ムーンブルクの王女の物語ー帝国の逆襲ー
私がプリンを引き取って育てていたその間にも、世界は大きく動いていた。
ハーゴンの教団が拠点としていたロンダルキア高原は、ハーゴンが倒されてからは無主の地となっていた。様々な勢力が勃興し、この地域の支配権を得ようとしのぎを削っていたが、その中から「紅の王」を名乗るロットバルトなる人物が台頭してきた。彼の高い政治力とカリスマ性から、多くの勢力がその軍門に降った。
プリンが魔法ギルドの試験に合格し、一人前の魔法使いとして私のもとを巣立っていく頃には、ロットバルトはすでにロンダルキア高原を統一し、さらにはロンド大陸全体にその影響力を及ぼしていた。もともとロンド大陸には有力な国家が多くなく、長らく政治的な混乱が続いてきた地域であったので、人々はむしろ安定した政治を望んで、その支配を歓迎した。そしてここに「ロンド連合」が成立した。
こうした動きに対して、他国は警戒を強めた。特にロンド大陸の北部にあり、ロンド連合と国境を接するムーンブルク共和国はその動きを注視していた。
ロットバルトは魔法を使うことも出来る強力な戦士であり、常に真紅の鎧をまとい、自ら「紅の王(クリムゾン・キング)」を名乗った。しかし私は、彼にいつも影のように付き添う二人の人物にむしろ注目していた。決して顔を表に見せない二人はそれぞれ「スターレス」「バイブル・ブラック」と呼ばれ、強力な魔法使いと見受けられた。
事態が急転したのは、私がプリンを送り出して一月ほどたった冬のことであった。ロンド連合は、突如としてサマルトリア王国に宣戦布告すると同時に、海を渡った軍勢がサマルトリア城を攻撃した。完全な奇襲であった。
虚をつかれたサマルトリアは、ロンド連合軍が城壁を突破するのを防ぐことが出来なかった。国王であるサマルは自ら剣を取り、侵略者たちを迎撃した。ロンド連合の兵士たちは彼の強力な魔法によって次々と撃退されていったが、ついには連合軍の先頭に立ったロットバルトとの直接対決となった。
一騎打ちならともかく、強力な魔法使い二人に援護されたロットバルトに対し、さすがのサマルも勝機はなかった。そして撃退されてもなおも押し寄せるロンド連合の軍勢に対して、城を守るサマルトリアの手勢はわずかで、多勢に無勢であった。もはやこれまでと覚悟を決めたサマルは、自らの命と引き換えの禁断の呪文「メガンテ」の力を解き放った。
発動した魔法によって、ロンド連合の軍勢は壊滅的な被害を受けたものの、ロットバルトと二人の魔法使いは深手を負いはしたが命は取り留めた。しかしその隙に、サマルの子である幼い双子の姉弟は城から脱出し、ローレシアに落ち延びることが出来た。
この事態は世界を震撼させた。サマルトリア王国と同盟関係にあるローレシア王国とムーンブルク共和国はすぐさまロンド連合に宣戦布告したが、両国の間に位置するサマルトリアがロンド連合の占領下に置かれたため、すぐに反撃を行うことは難しかった。一方で、アレフガルドやデルコンダル、ベラヌールといった諸国はその旗幟を鮮明にせず、事態を静観する態度を示した。
ベラヌールにいた私は、ひそかにローレシア王国国王であるローレと何度も手紙を交わし、またムーンブルク共和国の政府の代表者たちとも何度も非公式な協議を行った。ムーンブルク共和国の代表者たちは、私に国に戻って、もう一度国を率いて欲しいと懇願した。私としてもサマルの仇を討ちたい気持ちは山々であったが、政治の世界への復帰には躊躇していた。なぜならムーンブルクの国を王政から共和制に移行させるのに腐心したのは、他ならぬ私自身であったからだ。
しかし最終的にはローレの強い気持ちに後押しされ、ムーンブルク共和国軍の特別指揮官として祖国に戻ることとした。五年間にわたってお世話になったベラヌールの人々には丁寧にお礼を述べ、戦争が終わったらまたここに戻ってくることを約束した。
