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借金100万円大学生が起業半年で史上最年少のプロバレーチーム経営者になり、1年半で3社経営する起業家になるまでのリアルな話。僕が成功者達から学んだ「起業したいけど出来ない」全ての人に読んでほしい世の中の本質の話。
2年前、起業前に知っていたら良かったことを、リスクをとって学んだ話を1000分の1のリスクでお届けしますw
(僕のやってることはこちらにまとめています。)
きっかけは、僕の友達が出会って1年ちょっとで2億円くらい実績が出たことをさらっと報告してくれたこと。
単純に嬉しいなと思ったのと、自分の周りで数百〜数千稼げたという人が意外といるので、これって再現性高いのかな?と思い。
その理由を考えてみると、自分が2年前起業する前から知っていたらよかったことがそこには詰まっていて、当時の自分のような人に知ってもらえたら良いなと思いました。
そのために、僕という人間とその周りで何でそういうことが起こるのかを自分なりにまとめてみました。
長くなるので目次で整理しておきます。
プロローグ 自分。-幼少期〜大学生。器用貧乏な僕と起業家精神の根本-
第一章 起業。運命の出会い
-就活逃避、休学から起死回生の起業までの話-
第二章 お金はすぐ溶ける。
-起業してすぐ通帳が4万に。起死回生の一手は顧問業にあり-
第三章 プロスポーツチームへ。
-一社目潰れそうなのに二社目起業。プロスポーツチーム経営へ-
第四章 鬱。
-事業が上手くいかない。社員がフライアウェイ-
第五章 三社目はNo.3。
-ステップアップ。メダリスト、日本代表などトップアスリート200名以上の会社のNo.3に-
第六章 いきなりフケーキ(不景気)。
-プロスポーツチーム再建に向け2000万の借金。そしてコロナ、、、-
第七章 本質。
-思考は実現する。そしてその方法が分かった。-
第八章 Challenge for 2030。
-これからの挑戦と野望-
エピローグ プレゼント
-最後まで読んでくれた人に感謝を込めて-
自己投資が大切、信頼を貯めよう。言葉では分かる。そういう人が成功してるのも分かる。でも実感がない。誰か代わりに見てきてくれないかな。
この記事は文字通り命がけで人生をかけて自己投資をして得た実感値を、飲み会に一回行く値段でお伝えできたらと思います。
飲み会が中止になった日に軽い気持ちで読んでくれたら嬉しいです。noteにしては高い。自分で人生かけてリスク負って知るよりは安い記事になっております。それでは。
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「起業したい!」
そう思っている人は世の中に5万といると思います。
「何十億円調達!!」「Z世代の新生!」「某有名企業が出資!」
などなど起業家を煽るニュースを見ては
「自分とは何が違うんだ」「圧倒的な差がある」「いつか自分も」
そう思って、Youtubeばかりみて、一歩踏み出せずに起業しないまま一生を終えます。
僕も正直、そうなりそうでした。ただ、実際にはそうはなりませんでした。
この差ってなんなんですかね?
おそらくほとんどの人がこの差を理解せずに自分で限界を決めています。
はじめに断言しておきます。
僕はビジネスの天才でもなければ、ITに強いわけでも、マーケティングの専門家でもありません。起業するための特別な勉強は特にしていませんしそれに意味があるとも思ってません。
ただ、他の人と唯一違う僕の強みは、なぜか「最近、思ったことが全部実現する」 ということです。
この記事では、よくある起業ノウハウや上手くいった人の綺麗な起業ストーリーではなく、運で上手くいったことや、未だに全然うまくいってないこと、元も子もない話まで含めて、起業するまで、そして起業してからのプロセスや成功失敗要因が分かるようなリアルな話を書いていきます。
プロローグ 自分。
-幼少期〜大学生。器用貧乏な僕と起業家精神の根本-
東大生に対するよくある質問「小さい頃からめっちゃ勉強してたの?」「親が勉強熱心なの?」「親が高学歴なの」
答えはすべて「No」
宿題はちゃんとやっていたけど、小さい頃は、お姉ちゃんと毎日外で日が暮れるまで遊んでました。何時間も崖を登ったり、友達とポコペン、ケイドロ(呼び方に地域差がありますが)を延々としてました。
習い事はサッカー、テニス、水泳、ゴルフ(ほんの少し)、くもん(2ヶ月でつまらなすぎて辞める。もはや苦悶w)ひたすら運動、運動。やらされたわけではなく、好きだったからやってました。
その甲斐あってか、特別目立ったスキルはなかったけど、なんでもそつなくこなすようにはなりました。
これは大人になって調べたのですが、脳ニューロンの網目があらゆる新しい刺激を受けることで複雑になり、結果として情報処理能力などが高まっているということなので幼少期の外で遊び回ることはかなり合理的みたいです。
親は成績には本当に無関心で通知表もみたことあるのかな?くらい。
とにかく社会常識と気配り、思いやりそこだけは徹底的に仕込まれました。
あと、とにかく褒めて伸ばす教育方針だったのか、常に家では兄弟揃ってその日にあった自慢話大会。
今思うと僕の今があるのはこの教育方針のおかげによるところがかなり大きいです。「人当たりのよさ」「あらゆる年齢とのコミュニケーション力」「自己肯定感の高さ」「自分への自信からくる諦めの悪さ」これは起業してから窮地を乗り越える上で死ぬほど役に立っています。
↑人脈を増やしたいと思っている人はこのスタンスがめちゃくちゃ大事です
ということで、僕の親ガチャは割と当たりでした笑
じゃあ、成人してしまってるからもう無理じゃんというのは半分正解で半分不正解です。
はじめに述べたとおり、ラッキーな部分を隠してもしょうがないのでそこは親に感謝しかないです。人格形成に与える親の影響は計り知れないので。
ただ、運というのは全ての人に巡ってくるけれどそれを掴むアンテナがあるかないかで運にならないことが往々にしてあります。
もしかしたら、学校の先生ともっと仲良くしてたら教え子が有名な起業家や芸能人だったとか、一人親という繋がりで同じ境遇の人から出資してもらえたとか、要はものの捉え方次第で、親の仲が悪くても反面教師としてたくましく生きている人もいます。
話を戻すと、僕はなんでもそつなくこなすけど、尖った能力はない割とよくいる平凡ちょい上の人間でした。だからこそ、サッカーだけは誰にも負けない子とか絵が圧倒的に上手い子とか、
一芸に秀でている人には強烈な憧れとリスペクトありました。
だからこそ、大学受験は頑張れたのかもしれない。
この憧れは大学に入っても拭えず、インターンをしても人よりはいい結果を出すけれど、結局場所を変えても組織の中でそこそこ優秀でちやほやされるだけで自分の中では納得がいかない。
このまま続けていても、何者にもなれない。
当時インターンで、ビジネスメール、テレアポ、資料作成、エクセル、パワポのスキルだけが無限に上がっていき、これなんの役に立つのかなとおもってました。
自分に自信はあって、何者かになれる確信だけは中学の頃からあったけどそれがいつなのかモヤモヤしていました。
おそらく、これを読んでいてまだ起業していない人も少し同じ様な節はあるのじゃないでしょうか?
