[travel note #33]アジアの田舎の良さ
ラオスに流れる時間は自分の体内時計に非常にマッチしていて、とてもゆったりとしているものだった。
僕は忙しない現代社会よりも、こうした田舎に流れる時間の中で生活する方が合っていたので、ラオスは特に好きな国となった。
バンビエンからラオスの首都ビエンチャンに移動すると、ここが首都?と思うほど小さな規模の街のように見えて、ラオスが経済的にはまだまだこれからなんだということはここを訪れてすぐに理解できた。
それでも、経済発展が全てではない。金銭的にではなく精神的豊かさがこの国には十分合ったので、僕はそのままでいいじゃないかとも思えた。
僕の本来の旅程はビエンチャンからタイのノンカーイに入って、バンコクに戻り、そこからカンボジアを訪れ、その後またバンコクに戻ってきてからタイの北東部ルーイなどを訪れたのだけど、ここでは先にその北東部について書きたいと思い、旅程とは順路を逆にするが、ご愛嬌ということで。笑
そもそもノンカーイとはなんとも優しそうなのどかそうな名前なんだろうか。
ルーイ、それ以外に訪れた街の名前もゆるかったのを覚えている。
地球の歩き方にも半ページほどしか情報が載ってないような田舎で、ほとんど情報を持たずに訪れた。
そんな場所だから外国人が珍しかったのか、街中ではほとんどスターになったように、たくさんの人から視線が浴びせられるのがわかった。
しかしどちらかというと僕はあまり注目されることが苦手なので、下を向いてこそこそ歩くようになってしまったけど。笑
ラオスやタイの田舎を訪れて、心から感じたのは人々の親切心、優しさ、のんびりとした心だった。
怒るような人はどこにもおらず(自分が出会わなかっただけかもしれないけど)、なんとも平和な人々の心が、なんとも平和な空気感を作っていた。
宿の玄関で食事中の現地人はすぐ手招きをして食事に誘ってくれたし、
ソウテウ(乗合バン)の中ではおばあちゃんがずっとニコニコしていたり、
何か食べ物を譲ってくれたり、降りる時は若者の方や足を無言で支えに使ったり、若者も何も言わずにそれを手伝ったり、
人々のつながり一つ一つに優しさを感じることができて、
ここで生活するだけで心が休まるような気分だった。
田舎なので自然に触れることもできて、緑や青といった新鮮な色に囲まれたのもとっても気持ちよかった。
ああ、また日本に帰って心を亡くした時はこんな場所に戻ってくるのもありだなって思える場所ができて、個人的には田舎を訪れて本当によかったと思っている。
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