私はムーンブルク共和国軍のうち、精鋭部隊から成る第三軍の指揮を委ねられた。そしてひそかに何度もローレシア王国に渡ってローレと会い、共同作戦の計画を練った。
そして二月後、いよいよ反撃の時を迎えた。ローレシア王国軍は南東方面からサマルトリアに進軍し、占領下にあった集落を次々と解放していった。一方、ムーンブルク共和国軍の主力は南の国境地帯で守備を固めるのに対し、私の率いる第三軍だけは海を越えて南方面から進軍し、サマルトリアに駐留するロンド連合軍をはさみ撃ちにした。半月ほどの戦いの後、サマルトリア全土は解放されたが、「紅の王」をはじめとしたロンド連合の中枢はすでに姿を消していた。
この勝利の勢いを借りて、ローレシア王国とムーンブルク共和国の同盟軍はロンド連合の本拠地であるロンダルキア高原に進撃した。ロンダルキア高原は急峻な山々に囲われた天然の要害であり、迎え撃つ敵軍も強力であったが、ついにはその防衛線を突破し、私たちはロンダルキア城にまで迫った。
それを出迎えたのは「紅の王」ロットバルト、そして二人の魔法使い「スターレス」と「バイブル・ブラック」であった。彼らの使う強力な魔法によって、ローレシア・ムーンブルク同盟軍の軍勢は大きな被害を受けた。そしてついに、彼ら三人と私たち二人による直接対決となったのである。
ローレがロットバルトと剣を交えるのに対し、私は二人の魔法使いに対峙した。
二人の魔法使いは、いずれもその魔法の力だけで見るなら私を上回っていただろう。しかし私にはそれを補うだけの豊富な実戦経験があった。
二手に分かれて攻撃を仕掛ける彼らに対し、私はイオナズンの魔法を二つ同時に発動させた。彼らの頭上でそれぞれ大爆発が起こった。どちらもそれをしのいだようであったが、私はすかさず一方の「スターレス」に向けてメラゾーマの呪文を放った。イオナズンに気を取られていた「スターレス」は次の矢で放たれた巨大な火の玉への対応が一瞬遅れ、深手を負った。しかし致命傷にはいたっていないようだった。
もう一方の「バイブル・ブラック」はバギクロスの呪文を唱え、生み出された真空の刃が私を襲った。私はすかさずマホカンタの防壁を築き、それを弾き返した。そうしている隙に「スターレス」はベホマの呪文によって受けたダメージを回復させた。
こちらが魔法の消耗戦を続ける間も、ローレとロットバルトは文字通り剣を交えてしのぎを削っていた。ロットバルトは剣だけでなく魔法による攻撃も織り交ぜてローレを翻弄するのに対し、ローレは魔法こそ使えないものの、魔法の剣と防具によって敵の呪文攻撃をしのぎつつ、剣による正攻法でロットバルトにダメージを与えていった。
二人の魔法使いを相手にした戦いで、私自身もダメージを負いつつ、着実に彼らの連携を崩していった。そして「スターレス」の攻撃が一歩、出遅れたところを見逃さず、その隙を狙ってメラゾーマの火の玉を叩き込んだ。「スターレス」は火だるまになり倒れた。おそらく二度と立ち上がることはないだろう。それを見て驚く「バイブル・ブラック」に次の手を打たせる前に、すかさず私はメラゾーマの火の玉を打ち込んだ。「バイブル・ブラック」の身体も炎に包まれ、断末魔の叫びとともにくず折れた。
ローレが戦っている方を振り返ると、両者ともにダメージを負いつつも、依然として剣を交え続けていた。しかし二人の魔法使いが私に倒されたのをみとめると、ロットバルトは一気に勝負を仕掛けてきた。
ロットバルトは剣に身体を預け、ローレに向かって突きの攻撃を仕掛けた。ローレはそれを受け流すのではなく、正面から受け止めた。
「ローレ!」