そんな状況の中、大学3年になり周りの流れで外資系就活を始めるのです。
第一章 起業。運命の出会い
-就活逃避、休学から起死回生の起業までの話-
外資系就活は大学3年の4月には始まり、みんなが対策塾にいったり、フェルミ推定で全国の郵便ポストの数を推測したり、グループディスカッションで論理的思考力をぶつけ合います。
ぶっちゃけ今思えば笑えてきます。
なんでポストの数数えんねん。google先生に聞けや。
グルディスのお題ざっくりしすぎやろ!入社してから「JTBの利益を上げる方法を考えなさい」「はい、では3C分析を用いて考えます(ドヤッ)」なんて言われないし、やらないわ。
てかその裁量新卒にないやろ。
とツッコミどころ満載の就活でしたが当時は真面目にやろうとしてました。
僕はスポーツビジネスに関わりたいという思いで、外資系企業からヘッドハンティングでスポーツチーム経営へというのをイメージしていたのですが、
就活が進むにつれて、実際に社員の人に聞いてもそんなルートは運でしかなく、セカンドキャリアをまともにイメージしてない人ばかりで、就活しても意味がないという思いばかり増していきました。
外コンは保険で受かっとくには難易度が高く、真剣にやるには気持ちが乗らない。
そして、逃げました。能登半島に。物理的に。
自動車免許を一ヶ月取りながら、日本海の際の一泊2000円の民泊に。
帰ったら何しよう。自分が成功するには何をすればいいのか。そこで2つ答えを出します。そんな大層なものではなく漠然とですが。
●東大受験の成功体験を起業でも再現しよう
●等身大の目標に変えよう
これがわりと上手くいきました。
まず、僕が東大に受かったとき、家計がかなり厳しく自宅浪人、私立は受けれないというまさに背水の陣。そこで、僕は金銭的に自分を追い込み起業に期限を設けようと思いました。
休学して奨学金をストップ。バイトとインターンを全て辞める。取り敢えず副業スキルを付けようと誘われたのを機に、40万円借りてプログラミングスクールに。カードを使って生活費を賄う(カード2枚フル使用で60万円)
貯金0円。3ヶ月でお金が尽きる。自分の3ヶ月という時間を買うために約100万円の自己投資をしました。
そして、これまで、「日本のスポーツの市場規模を10倍にする」という夢を話して起業しようとしていたのを辞めて、「父親へ恩返しする、ウィンブルドンでトレーナーをするという父の夢を叶える」という目標に変え、スポーツトレーナーの支援をする事業をすると決めました。
IPOやバイアウトも見えない、お金にならない
と周りの経営者に言われ、もっと稼げる事業やりなよと勧められましたが、そういう人ほど事業に投資はするけど、人には投資が出来ない典型的な搾取型の投資家でした。
そこから、どうやったらお金が作れるか分からず、副業サービスに登録したり、就活イベントなどを開催しまくって学生と経営者を呼んだり、アクセラレータープログラムに参加したり、交流会に参加して最年長者に話しかけたり、とにかく自分の可能性に投資してくれる人に出会えると信じて出来ることをやりまくり、会った人に自分の今のもがきや、やりたいことを話していました。
そして、ついに出会うのです!!!!!!!!!!!!!
男気でチャンスをくれ、僕に110万円を投資してくれる運命の人に。
つまるところ、僕がこの人に出会えて、起業できたのは2つ理由があります。
一つは、出会いを引き寄せる行動を無意識に出来ていたこと
二つ目は、理屈より行動を優先出来たこと
これから話す、①〜⑥全ての行動のどれかがかけていても、出資してくれる人には出会えていませんでした。つまり日頃の行動スタンスが結果的にチャンスを引き寄せているのです。
これを後に「計画的偶然性理論」だと知るのですが。
ここは結構肝なので時系列にそって話します
時は大学1年生の冬にさかのぼります。
僕には2歳上の姉がいるのですが、海外インターンにいったり経営者人脈があったりと一歩先をいっていました。そんな姉から面白い人がいるからイベントいってみなと言われます。
①金額は4000円。大学1年生からすると結構高いイベントだったのですがとりあえず行ってみることに。(まずこの時点で結構な割合の学生が行かずにチャンスを捨ててます。感覚だと8割くらい。自分より先を行っている人になにかに誘われたら、何か意図があります。)
②そこでハーバード大学PLD(MBAの上)をアジア最年少で修了した日本人の方が公演をされていて、なんとか名前を覚えてもらおうと公演後その人の本を入り口で買って真っ先にサインを貰いに行きました。(本能なのか、幼少期に次男として培った容量のよさなのかは分かりませんが何故かそうしてました。)
③その後何回かその人のイベントに行き、顔を覚えてもらい。3年生の夏ごろに少人数イベントに誘ってもらいました。(目上の人は一回あったくらいじゃ覚えてくれません、ただ、人は2,3回顔を合わせていると謎の親近感が生まれます。狙った獲物は3回は会え!)
