見て見ぬふりをしてしまった
前回の記事で、人は見て見ぬふりをする生き物だが私はそうしないように心がけていると書いた。
しかし今回は見て見ぬふりをしてしまった話。
2年前三重県に旅行に行った。
伊勢神宮や鳥羽水族館を回り、海鮮を食べようと海が見える峠道沿いの市場に入った。そこは人気の市場で海鮮丼を食べる人の行列ができていた。
もちろん駐車場もいっぱいで峠道には渋滞ができるほどだった。
なんとか海鮮丼を食べ終え、同じく峠道沿いにあるトイレ前で友人を待っていた。
そんな時目撃してしまった。
大型バイクに乗った男性が市場に入ろうと右折待ちで路上に止まっていた時、バランスを崩してバイクを倒してしまった。止まった状態で倒れたので、男性に怪我はなさそうだった。
私はその一部始終を見ており、「あっ」と思ったが私の体は動かなかった。
なぜなら頭の中でこのようなことを思ってしまったからだ。
「バイクって1人で起こせないと免許取れないんだよね?」
バイクのこと全然知らないのに、どこかで聞いたことがある変な知識が私の体を止めてしまっていた。
その人がインカムでツーリング仲間に「ダメだ、起こせないー」
と言ったのが聞こえたのだが、私は助けに行くタイミングを失ってしまっていた。
そんな時、私の近くを通った男性がなんの迷いもなく助けに向かった。
私はその人につられるように向かったが、私はもう必要なかった。
助けた男性は
「お前は何してたんだ?」と言わんばかりに私を睨みつけて帰っていった。
ほんと私は何をしているんだろうか。私は最低だ。すごく後悔している。
変に考えすぎる癖がついてしまっている。
考える前に行動できるような人になりたい。。。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?