私は叫んだ。二人の身体はぶつかり合い、そのまましばらく動かなかった。見ると、お互いの剣が相手の身体を貫いていた。
やがて二人の身体は離れると、どちらも地面にくず折れた。私はローレのもとに駆け寄り、その身体を抱きしめた。
ローレの身体には相手の剣が突き刺さったままである。もはや私の回復魔法でも手の施しようがないことは明らかだった。
「……ムーン、ありがとう」
「ローレ! しゃべっちゃだめ!」
「僕は……愛する人に抱かれて……幸せだよ」
そう言うとローレは息を引き取った。反対側に倒れているロットバルトは、ローレの剣に差し貫かれた傷口から血が流れ出し、もはや息がないのは明らかであった。
指導者を失ったロンド連合はローレシア・ムーンブルク同盟軍に降伏し、戦争は終結した。しかし私たちが失ったものも大きかった。
サマルトリア王国、ローレシア王国ともども国王を失うという非常事態におちいったため、国の再建は困難をきわめた。サマルトリア王国の王女と王子はローレシア王国に逃れて無事だったため、形式的には幼い王子が国王として即位し、家臣団がそれを支える体制が取られた。ローレには子がなかったので、先王様が再び国王に即位されたが、その先の後継体制についてはまったく見通しが立っていなかった。
国の体制としてはムーンブルク共和国が比較的安定していたので、戦後処理はムーンブルク共和国が主体となって執り行われることとなった。しかし旧ロンド連合の諸地域は、指導者による一体性を失ったために、小勢力が乱立し、その占領統治は非常に困難であった。またロンド大陸全体にムーンブルク共和国の支配力がおよぶことを警戒した各国は、明に暗に、外交的な干渉を行ってきた。
サマルトリア王国、ローレシア王国においても、勇者ロトの子孫である王たちを失い、その一体性にほころびが生じ始めていた。それぞれの国で、有力者たちの主導権争いが目立つようになり、またもともと王国への帰属意識が低かった西部サマルトリア地方では分離独立運動も活発になってきた。
そのため、ローレシア王国、サマルトリア王国、ムーンブルク共和国の首脳部がムーンブルク共和国第一の都市であるムーンペタに集まり、会談が行われた。一月におよぶ会議の結果、ローレシア王国、サマルトリア王国、ムーンブルク共和国、そして旧ロンド連合の領域を含む国家の連合体として「ボリショイ連邦共和国」が設立されることとなった。そしてボリショイ連邦共和国の運営は、それを構成する諸国の代表からなる元老院によって指名された大統領によって行われることとなった。
すぐに元老院が組織された。そして彼らは満場一致で、私を大統領に指名したのである。
これは私にとって決して本意ではなく、正直なところ困ったことになったという思いであった。しかし客観的に見ると、今回の戦争終結の最大の功労者は私自身であり、また勇者ロトの血脈を受け継ぐ者であり、さらには元ムーンブルク王国の国王という政治経験も持っていたので、他に代え難い人材であったのは間違いなかっただろう。私は、ローレやサマルの想いを受け継ぐという意味でも、この大任を引き受けることとした。
しかしボリショイ連邦共和国大統領として歩む道は、予想通り困難をきわめた。旧ロンド連合の諸地域の混乱は収まる気配を見せず、各地で武力紛争が勃発した。サマルトリア王国、ローレシア王国の内政上の混乱も複雑さをきわめていた。西部サマルトリアの分離独立運動も予断を許さなかった。諸外国の外交的な干渉も無視出来ず、特に西部サマルトリアの分離独立運動にはいくつかの国の介入が疑われた。
こうした課題に対し、私は可能な限り、対話を重視し、軍事的な圧力を用いることを控えてきた。実際のところ、ロンド連合との戦争によりボリショイ連邦共和国が保有する軍事力は、戦争前のローレシア・サマルトリア・ムーンブルク同盟の軍事力の合計の半分くらいにまで消耗しており、戦争に加わらなかった諸外国からすれば、軍事的につけ入る好機でもあった。私は、力なき正義の無力さを実感した。