④そして、大学3年の11月下旬、学生でその人を誘って忘年会を開こうという話になり自分が誘うことになりました。(ここでも人任せにしてたら今の自分はないと思うとゾッとします)
そしたら、忘年会ではなくクリスマスパーティにしよう!三木くんやってと
学生と経営者を集めてその人の公演イベントもすることに。講演料は30万だから学生8000円、社会人15000円。2週間ちょいで50人。
え??普通に無理じゃね笑
しかも集める学生は、数千万稼ぐ起業家やNASA帰りの学生、モデル、ビジコン日本一、東大医学部、大学2年で司法試験に受かる神童など当時の僕からすると格上で、その人にかなり高めのお金を払ってイベントに来てもらう。かなりのハードルでした。
正直無理だろうと思って10人くらい集めて、これでも割とすごいだろうと辞めかけてたのですが、その人から関連しそうなfacebookグループ探して全部にメッセージ送ったか?ビジコンに行ってスカウトしたら?知り合いの経営者全員に連絡した?と前日まで集めることへのこだわりを徹底され
⑤ビジコンに行っては優勝者を誘うなどしてなんとか2週間で学生を集め、その学生のリストを元に経営者を誘いました。(言われたことは素直にやる、結果が出てないのは自分の努力不足なので執念でやりきる。)
今思えばただのイベントだけど、理不尽なほどむちゃな状況下で何が何でも結果を出す、自分で限界を決めずゼロからアイデアを次々と考えて執念で達成するというのは間違いなくこのイベントで鍛えられました。これがリアルにシリコンバレーで成功する人のこだわりでした。
そして、そのイベントに来てくれた経営者の中に運命の人がいました。
とはいかず、その運命の人の代理で来てくれた人がいました。
⑥後日、代理の方から本来呼んでいた経営者の人を紹介していただき、お会いしました。(最後のハードルw可能性を自ら捨てない)
そして出会って、10分くらい話をして。
「いいよ、出すよ」 出資するよ
え、こんなにあっさり?
正直ほっとした。ただ、すごく迷いました。なぜなら株式を過半数持たれるという条件だったからです。
スタートアップの知識はあったので、株を過半数持たれる意味はよくわかっていましたし、周りの経営者には10人中10人反対されました。何十億も稼いでいる人にも。
ただ、一つ肝心なことに気づきます
じゃああんたが出資してくれよ
だって、そうですよね。正論を言って止めてるけど、辞めたからといって現状は何も変わらない。ただ停滞するだけ。お金は今月尽きる。
会社なんて失敗したらいくつでも作ればいい、お利口になるより一ヶ月後に少しでも変化していることのほうがよっぽど価値があると思いました。
最悪、お金を溶かしても経験になる。自分がいなければ回らない事業なら切るほうが投資家としてもリスク。と色々と自分を納得させる理由を考えました。
ただ、最終的には「人」で決めました。
フィーリングでこの人は騙さない。事業価値ではなく僕という人間に投資してくれるということが嬉しくて、最悪、騙されてもいいかなと思ったのが決め手です。
結果として、大正解だったのですが。
正直、今思うとすごく合理的な選択です。
事業価値が高いビジネス、ある程度サービスが進捗している場合株式を51%以上渡すのは危険です。なぜなら成功確率が高いから。
ただ、僕のようにサービスがなく人しかいない状態は99%失敗して1%くらい上手くいくのが普通です。であれば成功した時に揉めるリスクより、そもそも失敗するリスクのほうが圧倒的に高い。→やらない方が機会損失
基本的に皆さんは起業するために、本やYoutube、経験者に聞くといったお勉強をします。でも大体、正論、一般論しか出てこないのでそれに当てはまらないものを拒絶します。
大抵のアクセラレーターや起業支援する人たちは口は出すけど、お金は出しません。個人的には意味が分からないです。
お金を使ったことのない学生に空想でシュミレーションさせるより、一回使わせたほうがよっぽど学びになる。その機会を提供させる度量がないなら上辺だけの支援はしないほうがいいと思っています。
そしてもう一つ大事なことは
一見怪しいけど、本当に下の世代に残すこと、応援することに喜びを感じる素敵な大人は割といます。
そう思えてない人はまだ、そういった良い人達の輪に出会えていません。
怪しいと思うのは自分の理解を超越しているから。斜に構えている理屈人間にチャンスは来ない!
もちろん、優秀な学生から搾取しようとしている大人は沢山いますし、僕もそういう大人に一時騙されていました。
ただ、一度いい人たちの輪に入ると周りに同じマインドの人達しかいないので頑張った分応援してくれる、そして上手く行ったらまた次の世代に返してあげてという考えなのです。
こうして、僕は間一髪で起業し、お金もスレスレで尽きることなく起業人生がスタートします。
第二章 お金はすぐ溶ける。
-起業してすぐ通帳が4万に。起死回生の一手は顧問業にあり-
なんとか起業出来た僕ですが、最初の3ヶ月は全く売上が上がりませんでした。それはそう。だって、儲からない業界にあえて突っ込んでるんだから。
またたく間にお金は溶け、3ヶ月で通帳が4万円になりました。5月末。これはもう終わったか。
こうなったら事業は何でもいい。お金を創る手段を考えよう。
そこで始めたのが顧問業です。
え?!学生起業家、経験ゼロが顧問業?出来ないでしょ
というのが普通です。僕のオーナーが顧問業をやってるのですが、オーナーと話してるときに「みっきーも出来るでしょ。今まで大人に搾取されてただけでやってること普通にお金もらえるよ」と
そこで、救世主が現れます。今も顧問をしている会社なのですが、僕のことを中学校から知っている社長が向こうから訪ねてきて事業を手伝ってほしいと言われました。
