2021冬季コロナ禍のヨーロッパへ/フランス・ドイツ・デンマーク
2020年年明けから世界中で猛威を振るっているコロナウィルスことCovie-19。このウィルスのパンデミック(大流行)は未だ止まる事を知らない。2021年11月に確認されたオミクロン株は、その強烈な感染力により欧州で最多感染者数を記録する等、その勢いを増しているかのようである。
小生は社用の為、2021年11月2日から6週間にわたってコロナ禍の脅威に晒されている欧州に出張する機会があった。フランスのパリとストラスブールでMBA留学時代の同窓会に参加、その後はドイツに陸路で移動。フランクフルトで商談後、弊社の欧州支社があるハンブルグを経てデンマークへ。こちらでは洋上風力発電のカンファレンスでコペンハーゲンを訪問した後、実際に船上から沖合にあるアンハルト洋上風力発電所を見学。エスビアウでは洋上風力発電用ブレードやタワーを製造するデンマーク・ヴェスタス社の工場や積出港を見学。また関連産業企業訪問の為、オーフス、フレデリシア、オーデンセなどデンマーク各地の都市を訪問する機会にも恵まれた。
日本では、欧州における抱擁やキスの文化、マスクをしない国民性の為に感染が急拡大しているかのような報道のされ方だが、私の見た所、ドイツは割とマスクをしている人が多数派、フランスも道行く人の半分位はしていた。(もちろんマスクは地下鉄に乗る時以外は強制ではない。)入店の際はマスクをしてほしいという店もあったが、数は多くなかった。一方でデンマークと隣のスウェーデンのマルメ市ではほとんどマスクをしている人はいなかった。同じヨーロッパでもずいぶんマスクに対する考え方が違うように感じた。とは言え、オミクロン株の発見や感染者数急増で私の滞在していたデンマークも12/1から地下鉄やバスなど公共空間でのマスク着用が義務化された。
私は日本で既にモデルナ製ワクチンを接種していた為、フランス政府が発行するEUデジタルパスポートを事前に取得する事が出来た。これを自分のスマートフォンに入れておいて、電車に乗る際、レストランやカフェ、店に入る際に提示をするという仕組みだ。何らかの事情があってワクチンを接種出来ない人は数日おきにPCRか抗原検査を受けて陰性証明書を持ち歩かなければならない。とは言え、時々厳格にチェックしていない店もあるのが事実か。
帰国してからは成田空港近くのホテルで6日間、その後、自宅で8日間隔離の憂き目にあった。帰国便に乗機前1度、乗り換え先のアムステルダム空港でもう1度、そして成田着陸後にまたPCR検査を受けていずれも陰性だったのにも関わらずの隔離であった。この鎖国状態もいずれ解消されるのだろうか。
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