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ケガした選手を復帰へスムーズに導く!復帰が加速的に早くなる方法

リハビリはどのトレーナーまたは理学療法士が担当するかによって、復帰予後が変わります。

上手くリハビリが進むケースと、なかなか選手の状態が上がってこないケースがあります。

担当した選手の状態がなかなか上がってこない原因が、もしかしたらトレーナー自身にあるのかもしれません。

と言うことで、

今回は【ケガした選手を復帰へスムーズに導く!復帰が加速的に早くなる方法】についてお話ししたいと思います。


ケガした選手を復帰へスムーズに導く方法


今回、お伝えする方法を知る事で、ケガした選手をよりスムーズに復帰へと導く事ができるようになっていきます。

結論から言うと、

『キューイング』

です。


キューイングとは


キューイングとは、運動指導する際の”声かけ”のことを指します。

キューイングには、

内的(インターナル、直接的)キューイング

外的(エクスターナル、間接的)キューイング

があります。

内的キューイングは、注意を身体の一部に向ける声かけです。

例)
・サッカーだとボールを蹴る時に膝を伸ばして蹴ってごらん!
・スプリントの一歩目だと、お尻を締めて、膝を伸ばして足首で蹴ってごらん!

という感じです。

一方で、

外的キューイングは、注意を身体の外に向ける声かけです。

例)
・ボールの真ん中を蹴ってごらん!
・地面を強く押して!

という感じです。

外的キューイングの方が、運動学習効果や動作の改善には有効とされています。

また、無意識下で反射的に動くスポーツにおいて、”◯◯を曲げて”などの内的キューイングをすることが、果たして正しいのか考えなければなりません。

私自身、内的キューイングから外的キューイングに変えたことで、選手のカラダの反応や思考がどんどん変わり、復帰までがスムーズにいくようになるのを経験します。

運動学習や動作改善だけではなく、リハビリの進行具合にまで大きな影響を与えるなと日々感じています。


気をつけないと、どツボにハマる


リハビリがなかなかスムーズに進んでいないケース(トレーナー)を見ていると、

”内的キューイング”が多い傾向があります。

内的キューイングは、局所に注意や意識が集中してしまいます。

ただでさえ、ケガしている時は、痛いところに注意や意識が集中しがちで、細かい部分が気になってします。

それなのに、リハビリのエクササイズやトレーニングの最中に、内的キューイングで指導していたら、どんどん意識が局所に行ってしまいます。

その結果、その選手と話をすると、いつもいつも肘のココが、、、とか肩のココがとか、、、、患部にばかり意識がいってしまっています。

投球動作の話をしていても、膝のココがあーだの、こーだの、、、

悪循環に入り始めてしまっているなと感じています。

選手の性格的なものもあると思いますが、トレーナーも一緒になって細かい部分にばかり目を向けていると、どツボにハマっていってしまいます。

特に、長期リハビリの場合は注意です。

トレーナーや理学療法士が、痛みはどうだ?、痛みはどうだ?などたくさん聞きいたり、疼痛誘発テストを必要以上にすると選手は気にしてしまって、過敏になっていってしまいます。

もしかしたら、トレーナーや理学療法士が悪循環を作り出してしまっているのかもしれません。気をつけなければいけません。

選手に患部の事を聞き過ぎる事が良いトレーナーとは限りません。

選手の事を思うのであれば、必要以上に聞かない事も大切だと感じています。

その方が、リハビリはスムーズに進みます。


エクスターナルキューで、エクスターナルフォーカスへ


ですので、

リハビリ中も外的キューイングをうまく使って、意識を局所に向けないように、エクスターナルフォーカスにする事が非常に重要です。

トップレベルになればなるほど、細かい繊細な部分が気になってきますが、その細かい部分を意識させ過ぎないように変えていけるかが、腕の見せ所ですね。

運動学習効果や動作の改善に有効なだけでなく、リハビリを円滑に進めるためにも外的キューイングは有効ではないかと考えています。

もし、担当している選手のリハビリが停滞しているなぁと感じた方は、外的キューイングを意識してみてください。

ちょっとした声かけで、選手の意識が変わり、停滞していたリハビリが前進するかもしれません。その一助になったら幸いです。


最後まで読んでいただき、ありがとうごうざいます。
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