まさに顧問チャンス。そしてあっさり顧問に。
この会社には今でも本当にお世話になっています。正直これは親が築いていた良い人間関係が僕の代になって花開いた形なので僕の力半分、親の力半分です。これは僕の起業が上手くいったラッキー要素です。事業が立ち上がるまでのキャッシュエンジンがしっかり出来たからです。
さらに、昔お世話になっていた英語塾から一通のメールが。人手不足と
顧問チャンス。そして契約
さらに、当時の副社長がwebマーケが出来たので、ガンガンテレアポ。
そしたら、老舗内装会社が反応。
顧問チャンス。そして契約w
わずか数週間で3件とれた。一気に売上月80万。まさに起死回生。
これまでの人脈があったのでビジネスチャンスになりそうなマッチングをするのは正直簡単でこれにそこまで価値があるとは思ってませんでした。
粘り強さと方法にこだわらず、売上と利益を出すという本質に立ち返って会社を盛り返しました。
また、顧問以外にも東大生採用支援もしました。今までほぼ無料でやってたのですが。これも搾取されてたことに気づき今までやってたことを、お金くださいといったらあっさりみんなお金を払ってくれる。
どうやら大企業でも一人で東大生を50人集めたり、一回のイベントで無名ベンチャーに東大生インターン15人応募したりというのは不可能らしい。これを工数1日でさらっとやって3万とかで当時やってました。相場を知ってたら軽く100万、200万はもらえるよこれ、、、
いままで、どんだけ搾取されてたんだ、、、
能力は何も変わってないのに強気の交渉をしたら急に簡単にお金を稼げるようになった。これが交渉力か。
こうして、起業3ヶ月で潰れかけたのですが、またもや起死回生の一手で一ヶ月後には毎月100万円以上稼げるようになりました。
会社が生き延びていれば事業はだんだん成長していきます。それまでにキャッシュアウトするから芽が出る前に会社が潰れてしまう。
学生起業家は綺麗に稼ごうをしている人が多い気がしますが、実態は死なないやつが最強。売上と利益だしてなんぼの経営だと思います。
第三章 プロスポーツチームへ。
-一社目潰れそうなのに二社目起業。
プロスポーツチーム経営へ-
そして、2019年6月。
まさに、倒産を免れた直後です。
またもうちのオーナーからチャンスをもらいます、バーで会話の中でさらっと、スポーツチームがあるんだけどやる?やりたいって言ってたよね?と
「はい、やります」
「史上最年少のプロスポーツチームの経営者の誕生です。」
これをラッキーと思うか、必然と思うかは人それぞれですが。
実際、トレーナーの支援をしていて、結局トレーナーを雇う選手もチームもお金を持ってないからスポーツチーム経営を変えないと駄目だと。自分ごとでスポーツチーム経営をしようと考えた矢先の話でした。
普通はありえない。スポーツに関わりたくても参入障壁が高く、一生関われない人がほとんどで、一年前の僕はスポーツチームの経営にかかわりたくて外資系コンサルを受けていたのに、思わぬ形で最速で夢に到達したのです。
思ったことが叶う感覚がつき始めたのはこれがきっかけかもしれません。
でも、これ僕が起業したときと状況一緒じゃないですか?
個人の借金で死にそうななか、なんとか執念でクリパを開き投資者に出会って起死回生。
→会社が潰れそうだったけど、執念でなんとかお金を作り、それを評価したオーナーからチャンスをもらって起死回生。
極限状態を乗り越えた先には何かがあると本気で思っています。普通の人が諦めるところで絶対に諦めない。絶対に。
チャンスは然るべき人のもとにふってくる。なぜならそれは人が与えるものがほとんどだから。意味が分かりますか?
チャンスは貰う側からするとコントロール出来ませんが。
チャンスを与える側からするとコントロール出来るんです。
これがものすごく重要な気づきでした。
冒頭で述べた。
「何十億調達」「サイバーが出資」などなど輝かしい実績は
一見華やかに見えるけれど、実際は有力者がチャンスをあげたに過ぎないと。
そういう人たちがすごくないと言っているわけではありません。
大切なのはそういう人たちとその人達にあこがれている人たちの間にそこまで大した「能力」の差はないということです。
違いは、チャンスを与えられる人間かどうかです。人間性です。
自分も有名投資家からの資金調達を経験しているので何となく彼らの投資スタンスは分かりますが、ほとんど人間性しかみていません。
何十億投資してもらって売上がまだ出てない経営者よりも、一人企業で年商3000万のオーナー社長のほうが生活は間違いなく裕福です。投資してもらうより、売上と利益を出すほうがよっぽど経営者としては有能です。
しかし、ほとんどの人がメディアの見せ方に踊らされて、勝手に成功者を神格化して自分には能力がないからと諦めます。
もったいなくないですか?今この記事を読んでる人と僕の能力には差なんてほとんどないと思います。僕より優秀な人はめちゃくちゃいます。
ただ、周りにいてくださる人やチャンスの量は圧倒的に差があると思います。
こうして、僕は2社目の会社の代表になり、北海道に毎月いく生活が始まります。
第四章 鬱。
-事業が上手くいかない。社員がフライアウェイ-
ミキスポーツを創業して半年が経ち、中々メインのトレーナー事業が立ち上がらない、新しく始めた子供の運動教室もイベントを開いても毎回2,3人
正直、売上は上がってましたが個人で稼いでいるお金を会社につけているだけで事業としては全然イケてないことへの焦りや、モヤモヤが大きく視野も狭くなっていました。
そんな矢先、社員の一人が受託していた仕事が途中にも関わらず「辞めます」と。思っていた仕事と違う、先方に謝りたくもない。自分に契約上責任はない。と雲隠れ。
まじか、、、、、、、、
え、責任感って人類皆等しくあるわけではない??
