深セン柴火創客教育(Shenzhen Chaihuo Maker Education)の洗練されたキット
深センを訪問した時、友人のつてで、深セン柴火創客教育(Shenzhen Chaihuo Maker Education)を訪問させていただきました。Shenzhen Maker Faireなどの運営などされているNanaさんにお休みにもかかわらずアテンド頂き、中国で行われている創客教育(Maker Education)についてお話を伺い、実際に開発されているキットについても見せていただいたり、今後日本に展開する際になにか協力できないかというお話をしてきました。
Nanaさん、本当にありがとうございました。
中国のスタートアップでプログラミング教育、といえばCodeMaoですが、CodeMaoは中国版Scratchという具合で、ものづくりをしながらプログラミングを学んだり、電子工作をしたり、というものではありません。
柴火創客教育では、5歳〜15歳以上までにわたる、創客教育のカリキュラムを学校に提供している会社です。「教具箱」と書かれたキットボックスを提供し、そのツールボックスを活用して学びを支援します。
3Dプリンターや、Arduino、Scratch、Grove Zeroが同梱されている教具箱は、単純にキットだけが入っているのではなく、プロジェクトを進められるように、教員向けのガイドや、材料、工具などまで同梱されています。
日本の教育業界と同様で、「コンテンツ提供側が行き届いたキットを提供しなければ学校の先生は使うことは難しい」とのこと。定期的に教員向けの研修も行っていて、今は研修講師を育てている、ともおっしゃっていました。
早速、柴火創客教育のキットを私も仕入れ、試してみました。今話題のmicro:bitとGrove Zeroを組み合わせ、ライントレースまですることができる大変素晴らしいキットです。
中身には、ライントレース用のセンサー、キャタピラ、そしてバッテリー・スピーカー・LEDが組み合わさったmicro:bit用のシールド、四色のペン、USBケーブル、そしてステップに分かれた3つのステージが書かれている紙が入っています。
micro:bitのバギーは結構大きいものが多く、ここまで小型で高機能にする力に感動しました。実際に動かしてみた映像は下記の通り。
めちゃくちゃクオリティの高いこのキット。子どもたちとこのキットで遊びたい!!