中国からの種子郵送の疑惑

結論

杞憂であればいいけど、
これは中国政府のSNSなどのアカウントとリアルな個人情報との紐付けの可能性がある。
杞憂であればいいのだけど。

中国の国家安全維持法

2019年から2020年の香港の民主化運動に対して、中国政府が発布した法律。
・中華人民共和国香港特別行政区国家安全維持法
とか
・IT大手も香港から“撤退” 「国家安全維持法」日本への影響は？ 「報道や研究が萎縮する可能性も」
・香港･国家安全維持法､条文で読む深刻事態
とかにいろいろと解説記事がある。

日本に住む日本人にもリスクのある法律

「IT大手も香港から“撤退” 「国家安全維持法」日本への影響は？ 「報道や研究が萎縮する可能性も」」から引用すると"外国で行った香港・中国批判も“国家転覆を扇動した”と捉えられ、中国を訪れた時に同法で国家転覆扇動罪の容疑で逮捕・起訴される恐れがある"
ポイントは
・中国人以外(日本人も含む)も対象
・中国外での活動(日本国内でのデモや批判)も対象
つまり、日本国内で中国政府を気軽に批判したり、"尖閣諸島は日本の領土" などとつぶやこうものなら、観光旅行や旅行の経由地として中国に足を踏み入れた途端に逮捕・監禁される恐れがあるということ。
こういう国外でも適用させるような法律はあまり聞かないのだが、この性質が国家安全維持法は日本人にも現実的なリスクがあるということにつながると思う。
そして、現在の中国での逮捕・監禁は、日本でもいろいろとニュースになっているが、秘密警察に逮捕されたような感じで行方不明にもなりかねないほどのリスクがあると思ったほうがいい。

中国での逮捕・拘束・監禁の現実

中国で逮捕されるということは、生死不明の行方不明になるリスクがあることに注意が必要だ。
日本の人権無視の司法制度もたいがいだけど、中国はその比ではないことに注意が必要だ。
参考
・2018/07/08 ３００人拘束、戻らぬ人も　中国「人権派弁護士一斉摘発」３年　“自白”強要、家族にも圧力
・2020/07/09 「国家の安全」人権派続く抑圧　中国・弁護士拘束5年　「国民、好き勝手に逮捕」
・2018/07/24 消えた中国の弁護士達・やばすぎる中国の現実。ネットでも話題に
・2016/08/03 なぜ中国は日本人をスパイ容疑で逮捕し続けるか

SNSなどのネット上での行動とリアルワールドでの個人情報

しかし、よく考えてみると、SNSのアカウントとリアルワールドでの個人情報との紐づけは、根本的に難しい課題の一つだろう。
ネット(SNS)上で、中国政府を批判しようが、リアルワールドの個人情報と紐づかなければ、旅行者が中国を批判していたかどうかわからないのだから、逮捕・監禁される心配はないのだろうか。

中国製SNSとリアルワールドでの個人情報

SNSが中国製であれば、SNSアカウントとリアルワールドでの個人情報との紐づけは簡単だろう、ということは想像に難くない。
この辺は国家情報法あたりで検索すれば現実的な脅威であることがわかると思う。
しかし、Twitterなどの非中国性SNSのアカウントの場合、中国政府は難儀していることでしょう。
(中国製SNSのアカウント名とユーザ名が似ている等で推定することは可能かもしれないが・・・)

いよいよ本題、種子の話

2020年現在、中国からよくわからない種子が日本だけではなく世界中にばらまかれている(郵送されている)らしい
・中国から謎の「種子」が送られてくる事件が続発
・ 米で続発する中国から謎の種子送られてくる事件 詐欺に関連か
・中国から？ 勝手に届く謎の種子　詐欺や病害虫の可能性　植物防疫事務所「届いたら相談を」
・【ゆっくり解説】海外から謎の種！？その植物絶対に植えないで！

そもそも、種子を植えたりしてはいけない

よくわからい種子を植えてはいけない(興味本位でも植えてはいけない)
・違法な種子(大麻とか麻薬系)かもしれない
・在来種を滅ぼす、危険な外来種かもしれない
ということで、植物防疫所に連絡すること

種子のばらまきはSNSアカウントとリアルワールドの個人情報を紐づけるため

ずっと昔、ストーカーがSNSアカウントを特定するため、地下通路に蟹を置いておいて、SNSに投稿させるという手法があった。
これを中国政府が行っている可能性はないだろうか。
これによって中国政府は、中国に批判的なSNSアカウントとリアルワールドの個人情報の紐づけを行っており、そいつが中国を訪れれば逮捕・監禁できると、待ち構えていることはないだろうか。
参考
・地下鉄通路にカニが落ちてた！面白がって画像投稿したら･･･ネットストーカーのワナだった
・【鳥肌】カニが落ちていたので面白いと思ってSNSに投稿したら実はストーカーの罠だった！斬新すぎるストーキングの手口にゾッとする！

