「変愛小説集」
恋愛ぢゃなくて「変愛」だったのか。頁を開くまでわからなかったよ。
全て面白かったとは言えないけど、2人のカップルではなく、3人のトリプルの恋愛が、新しい恋愛のスタンダードになりつつある高校生たちの話「トリプル」(村田沙耶香氏)は、オヤジでもへ〜っと関心できた。3人でする、全ての穴と体液を使った行為には笑えた。
安藤サクラさんのお姉さん、安藤桃子氏の、未開の部族の村に滞在し、そこで、呪術師が、石のナイフで赤子の心臓をひと突きして、次に、娘の腹を裂き、子宮を取り出して天に掲げるという、おぞましい儀式を見るという話も面白かった。「彼らの信仰していたものは神などではなく、宇宙に存在する何か得体の知れない暗黒のエネルギー体だったように思えてならない」。なるほど。
俺はやはり、オーソドックスな話が好きな傾向にあるなぁ。
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