日記・Anycubic Mega-S をカスタムした
3DプリンタのANYCUBIC Mega-S を使っていて困ったことがあった。
Mega-S の冷却ノズルは向かって左側から送風する仕組みになっているが、反対側まで風が届かず右側オーバーハングの造形が冷却不足で荒れてしまっていたのだ。
これを改善するためにはノズルを両側から囲むようにして送風しなくてはいけない。ファンを追加する方法も考えたが、自分のスキルでは難しそうなので困っていた。
先人の改造例を調べているとたまたま踏んだリンクから以下のような改良パーツのデータを発見した。
これだ!という感じだった。こんなのがあればいいな〜という姿そのままだった。やっぱ、同じようなこと考えるよね。標準のファンをそのまま使うのでかなりお手軽な改造になる。
以前、ヘッドをバラして元に戻したらまともに出力できない状態になったことがある。どうもこの機種はヘッドの吸気部分の穴の数を減らしてファンの流量を制限しているのではないかと思う。ファンのヘッドへの取付に隙間があったことでそこから空気が流入し、過剰に冷却してしまったようなのだ。ネジをきつく締めることで状態を回復できたが、こんな微妙な変化で出力の成否が変わってしまう繊細な物にこんな改造を加えて大丈夫なのだろうかとだいぶ心配していたのだが杞憂であった。
改造後最初の出力がこれだ!⇩
角が綺麗に出てる!完璧100%ではないものの大幅に改善することができた。素晴らしい。パーツの設計者の方に感謝しかない。
気候やフィラメントの条件にも左右されてしまう繊細な3Dプリントだが、今回は上手く改良することができた。しばらくはこの設定で使ってみようと思う。万歳!