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ELECFREAKS micro:bit Smart home Kitを活用した学びのプロジェクト

2月に深センでお世話になった渡辺先生がnoteに書かれていた、ELECFREAKS micro:bit Smart home Kit。教えてもらい、そのキットのコンセプトや使いやすさに触れ、即仕入れてしまいました。実際にこれで学びをつくっていくとしたら、どんなプロジェクトが作れるか、考えてみます。

キットの詳細に関しては渡辺先生のnoteを御覧ください。

キットの中身

キットの内容は下記の通り。

写真上段左から、OLEDスクリーン、破壊センサー(スイッチ)、三色LED、光センサー、音センサー

写真下段左から、土の湿度センサー、モーター、リレー回路、センサービット(マイクロビットとセンサーをつなぐボード)

ポンプ、サーボモーター、そして電池ボックス

こんなに豊富に入っていて、価格は大体5000円くらいです。マイクロビットとあわせても、8000円以内くらいで手に入ります。

Smart Home Kitを活用するプロジェクト

今回は、45分を6回分のプログラムとして、考えたいと思います。

ここで、ただシンプルにSmart Homeにしよう!としてしまっては、一回性の学びで終わってしまい、なんとももったいない。ここまでのセンサーを活用するならば、いろいろな方向性が考えられます。今回は、身近で困っている特定のひとり、をイメージしてその人の課題を解決するプロジェクトを考えます。

【案】身近で困っている特定のひとりを助けるプロジェクト

「身近で困っている特定のひとりを助ける」というミッションがあるならば、プロジェクトとして始めることができそうです。例えば、キットを一人一つ手に入れることができるような場合には、一人ひとり、いちばん身近な人(父母、祖父母や父や兄弟姉妹など)を思い浮かべてその人が最近困っていそうなことを想像してみることから始めます。

0.いちばん身近な人ひとりが困っていそうなことを考えよう
1.実際にその人にインタビューして困っていることを聞き出そう
2.その人の困っていることとSmart Home Kitをつなげてみよう
3.工作とプログラミングで困りごとを解決する便利アイテムを作ろう
4.一度使ってもらって、フィードバックを貰おう
5.フィードバックを参考にして、完成させよう

プロジェクトの流れをシミュレーションしてみよう。

例えば、植物をよく枯らせてしまうお父さんのために、必ず一日に一回お花に水をあげてくれる機械をつくるとしましょう。

まず、お父さんに質問してみたところ「植物が好きなんだけれど、みずをあげるのを忘れてしまって、枯らせてしまう。だから、そこをなんとかしたい」という問題をインタビューしてきくことができました。

こうなった時まず真っ先に思い浮かぶのは、micro:bitとポンプをつないで、水を1日おきにあげるようなデバイスをつくることです。

実際に作るには、水を入れておくためのちいさな水槽(もしくはコップ)を用意して置かなくてはなりませんね。1日おきに動くようにプログラミングすることも必要です。ここまでは思いの外用意することもそんなにないので、あっという間にできてしまうはずです。

しかし、お父さんに実際に使ってもらうと「自動でできるのはいいんだけど、これじゃ植物を育てる楽しさがないや」というフィードバックを得ることでしょう。かならずしも、全自動にしてしまえばよい、というわけではなさそうです。

そこでひと工夫。お水を挙げられるのはいいのですが、トリガーとなるものは全自動ではなく、半自動にするのが良さそうなことに気づいてきます。そこで、あることをひらめきます!

「きっとお父さんは毎日植物に話しかけてお水をあげているに違いない。じゃあ、話しかけたら水をあげられるようなマシンをつくろう!そして、土の中の水分量が少なかったら、警告を出すようにしよう!」

これで、入力としては、「土の湿度センサー」「ノイズセンサー」を使うことができ、出力としては「ポンプ」と「スピーカー」を組み合わせることができます。

今回のプロジェクトでのポイント

今回のプロジェクトでのポイントは、下の3つです。

1.特定の身近な誰かを思い浮かべることでイメージがより具体的になる
2.その身近な誰かに実際に聞いた課題とキットでできることをつなぐ
3.一度つくったものを使ってもらって「感想」を聞いて改善する

以上の3ポイントです。一度つくって、使ってもらって感想を聞くことで自己満足じゃない「プロジェクト」として成立させることができることでしょう。

最後に今回の学びをまとめてプレゼンテーションしても良いでしょう!

ただ続けることを目的に、毎日更新しております。日々の実践、研究をわかりやすくお伝えできるよう努力します。