートナー制度や薬局パートナーに対する認知度はそこそこあると思っていたので少し驚きました。
というわけで、今日はそんな薬局パートナー(非薬剤師スタッフ)について紹介したいと思います。

ちなみにこの記事を読んでいただくより、日本在宅薬学会のコンテンツをご参照頂いた方がご理解いただけると思います。全てオープンにされています。

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さて、昨今非薬剤師の活用とか連携だとか言われていますけれど、昨年厚労省から出された0402通知がこの話題の発端でした。

薬局パートナーの業務内容を一言で表現することは難しいのですが、
僕の働く店舗に見学にきた薬学生がよく口にするのは「私が薬局(病院)実習でやったことをここでは薬局パートナーさんがやっている」という言葉です。
(もちろん法に触れることはしていません、0402通知の通りです)
実は僕も学生の頃に見学したときに同じ感想を抱きました。

逆に僕が行っている業務はほとんどが対人業務です。
在宅の患者さんを医師や看護師といっしょに診て、アセスメントするということですね。メインの対物業務はお薬の最終的な鑑査です。

薬局パートナーが行う業務を思い浮かぶ限り羅列すると、ピッキング、一包化、一包化後の検品、一包化後のホッチキス止め(別包のもの同士)、お薬カレンダーへのセット、配薬、報告書の下書き(バイタル情報等の薬学的専門性が低い内容)、在宅・居宅の契約などなど・・。

要所要所で薬剤師による指示と鑑査が入るようになっています。

冒頭のツイートに戻ります。
僕が往診同行し、処方の変更内容を薬局にいる薬局パートナーに指示。
僕はそのまま別の患者さんの単独訪問へ。
薬局パートナーは上記指示のもとお薬の準備&僕以外の薬剤師が鑑査。
薬局パートナーによる配薬、その作業内容を撮影。
薬剤師による配薬後の画像鑑査(0402通知)。
業務終了。となります。

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画像の上段が僕の動きで、下段が薬局パートナーの動きです。
文字や図にすると余計分かりにくい気がしてきました笑

ちなみに僕のチームの薬局パートナーの構成は
新卒3年目女性(チームリーダー)
新卒2年目女性
中途2年目女性
といった感じでみんな20代前半で明るく元気で頼りになる方たちです。

彼女たちのおかげで僕は薬剤師として職能を最大限に活かして地域医療に
貢献することができています。

最後に気になるネット記事についてピックアップして締めます。

薬剤師は不足している?職業としての将来性は?求人倍率や地域データから現状を把握
なお日本では、2019年4月2日より、一定の要件を満たした薬剤師以外の職員が、薬剤師の指示のもとピッキングなど一部の作業を代行できることが明らかになりました。欧米のテクニシャンに比べてその裁量は限定的ですが、薬剤師不足の緩和に寄与する制度として注目を集めています。

薬局や病院における非薬剤師スタッフの活用は薬剤師の人手不足の解決策ではありません。

非薬剤師スタッフとの協働で薬剤師はそこで生まれた気力・体力・時間を使って患者さんをみるのです。
ここを見誤ると大変なことになります。
薬剤師の人手不足の解消どころか、薬剤師の雇用を脅かすかもしれません。(それで医療が良くなるなら仕方ないですが)
0402通知から1年が経ち、オンライン服薬指導や薬の配送が進む今、改めて非薬剤師について考えてみても良いのかもしれません。

今日もありがとうございました。

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橋本倫季(Tomoki Hashimoto)
いつも読んでくださりありがとうごさいます。みなさんが読んでくださることが活力になっています。