そして、一ヶ月も経たずして副社長が鬱に
突然、任せていた全仕事が強制ストップ
自社の仕事ならまだしも、何十万ももらっていた受託案件だったので絶句。
webマーケなんて僕はやったことがなく、なんとか1日で勉強して広告運用や分析をレポートにしてヒヤヒヤして受託先に成果報告に行きました。
そして誰もいなくなった、、、、、、、、、
僕自身は全く鬱になりませんでしたが、採用に関して反省する点がいくつかあり、いくつか事業のやり方を変えるきっかけになりました。
起業って色々ありますね。
この経験で僕の中で明確な採用基準が作れたので結果良かったですが。
能力が高い人でも与える仕事によっては全く能力を発揮できない。
→ビジョン共感がフワッとした人は優秀でも絶対雇わない
出来ます!やります!裁量欲しい!を鵜呑みにしてはいけない
→最初調子いい人ほど、能力とのギャップで心が折れやすい
自己肯定感の高さは創業時には必要不可欠
→家庭環境を聞いて、根本の自信の有無を確認。あとから一緒に自信つけていこうは創業期にはNG
これは人に何かを任せる上ですごく意識するようになりました。
第五章 三社目はNo.3。
-ステップアップ。メダリスト、日本代表などトップアスリート200名以上の会社のNo.3に-
2019年1月。起業して10ヶ月が経った。
オリンピック選手のやっている会社があるから副社長とあって欲しいと言われ会いに行きました。
その会社には日本一アスリートが登録していて、日本代表クラスやメダリストが設立たった2ヶ月で200人以上登録している。
面白い。
自分は、国からのお金を消費しつづける場所ではなく、収益性の高いナショナルトレーニングセンター(日本代表選手の練習拠点)を民間で作りたいとおもっていてこの話の半年前くらいから構想をねっていたので、自分のイメージを実現するためにピッタリの会社でした。
4時間くらい話しました。
そして、翌日、戦略企画本部長に笑
はやっ
この感じ。スポーツチームの経営者になったときと全く同じでした。
副代表は、リクルートの創業者、江副さんの姪っ子さんで自信も国内外で経営をされた経験のある人でした。
ここから、一気に会う人のフェーズが上がります。
〇〇の社長会いに行くよ、来週はどこどこといった感じで軽いノリで超大手企業の社長クラスがポンポン出てきてそこへの提案を自分が作って持っていく。
東大の同級生が入社するような企業の社長クラスにいつでも会って仕事が出来るというのは優秀なビジネスマンなら買ってでも欲しい環境だと思います。
大きなビジョンを持って推進力のある人の近くで働くのは面白いし、自分自身の経営においてもすごく勉強になっています。
ただ、これは僕の能力が高いから手に入れられたんでしょうか?
間違いなく「No」です
よく勘違いしているのが、いい環境に行くためにスキルを磨き続けるということです。
能力なんて一回話したくらいじゃ分かりません。一緒に働いてみて初めて分かるものです。
もっと言えば、能力だけで選ぶなら実績のある年配者に頼めばいいですし、ポジションの高い人の周りには探せば能力の高い人なんていくらでもいます。
つまり、若い人に能力、実績で勝ち目なんてないんです。
じゃあ、何で若い人に仕事を任せるの??
自分が思うに、答えは「スタンス」です。
年齢問わず、成功している人はいくつか共通のスタンスを持って生きていて、そこを上の人は一瞬で見抜きます。
20代も80代もこの共通点があれば対等に仕事をしてくれますし、上の方々は自分も若い頃上の方々に支援してもらっていて、次は下の世代の同じスタンスの子を支援することで必ず伸びてくるし、日本がよくなると思っています。
もっと言うと、どれだけ成功されていても、すごく謙虚で若い人からも学ぶ姿勢があり、マウントを取ったりしない人たちなので、下の世代はその恩に報いようと頑張り、結果として下の世代にお世話になることもあることを知っているので、スタンスがいい下の世代を育ててくれるのかと思っています。
なので僕たち若者世代は絶対に、そこに甘えたり、自分がすごいと勘違いして奢ることなく、全力で恩返しなければいけないですし、どうやったらこの成功者の方々に喜んでもらえるだろうかというのを本気で考えないといけません。結果として自分もレベルアップします。
このスタンスについては第八章でまとめて話します。
よく「引き寄せの法則」というのがあり
自分の思ったことや、実現したいことが驚くほど実現する人がいます。
この頃から僕はその感覚をすごく持つようになります。
○投資家との出会い
○プロスポーツの経営の実現
○自分に必要な人達との出会い
思ったら大体、半年くらいで実現していく。これも自分のスタンスが大きく影響していると思っているので、このあたりも後で解説します。
こうして、プロスポーツ経営と同時に日本のトップアスリートの支援を最前線でするようになります。
一年前、漠然とスポーツビジネスをしたいと思って外資系就活していた人間が一年でここまで環境が変わるものです。
第六章 いきなりフケーキ(不景気)。
-プロスポーツチーム再建に向け2000万の借金。そしてコロナ、、、-
2020年4月。
さぁ、新シーズンに向けてチームを立て直そう。
と思った矢先にコロナウイルス感染拡大、、、、、、、、、、、、。
神は試練を与えますね。
全ての企業がキャッシュの確保に走り、広告宣伝費を見直し、削減。
これから一からパートナー企業を探さないといけないうちのチームからするとクラブ史上最大の危機。
4月、5月、6月はパートナー営業の自粛。(メインの営業期間が全て吹っ飛ぶ(泣))
チームの財政面のことを考えると誰かがリスクをとってチームの経営を改善する必要があり。決意します。
そうだ、借金しよう。2000万円。
ただ、23、4歳の与信というのは非常に厳しく、普通にやっては2000万は借りられない。スポーツチームへの貸付は銀行も経験がないケースが多く中々審査が厳しいです。