私はひとつの決意をした。そして秘密裏にその準備を進めた。そのひとつが「魔法軍」の創設である。
魔法軍は、連邦を構成する各国の軍隊とは別に、大統領直属の軍隊として組織された。その主力は、魔法の力によって作り出された人形であるゴーレムによる歩兵部隊と、それを指揮する魔法使いたちである。私はこの魔法軍を、「海底の洞窟」をひそかな拠点として三年間をかけて養成した。
その間に、元老院の一角と各国の首脳部の一部を懐柔した。
そして四年の大統領の任期も終わりを迎えようとした時に、私はクーデターを決行した。突如として人前に姿を現した魔法軍のゴーレム部隊は、元老院の議事堂と各国の城を封鎖した。そして私は、元老院の解散と、自らが最高指導者となる新たな体制の樹立を宣言した。
ここに「ボリショイ魔法帝国」が成立した。
事前に懐柔しておいた勢力によって、体制の移行は一気に進められた。もちろん各地で反抗が行われたが、すべて魔法軍による圧倒的な力によって封殺された。そして瞬く間に、帝国内から不穏分子が一掃された。
続いて私は、デルコンダル、ベラヌールといった諸国に、魔法軍の駐留を認めさせる条約の締結を迫った。表向きは、旧ロンド連合の残党の掃討と治安維持が理由であるが、実際には地政学的な支配である。これを拒めば軍事力を行使するという明確な脅迫であったが、今や帝国の魔法軍の強大さは誰もが認めるところであり、あえて抗う国はもはやなかった。
唯一、魔法軍の駐留を行わなかったのがアレフガルドである。ここは私の祖先であるロト様、そしてアレフ様とローラ姫様ゆかりの場所であり、また私の敬愛する竜王様がいらっしゃる地でもある。しかしこの私の個人的な感情が、私の判断を誤らせたことは否定出来ない。
ボリショイ魔法帝国が成立して三年がたった。もはやアレフガルドを除く世界の各地は帝国の支配下にあるといって良い状態となった。これまで大小の反抗はあったが、ことごとく魔法軍によって鎮圧された。
帝国に対する反乱分子は、唯一帝国の支配がおよばないアレフガルドへと逃れていった。そして今やアレフガルドはレジスタンスの拠点といえる状況となった。そしてレジスタンスは帝国の各地でテロ活動を行うようになった。
こうなった以上、もはや取りうる手段はひとつしかない。私は魔法軍をアレフガルドに派遣し、レジスタンスの掃討を行った。しかしレジスタンスは予想以上に手強く、彼らはアレフガルド大陸南部の自由都市メルキドに立てこもり、抵抗を続けた。聞くところによると「カイゼリン」なる若いリーダーを中心に結束し、士気が高いという。
ついに私は自ら前線に立った。メルキドの北方に陣を敷き、高い城壁に囲われた都市と対峙した。そして城門を目指して整然と行進するゴーレムの歩兵部隊の様子を見守っていた。
すると急に周囲の気温が下がったかと思うと、歩兵部隊の上空で何かが弾けた。するとすさまじい量の氷の礫が軍勢の上に降り注いだ。
ゴーレムの歩兵の足並みが乱れたところに、次々と竜巻が発生し、部隊を巻き込んでいった。よく見るとそれはただの竜巻ではなく、巨大な氷の刃が回転しているものだった。それに巻き込まれたゴーレムたちは、いとも簡単に切り刻まれていった。それが収まった頃には、もはや立って動けるゴーレムは一体も残っていなかった。
「ムーン様……あれが「氷の女皇帝」の仕業です!」
私の側に控える魔法軍の指揮官がそう告げた。しかし私はそれに応えることなく、ただ視線の先にいるはずの人物のことに、思いをはせていた。
「プリン……あなたなのね」
