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micro:bitやhalocodeでつまづく「モーター」の制御

micro:bitやhalocodeは、LEDライトを点滅させたり、圧電スピーカーを使って音を鳴らしたりと、プログラムしたことをカンタンに試してみることのできる楽しいプログラミングツールです。

特にこれらのマイコンボードでは、工作をすることで、更にアレンジの幅が広がり、面白さも倍増します。


だけど、やりたいのに、安価で(つまり、特殊なキットを使わないで)実現することが困難なのは、モーターの制御です。

モーターには様々な種類があります。

1.サーボモーター

2.DCモーター

3.その他

1.サーボモーター

サーボモーターとは、特殊なギアによって「動かして角度を固定させる」ことのできるモーターです。

サーボモーターは比較的制御がしやすく、micro:bitそのままでも行けます。

ただし、回し続けるためには、たくさんの電力が必要となるため、

車を走らせたりするためには向いていません。

2.DC(直流)モーター

ミニ四駆などの車の模型によく使われるモーターはこのDCモーターである場合がほとんどです。

電流を流すとその流れ通り一方向にしか回ることができません。

ミニ四駆やラジコンなどの駆動部に使われるのがこのDCモーターですが、

動き始めるために必要な電流の下限に満たない限り、モーターを駆動させることができません。

ちなみに、micro:bitの3V出力の電流は、計測した所20mA程度に対して、モーターを駆動させるために必要な電流はだいたい700mAと、35分の1程度です。

多くの場合は、モータードライバーを使って、DCモーターを駆動させます。

(サヌキテックネットさんのサイト)


3.その他のモーター

他にも、電気自動車に使われているものから、携帯電話の中にある振動子まで、モーターは様々な場所で多用されています。


特にステッピングモーターの凄さは3Dプリンターを活用するようになってから気付きました。

細かい制御まで行うことのできるステッピングモーターはすごい!

(ちなみにこちらも電流がたくさん必要です。)

まとめ「電流が足りない!」

micro:bitやhalocodeから出力される電流の強さが弱いため、モーターを回すためには、

・もう一つ電源を取り付ける

・その電源で動く/動かないを制御する信号を送るためにmicro:bitを用意する。

・信号を受けて、モーターに電流を流す/流さないを決める。


この一連の動作ができて初めてモーターが動きます。

もしガチでやるとしたら、モーターをキット無しで動かす方法を考え出せばできるはず!どなたか猛者がきっとやってくれるに違いありません。

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山﨑智仁(Tomohito Yamazaki)
ただ続けることを目的に、毎日更新しております。日々の実践、研究をわかりやすくお伝えできるよう努力します。