そこで、融資コンサルの人の力を借りようと。ただ、融資コンサルはピンキリなのでいい人を見つけなければいけない。
そこで、生きたのがこれまで出会ってきた人と自分自信が積み上げた信頼でした。北海道の経営者の方々とこれまで築いてきた関係をフル活用し、紹介してもらいました。
その結果、融資コンサルの方がすごく親身に銀行などと掛け合ってくださり。無事融資を受けることが出来ました。
いい人の周りにはいい人がいます。でも人の紹介は信用の切り売りなので自分がクズだったら、いい人は絶対に紹介してもらえません。
よく人を紹介してよと簡単に言う人がいますが、基本は無理ですよね。
紹介者との信頼関係が如実に出るのが人の紹介です。紹介を軽んじてる人の周りにはそういう人しかいません。個人的に紹介には段階があります。
僕の中で「知り合い」というのは上2つでしか使いません。
よくこの人知ってるよと自慢する人がいますが、下3つくらいでカッコつけて実際繋げないという人が結構います。
○理由なくいつでも紹介出来る(信頼関係 MAX)
○理由があればいつでも紹介出来る(信頼関係 高い)
○紹介先にメリットがあれば紹介出来る(信頼関係 中)
○イベントなど他の機会があれば紹介出来る(信頼関係 低い)
○名刺交換しただけ(信頼関係:ゼロ)
いい人が周りにいて良かったという、いい話で終われたら良かったのですが、当たり前ですが融資は返さないといけない。
状況を整理すると、
24歳借金2000万円。Vリーグの規定により、大型スポンサーは2020年8月7日締め切り。この時2020年7月1日。38日で集めるのかー(泣)
24歳借金2000万、締め切りは1ヶ月。割と大ピンチですよね。
ただ、自分は一切動じませんでした。
なぜなら割と経験済みだから。
東大受験も、クリスマスイベントのときも
起業前の100万借金もその当時の僕からしたら想像以上の逆境だ
期限がある。ミスったら終わり。今の自分の限界以上の難題。
全部越えてきたという自負と成功パターンが確立されている。
今回も乗り越えれるに違いないという自信さえありました。
そこから北海道に月に5回通う。
一日7アポ、夜中に資料を作って朝から営業。土日も飛び込み営業してポスターを貼ってもらう。
泥臭い。けど楽しい。こういうのは割と慣れっこです。
圧倒的な数は質に勝る。
頭のいい人間はこれが出来なくて損してますが。めちゃくちゃ動けるのはそれだけで才能だと思ってます。
大抵の場合、プライド、メンタルの弱さで飛び込み営業は出来ないし、ビラ配り一つ出来ない。
自分からすると信じられない。直接会って話が出来るんだから一番確率が高いのに。すぐにSNSだwebマーケだと出来もしない施策で楽な方に逃げようとする。
うちのクラブはまだそんな段階ではない。無料で出来ることを何一つやってない。
そう思って動き回った結果。
なんとかなりました。
やっぱり何とかなった。
みなさんも何となく分かりますか?成功のパターンというか自分なりの勝ち方が一連の活動で全て一貫しているのが。
第七章 本質。
-思考は実現する。そしてその方法が分かった。-
ここまでの話を一旦、整理しましょう。
○幼少期の家庭環境が、自己肯定感と粘り強さを育て、人脈形成にも役立った
○金銭的問題で宅浪、東大一択のなか毎日14時間勉強して全国模試6位に
○無茶振りから2週間で超一流学生と経営者のクリスマスパーティを開催
○休学して借金100万円の中、投資家を探し、ギリギリで起業
○起業して3ヶ月で潰れかけるが、ゼロから稼ぐ方法を考え売上V字回復
○史上初、大学生がプロスポーツチームの経営者に。そして日本最大のトップアスリートを抱える会社のNo.3に。
○チーム再建に向け2000万の借金、コロナで1ヶ月しか営業が出来ない中、死ぬ気で営業して乗り切る
ここからは僕の考える成功パターンと本質の話です。
まず一つ、僕の成功パターンはこうです。
●目標とそれに対する時間の制約(期限)がある
→意図しているものと意図しない理不尽なものがある。
●目標を支援者が理解してくれている。実際に目標に向けて動いてる
→これをやりたい!だけだと応援したくても何をしてあげたらいいか分かりませんよね。応援したい人が応援出来るような、お金の出し先、紹介したらいい人を明確に
●今の自分がキツいという額のリスクを背負う
●絶対に諦めない、ギリギリのギリギリまで足掻き続ける
●それを助けてくれるいい大人が周りにいる
これをもっと一般化すると成功の本質は
「目的の方向性が自分と相手の両方に見えている」
「自己に一時的に負荷のかかるお金の制約を設ける」
「時間的な制約のある中で継続的な努力」
「良好な人間関係の輪に入ることと応援される人間性」
めっちゃ普通やん!誰でもわかるわ!とツッコミたくなりますが
皆さん出来てますか?
これはどれか一つでもかけたら目標達成は厳しいです。
「自己投資」「信頼貯金」という言葉があります。言葉では誰でも分かるつきなみなものです。
僕の思う、自己投資と信頼貯金はこうです。
自己投資とは今の自分のお金と時間を使って、将来の自分の時間(の余裕)とお金を増やすことです。しかし、投資の先に何があるのか見えにくく、ほとんどの人が目先のお金に目がくらんでチャンスを逃しているのです。なぜなら、自己投資をするとまず目に見えない信頼が貯まります、そしてそのあとにその信頼がお金に変わるから。
2年前の僕は、今の姿が想像出来てたと思いますか?
全く他の学生とかわらない就活生だった。でも、自分の時間とお金をフル投資した結果、周りにいい人が増え、僕を信頼してくれた人(支援者や顧客)が機会やお金をくれ、想像もしていなかった理想の未来が手に入りました。
「信頼貯金」についてもう少し詳しく話しましょう
そもそも皆さんはこの公式を実感値を持って理解出来ますか?
