トモヂ心の戯言~2/23 2017
最近気になる事がある。
何が気になるかというと、とある理由でいまある場所を離れている。
今私はまったくいない人間で 籍だけはそこにある。まだある状態だ。
まぁ ある理由というのがやっかい事なので ある場所からは「腫物」の様な
存在であったが 私はそこが好きだった。
そこが好きだったので 完全に隔離されたくはなかったし
細くても繋がっていたかった。
そして幸いにも私には 細い糸が繋がれていた。
そこと完全に隔離されない 細い細い糸だったが
その糸は 強靭だった。
ある時期までは・・・・・・
人の中には色んな要因で「時の流れを堰で止めてしまう」人がいる。
その人はその止めてしまった時の中にいて 淀んだ中に生きている。
そこから 出られない人もいる。
私が隔離された世界は まさにそうなるに足る世界でもある。
しかし 私の時間は流れた。
もちろん 一時堰が出来たが 何かの拍子に決壊した。
そして、流れ出した。
時を止める堰は 一度決壊しても また出来てしまう。
それは あまたの人が生きる世界では当たり前の事だと思う。
そんな決壊を繰り返して 繰り返して
あの場所から繋がっていた 細く強靭な糸が
私にはあまり 意味のないモノになってきたのかもしれないと思い
この戯言をこの日に記した。
必要のないものは捨ててしまいたい。
簡潔に捨ててしまいたい。
そんな気分になる・・・
過去はすべて今の自分に繋がっているし 今の自分を形成しているものだ。
しかし 過去はどちらかというと中身を食べてしまったお菓子の空き箱の様な部分もある。
私に限らず 空き箱を取っている人は多いのではないかと思う。
綺麗な箱だったり、いろいろな理由で・・・
考えれば 過去の中身は食し 経験やなんやらとかで
血肉になっている。
細い強靭な糸も ここまで時間を過ごした中で ただの装飾のリボンになったのだと思う
だから もう なにも欲しくないし たまに糸を引かないでほしいと思った。
それが最良である。それが今であると私は思うのだ。
ああ、あの記憶や体験は過去になった。そして 空箱になった
もう、きれいさっぱり捨てたいと思っている。