【解説】
・ 「紅の王(クリムゾン・キング)」は英国のプログレッシブ・ロック・バンドの「キング・クリムゾン」およびそのファーストアルバム『クリムゾン・キングの宮殿』所収の同名の曲からの引用である。二人の側近の魔法使いの名も、アルバム『スターレス・アンド・バイブル・ブラック』およびアルバム『レッド』所収曲「スターレス」の歌詞の一節からの引用である。
・ ロットバルトの名は、ピョートル・チャイコフスキーのクラシック・バレエ『白鳥の湖』に登場する悪魔の名前からの引用である。しかしロットバルトという言葉自体は悪魔を意味するものではなく、ドイツの実在の地方の領主の苗字でもある。
・ 「ボリショイ連邦共和国」および「ボリショイ魔法帝国」の名称に用いられている「ボリショイ」であるが、「ボリショイ劇場」「ボリショイ・バレエ団」で用いられている「ボリショイ」と同じである。ロシア語で「大きい」を意味する言葉であり、本来は固有名詞ではなく普通名詞なので、複数の国家の連合体としてはふさわしい言葉ということで、ムーンが選んだのだろう。
・ ボリショイ連邦共和国の政治体制は、連邦を構成する各国(ローレシア王国、サマルトリア王国、ムーンブルク共和国、旧ロンド連合)の代表者である元老院議員十五名による元老院と、元老院の決議によって指名された大統領によって統治される仕組みとなっている(大統領は元老院議員である必要はない)。元老院の議席配分は、ローレシア王国、サマルトリア王国、ムーンブルク共和国がそれぞれ三席、旧ロンド連合が六席となっており、決議は全会一致を原則とする。王国、議会制の共和国、小国の連合といった、政体がばらばらな各国をまとめるには、こうした体制が最適だったのだろう。
・ ボリショイ魔法帝国の政治体制は、ボリショイ連邦共和国とはまったく異なり、皇帝による強権的な軍事独裁政権である。帝国を構成する各国の自治権は残されているが、帝国としての政治、外交、軍事の権限はすべて皇帝が握っている。皇帝の強大な権力を保証するのはあくまでムーン個人の能力であり、まさに彼女の魔法の力を持ってしての「力こそ正義」の体制であった。もっともこれはムーン自身の権力欲によるものではなく、むしろ彼女自身は権力を忌避したいという考え方であったので、彼女にとってもこの体制は永続性のない一時的なものと考えていた可能性が高い。
・ 国と国の戦いである戦争の決着をつけるのが国王同士の直接対決というのも奇妙なものだが、日本の平安時代や鎌倉時代の「一騎討ち」のような形の戦争も、かつては珍しいものではなかった。またこの「ドラゴンクエスト」の世界では、ムーンのような人物と一般兵士との戦闘力の差が圧倒的で、極端な話、ムーン一人で軍の一個師団を屠ることも可能である。そのため「一騎討ち」は合理的な戦争の手続きと言えるかもしれない。
・ メルキドは『ドラゴンクエスト1』に登場する城塞都市。四方を壁で囲い、かつては入口にゴーレムを配置して侵入者をはばんでいた。時代が流れ、レジスタンスの拠点となった今、今度は魔法軍のゴーレム部隊の攻撃を受けようとしているの皮肉なことである。
・ 「カイゼリン」はドイツ語で「女皇帝」のことであり、「カイザー(皇帝)」の女性形である。「カイザー」の語は古代ローマのジュリアス・シーザーに由来する。レジスタンスのリーダーが「女皇帝」を名乗るのは奇妙な気もするが、ボリショイ魔法帝国の皇帝が女皇帝なので、それに対抗する意味があったのかもしれない。なおレジスタンスのリーダーは「カイゼリン」一人というわけではなく、数多くいる指導者の一人ということのようだ。
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