「商品・サービス=信頼=お金」
つまり、商品・サービスはお金に変わる前に信頼に変換されています。
誰もが信頼を貯めて、その信頼を切り崩して人や企業はお金と交換しています。
皆さんは道に落ちているパック入りの卵を拾わないですよね。全く同じものを誰かが拾ってコンビニの棚に置いてあったら買いますよね。
同じものなのに。
何で世の中のサービスはCMを流すんですかね。導入実績を並べるんですかね。
世の中で知られているという信頼がお金に変わるからです。
同じものなのに。
SNSのフォロワー数が多い人はなんでお金もらえるんですか?ネット上での信頼を数値化してるからですよね。フォロワーがいてもいなくても
同じ人なのに。
SNSは人間の直接的な人間関係での信頼を、距離という物理的な壁を超えて拡張するツールだと僕は認識しています。
東大に合格する前日の僕と東大に合格した翌日の僕。家庭教師の時給は5倍違う。
能力は同じなのに。
それほどまでに「信頼を貯めること」はお金を稼ぐために重要です。むしろ必要不可欠です。
そして、信頼には貯め方があります。
人は相手に以下のものがあると信頼します。
「スキル」「実績」「影響力」「共通点」「知識」「人間関係」「名誉」「ブランド力」「人からの紹介」
ただ、これらを手にするのはそう簡単ではないです。
しかし、誰にでも出来て最も人からの信頼を得られる方法があります。
「他社貢献」です。
打算的なものは見透かされます。
他者貢献ぶる人はめちゃくちゃいます。
人を一人紹介したら、自分も紹介してくれと言う。顧客を一人紹介したら、すぐお金を貰おうとする。打算的すぎます。それならやらない方がいい。他者貢献はノウハウじゃなくて、心の問題なので。
「give,give,give,give No take」
お金は度外視してその人からの信頼を得ることに全力になって、その人に貢献してみてください。
必ず巡り巡って、お金になって返ってきます。お金=信頼なのですから。
もちろん時間の投資は必要です。
だからこそ、生活費の安い学生のうちに信頼を貯金しないと大人になってから苦しいんですよね。
一つだけこの方法には大きな欠点があります。他社貢献意識のない人に全力で貢献してしまうことです。
これが「搾取」です。
ただ、安心してください。搾取されるのは自分の心が貧しいからです。
最初のうちは搾取されていても、類は友を呼びます。
自分が他者貢献の精神を持ち続けていたら必ずそういう人たちの輪にたどり着くと僕は思っています。
自分の周りにいい人がいないと嘆いているうちは自分自身の考え方やスタンスがまだよくないかもしれません。
同類だと思われたから悪い人がよって来てるんです。
・第5章でスタンスという話をしました。
信頼を貯めるために、大切なのが、スタンスです。
自分が思うにいい人たちのスタンスはこういうものです。
「常に成長欲求がある」
「謙虚だが、自分に自信がある」
「人の悪口は言わない、自責で物事を捉えている」
「他者貢献が当たり前になっている」
「してもらったら自分じゃなくて次の世代に返せと言う」
これは僕の持論なので、ここでアカデミックな話をします。
計画的偶然性理論です。
これは僕がリクルートの新規事業を手伝っていたときに教えてもらったのですが、スタンフォード大学のクランボルツという博士が提唱しているもので環境の変化が激しい現代で偶然性を引き寄せる人の特徴を発表しています。
<計画的偶発性を起こす行動特性>
1 好奇心(Curiosity):新しいことに興味を持ち続ける
2 持続性(Persistence):失敗してもあきらめずに努力する
3 楽観性(Optimism):何事もポジティブに考える
4 柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる
5 冒険心(Risk Taking):結果がわからなくても挑戦する
どれも当たり前のことですよね。でも実践するのは意外と難しい。
僕なりにこれを持論に当てはめると
1 好奇心(Curiosity):新しいことに興味を持ち続ける
→これがある人はフットワークが軽く、最初のわずかなチャンスに出会う数が増える。僕が姉に誘われて大学1年生には高い4000円のイベントに行ったのも、クリパを開いたのもこれがあるから。この一見大したことない違いの積み重ねです。もしかしたらこのnoteを興味本位で読むというのも好奇心です。
もっと答えを言うと、上場企業の社長などいい出会いは基本急遽やってきます。彼らは1年先の予定まで決まっていて、突然予定が空いたときにチャンスがきます。
今からここ来れる?と家で休んでるときに言われたら飛んでいけますか?
数え切れないほどそのパターンでチャンスを僕は掴んできました。
2 持続性(Persistence):失敗してもあきらめずに努力する
これはそのままですね。他の人が諦めるところで諦めない。それだけ。
でも普通は鬱になります。
僕の執念を一つ紹介すると。顧問業の結果が出なかった月にビラ配りを死ぬ気でやったことです。顧問業とビラ配りってかけ離れてますよね笑
でも社員の東大生は雨の日に3枚配っただけで、効果がないから辞めようといいました。配るメンタルがないだけだろっ!
僕は結果が出てないなら手段を選ばず全て試すべきだと思っているので、汗だくで、早稲田のオープンキャンパスで600枚、東大模試の帰りを狙って50枚、業者の5倍くらい配りました。
そしたら、一人入会しました。何十万円の英語塾に。
ほんとに些細なことなんですが、この差が起業家とサラリーマンの思考の違いだと思っています。
特に突出したスキルはないですが、真面目に頑張る力はダントツ1位だと思います。
3 楽観性(Optimism):何事もポジティブに考える
ネガティブな人にポジティブになれというのは無理です。今まで僕もこれで失敗してきました。
ピータドラッガーの理論では。
「自己決定」それによる「自己有能感」の積み重ねでしか人はポジティブになれません。
つまり人にモチベを上げてもらっても根本的に自分で決めて成功するまで努力し続けれない人はポジティブになれません。
だから幼少期の家庭環境が重要です。
それを言ったら元も子もないので、一つ方法があるとすると。
根拠のない自信を持つことです。最初はみんな根拠なんてなくて言ってるうちに後付けで結果がついてくるものです。
ネガティブな人は根拠のない自信を持つことを嫌うのですが、みんなそこからはじめてるんです。「嘘から出た真」は割とあります。
まずは根拠のない自信をもって何か一つ自分で決めて自分で責任とる。これを積み重ねて小さなものでいいので自分の中で自分よくやったなと思えるまで頑張ってみるのが良いと思います。
4 柔軟性(Flexibility):こだわりすぎずに柔軟な姿勢をとる
これも死ぬほど重要です。上手くいかない人の例を挙げます。
●目的に固執しすぎて、遠回りが出来ない。急がばまわれ。
例えばパティシエになりたいという目標と、東京の銀座のAという店のパティシエになりたいという目標。後者のほうがもちろん明確でいいです。
ただ、行動を縛るのは駄目です。例えば銀座のAと同じレベルの赤坂のBという店のオファーが来たとき、悩んでちょっと考えますという人がいます。
完全にチャンスを捨ててます。もう一回チャンス来ると思いますか?
