お産の後の穏やかな記憶
深夜1時頃に長男が産まれた後、しばらく分娩室で過ごして、産後の部屋に移動しました。
お産の後は、ホルモンの影響で興奮して眠れないこともありますが、深夜だったし、元々睡眠命な人なので、助産師さんが退出したあと、いつの間にか眠っていました。
予定日超過で助産院で産めないか不安になっていたところで、ちゃんと陣痛がきて、元気に産まれてきてくれたことに、心の底からほっとしていたのだと思います。
時々目が覚めて、小さな産まれたての長男が、ちゃんと息をしているか、何だか不安になって、様子を確認してまた寝ること数時間。
産まれた実感が少しずつ湧いてきて、「頑張ったねぇ」とスヤスヤ眠る長男を見ながら温かい気持ちになりました。
ちなみに夫は、産後1時間のチェックが終わって部屋に移動した後からすぐ、付き添い家族用に敷いてもらったお布団で、2時間のチェックで助産師さんが訪室しても気づかないほど爆睡していて(助産師さんも夫ののんきすぎる姿に笑っていました)。
そんな夫をみて、家族3人で川の字で眠れることがありがたくて、大切な存在が増えたことを感じ、また温かい気持ちになったことを覚えています。
お産の後のお部屋で、朝まで三人でゆっくり過ごした、安心しかない、静かで、温かい時間を、今でも肌で鮮明に覚えています。
お産を家族で過ごすことはヒトにとっては自然なことで、本来あるべき姿だと腑に落ちる体験でもありました。
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