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【先週の生活者不満】衣替えのタイミングが分からない/季節の変わり目の体調管理が難しい(~2022/9/25週)

こんにちは。Insight Tech CEO 伊藤です。「声が届く世の中を創る」の実現に向けて不満買取センターを運営しています。

このnoteでの連載として「先週の生活者不満」をお届けしています。

この企画は毎週月曜~木曜日に放送されているJ-WAVE TOKYO MORINING RADIOの毎週木曜日のコーナー「データから導く<Better Life>」と連動しております。毎週ナビゲータの別所哲也さんに先週の生活者不満からみえる「Better Life」をお届け頂いています。是非ラジオもお聴きください。

先週の生活者不満(~2022/9/25)

注目するのは「前の週と比較して増加が目立ったキーワード」。そのキーワードの出現件数を反映したワードクラウド(下図)をみると「先週はこんな不満が目立ったみたい」という理解ができます。

先週は台風15号による記録的な大雨が各地で降ったことで、大雨に関する声が多く集まりました。いまだに影響が続く地域にお住いの皆様にお見舞い申し上げます。

また、ロシアがウクライナ島南部の新ロシア派支配地域でロシアへの編入を問う住民投票を実施すると発表したことに対して多くの批判の声が集まりました。多くの生活者が自立国家の意味合いを深く考え、遺憾の意を表明しています。

そのような中、今週は①「衣替え」と②「体調管理」に関する不満の声に注目します。これらも先週増加が目立ったキーワードでした。

衣替えのタイミングが分からない

夏服から秋冬服への「衣替え」の季節になりました。この「衣替え」について多くの不満が寄せられました。具体的には、

先週肌寒くなったから秋服に衣替えしたら、また暑くなった。衣替えの時期を今!って教えてほしい。(30代・千葉県)

温度が上がったり下がったりして気温が安定しない...いつ頃衣替えすればいいのか悩む(40代・千葉県)

のように、日による気温差や一日の中での寒暖差が多い日が続いたことで、「いつ衣替えしたらよいのか分からない」という「タイミングの難しさ」が不満として多く寄せられました。

「タイミングの難しさ」だけでなく「手間がかかること」にも多くの不満が寄せられました。「ボタン一つで衣替えが出来るクローゼット」などのアイデアも寄せられています。

衣替えするのがめんどくさい。誰か代わりに衣替えしてほしい。(40代・大阪府)

急に寒くなったから秋服の衣替えできていない。衣替えがボタン一つで前後入れ替えするクローゼットがほしい。(40代・岐阜県)

更には「衣替えで気づくカビ・シミ」への不満も寄せられました。保管していた間にカビやシミが付いてしまったことへの嘆きの声が聞かれました。衣替えに伴う衣服の「メンテナンス」をきちんとしたいという声と言えそうです。

この季節なのに湿度が高くて衣替え、洗濯に悪影響。皮革のブーツを出したらカビがはえていてショック。日本は熱帯地域になってしまったのか...(50代・神奈川県)

衣替えで去年の服を出したらシミが付いていた。洗濯して片付けたのに。(50代・新潟県)

季節特有の「衣替え」不満。この中には「タイミング」「手間」「メンテナンス」の3つの要素が隠れているようです。例えば、【クリーニングに預けるとそのまま保管してくれて、衣替えの季節になったら季節に合ったベストな衣服を家まで返送してくれる】「衣替えサービス」があれば新たな市場を生み出すかもしれません。


季節の変わり目の体調管理が難しい

先週は「体調管理」に言及する不満の声が多く寄せられました。具体的に見てみると、急激な気温差によって体調管理が難しくなっていることを嘆く声が多いようです。

昼と夜の寒暖差があり過ぎて体調管理が難しい。昼間は暑いのに夜は寒い。(50代・兵庫県)

大きな台風が過ぎ去った途端、急に寒くなって、身体がついていけず体調管理が難しい。(40代・宮崎県)

今日の夕方すぎから急に空気が入れ替わり涼しくなった。体調管理にきをつけないと体調崩しそう。(50代・東京都)

また、「気温差」による体調管理だけでなく、「ストレス」によって体調を崩したり、台風の際の「気圧差」が頭痛をもたらしたりと、様々な要因で体調を崩さないように備えたい、そしてその予兆を「可視化」したいとの期待もうかがえます。

気づかぬうちにストレスが溜まっていて、体調を崩すことがある。
ストレスは目に見えないし、ストレスが可視化できると体調管理しやすい。(10代・大阪府)

台風が近づくときなど気圧が一気に下がると頭痛がひどく仕事にならない。前もって薬を飲むなど体調管理をしたいので、気圧予想に基づいてアラートを出すサービスがもっと普及して欲しい。(30代・東京都)

また、リモートワークが中心になったことで、職場の同僚の心身の状況が見えにくくなったことを憂う声も聞かれ、今までであれば「調子はどう?」と対面で会話する中で感じ取れた「仲間の調子」も「可視化」してケアし合いながら備えたいとの期待とも読み取れます。

リモートワークが中心となったことでチームのほかのメンバーの心身の調子が分かりにくくなった。その日の体調やメンタルの調子を自己申告・記録すると職場のチームで可能な範囲で共有される仕組みがあるといいのに。自分自身の体調管理にもつながりそう。(40代・東京都)

新型コロナ感染症の影響で自分自身の体調管理に対する意識が高くなっており、温度差だけでなく、ストレスや気圧差など、自分の体調に影響を与えがちな要因を「可視化」することで体調管理したいというニーズは高まっています。このニーズに応えられるデジタルデバイスが果たす役割はますます高まっていくと考えられ、単に「可視化」するだけでなく、自分の体調に与える影響を「予測」する機能が実現すれば体調管理をアップデートすることに繋がり新たな市場を生み出しそうです。

皆さんが穏やかな一週間を過ごせますように!

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