業界内も業界をまたいでも、トップのトップ同士は繋がっています。
まずはいち早くトップまで上がること。パティシエ界のカリスマになればいいんです。そうすれば自分のコントロールできる範囲が広がるのであとから軌道修正なんていくらでもできます。
僕がバレーボールチームの経営をしているのも同じです。僕の2年前の目標は40歳でサッカークラブの経営でした。これをサッカーチームしか嫌だと悩んでいたら人生何年分損していたか。
実際にサッカーチームの代表のオファーもすでに頂いていますw
予想していなかったけど、結果、思考が実現しそう。もはやこれは予想できてるに近い感覚です。
●自分の考えと逆のことを言われると上辺で良い返事をして、素直に取り入れない。→一番信頼失いますよ
●予定にこだわりすぎて、物事の優先度に応じて予定を調整出来ない
→授業があるから、他の打ち合わせが入ってるから。
極端ですが、今からここ来てくれたら1000万円絶対貰えるよ。と言われたらどんな予定はいっててもズラして行きますよね。
つまり自分にとってのメリットが自覚出来てないから行かないんです。
チャンスの女神には前髪しかない。また誘ってくれるなんてないです。
自分の人生にとって大事なことの優先順位とそれを察する嗅覚は本当に大切です。
5 冒険心(Risk Taking):結果がわからなくても挑戦する
これはまさに自己投資ですね。
打算的にならずに、自分の成長を信じて将来の不確定な利益を取りに行く。
行動次第でその不確定な利益を得られる確率はかなり上がります。考え方としては自分の行動を結果として正解にしてしまうというほうがいいです。
誰も未来のことは分からないので、方向性を定めてそこに飛び込んで、良いスタンスで行動していればほぼ100%チャンスは回ってきます
スタートアップの成長曲線にJカーブというものがありますが、個人の成長も全く同じです。
まずは赤になるんです。赤を掘るんです。だから人より早く上に行くんだと思います。
長々と書いてきましたが、結局の所僕が伝えたいのはこれだけです。
僕がこの2年であらゆるリスクをおかして上辺だけの当たり前の言葉が実感値になるまで学んできた、先人の数多の成功者の成功法はこれです。
「目的の方向性が自分と相手(支援者)の両方に見えている」
「自己に一時的に負荷のかかるお金の制約を設ける」(自己投資:お金)
「時間的な制約のある中で継続的な努力」(自己投資:時間)
「良好な人間関係の輪に入ることと応援される人間性(スタンス)」(信頼貯金)
これが出来ていれば遅かれ早かれ思考は必ず実現します。
実現しない理由を一つ挙げるとしたら、実現する前に諦めることだけです。
第八章 Challenge for 2030。
-これからの挑戦と野望-
僕の中で今のビジネストレンドは「街づくり」です。
世界に誇れるスーパーシティを北海道に創る。
木造都市「なまら村」(スーパーシティを文字ってます笑)
見た目は大自然。建物は木造建築。一見ネットも繋がってなさそうな伸び伸びした風景。北海道の美味しい食材はいつでも食べられる、育てられる。
だけど、ネットも快適、モビリティも自動化、行政も医療もIT化されていて、子育て体制、福祉も充実。サステナブルなエコシティ。
公共施設もオフィスも住宅街も牧場も農地も商業施設もコンパクトにまとまっていて過ごしやすい。
そんな誰もが羨む街を本気で創る。
そして、日本全国、世界に発信していく。
少子高齢化によって、地方が過疎化した国がスポーツを通じた街づくりで復活する。そいいうモデルを世界中に作れるポテンシャルがスポーツにはある。
スポーツビジネスの最先端は間違いなく街づくりです。
ところで、スポーツの商業価値ってなんですかね?
●半官半民の中立性。産業の偏りなく全企業と行政を巻き込める
→プラットフォームが作りやすい。メディアを活用しやすい。
●地元からの信頼貯金が多いこと
→地方に行けば行くほど、資本主義が通用しにくく、信頼が大切。
スポーツはそのハブになることでお金で解決しない、障壁を取り除き、地域経済を活性化出来る。
●応援される企業
→マーケティングの世界でファンってどの顧客ファネルですかね?
おそらく、ロイヤルカスタマーと言われる最終段階です。
単価もリピート率も大きい優良顧客ですよね。
スポーツってファンしかいないんですよ。お客さんが。
両手を上げて応援される企業って強い企業ですよね。
なんでスポーツチームって稼げないんですか?
チャンスしかない。
純粋な民間企業にはできないスケールの大きいことにチャレンジできる。
ただ、街ってどうやって創るんですかね。
全く分からない。
だから多くの仲間と知恵が必要です。
器用貧乏な僕でも分からないこと、出来ないことが多すぎます。
一緒に土地探しから完成した街で優雅に乾杯する日まで楽しめるチャレンジングな仲間を募集しています。
エピローグ プレゼント
-最後まで読んでくれた人に感謝を込めて-
18000字近く呼んでくれた皆さん。ありがとうございます。
おそらくここまで呼んでくれた人は、好奇心旺盛な方、よほど切羽詰まっているか、自分の人生にモヤモヤしているか、何か変わりたいという思いを持っている人だと思います。
家族でもよほどじゃないとこんなに長い文章読みません。笑
そんな人に一回無料で、なんでも悩み相談の機会が作れたらと思います。
事業コンサルでも、純粋な人生相談でも何かしら役には立てると思います。普段月1の顧問は30万なので。
この記事自体をあえて有料に設定しているのも、一つの自己投資の壁を超えてほしいと思ったからです。1000円で記事を買った際には、なんの見返りも求めてないはずですし、その先に何があるかは分かりません。
1000円払って損するかもと思って躊躇したはずですが、成長のための一歩は100倍で返ってきます。
そしてもう一つ、お知らせ。
文章の中でいい人の輪に入るというのがありましたが、その最短ルートとしてコミュニティを作れたらと思います。
その名も「ご縁」そのままですね。
僕が貢献出来る範囲なので多くても30人くらいまでの小規模ですが。
■以下詳細です。
●LINEオープンチャット招待
●月に1回ご飯食べる
●いつでもLINEやオンラインで相談窓口
●僕の周りのいい人と繋がれる (もちろん信頼貯金がある人だけ)
金額:月1万円
高いかどうかはあなたがどこを目指すかによるかと思います。「自己投資」だと思うかどうかですね。
なのでこういう方はご遠慮ください。
・打算的に利益を回収しようとする人。もらう思考の人
・やたらめったら人を繋いで貢献したと勘違いしている人
・もちろんネットワークビジネスの人
逆にこんな人は歓迎です。
・志が高いけど、どこかまだ上手くいってない人
・回り回って自分に返ってきたらという思考の人
・本当にいい大人に出会えてない人
・人を素直に応援出来る、成長意欲が高い人
そんな感じです。
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それではまたどこかで会いましょう。
三木智弘