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相手の課題にも、自分らしさを求めてはいけない
最近考えていた事がある。
「自分らしく生きたいけど、その都度人と衝突するのも嫌だな」
と、書き出してみるとなかなか甘ったるいことやら…。
けど、なんか上手く線引きできないかな、腹落ちする考えはないかなと考えていて、昨日浮かんだ事があった。
**「自分の課題については自分に素直に純粋に生きて、他人の課題には自分らしさを持ち込んではいけない。」 **
という事。
考えてみれば至極当たり前だった。
自分の問題に対して、他人が急に自分らしさ満載の意見をぶつけてこられても、気持ち良くは無い。(少なくとも今の自分の心の広さだと)
自分の課題に対しては、最終的な責任は自分が負う事になるのだから存分に自分らしく純粋に生ききればいい。
他人の課題に対しては、その人の課題である事とその人の考えを尊重して対話をする。思いやりだ。
あーなるほど。
僕がコーチングを学び始めの本当に初めのトレーニングで課した課題があった。それが
「クライアントの主題を尊重する」
だった。
その時は正直感覚的によくわからなかったし、それをトレーニングのリーダーにも伝えた。
その時はポツリと
「いい課題にしたわね。もしかしたらこれが1番大切な事かもしれない。」
なんて事を言われたのを薄らと覚えている。
結局この課題とはトレーニングの3日間を共にしたのだが、結局良くわからずじまいだった。
だけど今は理解の入り口に立てた気がする。
そして入り口に立った今、今までの自分が恐ろしく愚かだった事に気づいて恥ずかしい。
普段自分は「自分の課題」夢中で仕方なくて、誰かといる時にもふとすれば「自分の課題」だけに思いふけってしまう。
立ちが悪いのが「これは自分が正しい」と一度でも思ってしまうと、相手の考えや課題の尊重を頭に入れる隙間がなくなってしまう。
もちろんコーチとしてコーチングをしている以上、セッション中にそうなる事は少ないが、経験値の高いプロコーチ達は、普段のふとした会話から「相手の課題」にコミットメントして、さっきまで話していた「自分の課題」をスッと違和感なく仕舞う事が上手い。というか自然すぎて当たり前になっているのだろうなとも感じる。
目指すとこはそこだ。
そしてその根底は相手への思いやりと尊敬なのだろうと、改めて意識させ頂いた。
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