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指導者が固定観念を外すススメ

サッカーだけでなく、全ての発展や上達を妨げているものの一つが『固定観念』だと思っています。この固定観念って、本当に怖いと思っています。いくつか例に挙げてお話をさせていただきたいと思います。

話を聞かない人は、経験主義からの固定観念が…

自分も経験がありますが、年長者に意見する時に、『生意気だ』と言われる時ってありませんか?立場をわきまえるという言葉もありますが、組織をよくする為に勇気を持って発言したことに対して、『生意気だ』という感情から、それを機に仲が険悪になる例は少なくないと思います。

特にある程度の地位を築き上げた人に関しては、その経験から今があると思っているので、他人の意見を聞こうとしないケースは多いですね。その経験主義って本当に危険だと思っています。木村元彦氏の著書、『オシムからの旅』にもありましたが、戦争から学んだことがあるという『経験主義』を勘違いすると、戦争を肯定することにも繋がりかねないわけです。これって本当に恐ろしいことではありませんか?

自分も過去にパワハラを受けて傷ついた反面、得られたことはたくさんあるのですが、その経験に関しての『ハラスメントを受けることで学ぶことがある』という解釈に繋がってしまうと、ハラスメントを肯定してしまうことになってしまうのです。

古き良き時代にある落とし穴

学校教育や部活動の大きな問題になりつつある、いじめや体罰に繋がるハラスメント体質に関しても、経験主義の大きな問題があると思われます。

これは指導者(教職員)の皆様も含めて、真剣に考えて欲しいことだと思っています。

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