参考

・アメリカへ届いたという画像。バーコードの下の例えば｢UJ(数字)CN｣、の文字列。荷物追跡番号なので、検索したらこんな感じで表示されてしまいます。もし画像をぅpする方居ましたら住所と、その部分も塗り潰した方が良さそうです。
・今話題の謎の種が中国から届く件。届いた人みんな画像アップしてるんだけどバーコードのとこにある管理番号みたいなのがどれも違う。これ、Twitterのアカウントと住所の紐付け特定＝パスワード、個人情報などの取得目的だったりするかもしれないのでSNSに種画像アップするの止めた方がいいかもです

送り付けられるものには種子以外もある

・2020/08/07 【続報】今度は中国から「謎の指輪」「謎のビーズ」などが届いた？
・2020/08/08 中国から？“謎の郵便物”今度は種ではなくマスク

その他、関係しそうなリンク

・2019/11/28 メイク動画に忍ばせた反中メッセージ、ＴｉｋＴｏｋで少女の投稿拡散
・2020/08/01 香港警察、民主派６人を指名手配　英国に逃れた羅氏ら―国安法違反容疑
・2020/06/30 インドが「ＴｉｋＴｏｋ」など中国製アプリを使用禁止
・2020/06/30 インド政府が禁止にした59の中国製アプリ
・2020/08/04 中国から｢謎の種が届く事件｣を解く有力な推理
・2020/08/05 中国からの「謎の種」、播いたら生えてきたのは......？
・2020/08/06 中国から謎の、不審な種子が届いて来た。
台湾でも九件があるそうです。実は例え台湾を経由、他国に送られたが、中国が普通な小包をフリして、わざと台湾に濡れ衣を着せられた狙いです。台湾政府、全面に審査し、封鎖すると発表した。
・2020/08/07 米、TikTok運営会社と取引禁止
・2020/08/07 TikTok・ウィーチャットとの取引禁止　米大統領令
・2020/08/07 【続報】今度は中国から「謎の指輪」「謎のビーズ」などが届いた？
・2020/08/08 中国から？“謎の郵便物”今度は種ではなくマスク
・2020/08/10 香港警察、中国批判のメディア創業者や幹部を逮捕
・2020/08/10 周庭氏を逮捕　民主活動家　国安法違反容疑で香港警察
・2020/08/10 民主派の本丸摘発が始まった香港　「報道の自由死んだ」
・2020/08/11 周庭氏を逮捕　民主活動家、「雨傘運動」学生リーダー　国安法違反容疑で香港警察
・2020/08/11 「#周庭氏の逮捕に抗議します」がTwitterでトレンド入り。抗議のうねりは日本でも「対岸の火事ではない」
・2020/08/11 香港メディア界大物の逮捕、揺らぐ言論の自由
・2020/08/11 今朝、周庭氏逮捕のニュースを見て、小学生の子が「日本の治安維持法と同じだね」と言った。日本が再びそうならないように、しっかり注目しておいてほしい。
・2020/08/11 「政治は私たちの日常生活で、私たちが社会でどう生きるか、それはすべて政治とつながる話ですから、日本の皆さんには、香港のことを見て、日本は平和だなと思うのではなくて、世界や自分が生きている社会で常に何が起こっているのかを考える意識を持って欲しいです」
・2020/08/11 中国政府、香港を共産化、容疑不明の逮捕続出…中国進出の日本企業社員、突然の逮捕に警戒
・2020/08/12 「SNSで国際社会と連携した容疑」周庭氏の一問一答
・2020/08/12 本邦では国家安全法の恐ろしさが弁護士にも共有されていないように感じるので再掲。番組紹介に記載はないが、大量の弁護士が行方不明になり、あの日弁連までが会長声明で非難した事件は国家安全法が制定、施行された直後の出来事です。
・2020/08/13 なぜ周庭さんは「民主の女神」？ 本人も「好きじゃない」日本メディアの呼び方に批判も
・2020/08/14 正直、気分はまだ回復していない。
・2020/08/14 中国べったりのEUが一転「ファーウェイ排除」に動き出した理由
・2020/08/28 中国から種子、小包ラベルは偽造 在日大使館が発表
・2020/08/31 中国、技術の海外移転規制強化　TikTok米事業売却、滞る可能性も
・2020/10/13 「BTS」発言に中国から批判　サムスンは起用広告削除
→ 中国の国家安全維持法によって、BTSさんは中国領内に入ると逮捕される可能性がでてきたと思う。
・2021/01/06 香港警察 民主派前議員ら計53人逮捕 国家安全維持法違反の疑い

以上