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日記・3Dプリントとファミコンの権利

3Dプリンタ用の新しいフィラメントを買ったので交換してみた。今までずっとグレーを使っていて味気ない色だった。せめて白を買っていればアクリル絵の具で色を塗れたのに。今回、赤と青を買ったのだが今までとはメーカーが違うので性質も異なっていた。SUNLUのPLA+という製品で、今まで使っていたXINGTONGの製品よりも粘り気があって柔軟性が高いように感じた。その分融点が高くヒートベッドの温度も高めになっていた。

定着性が良くないので第一層の温度をフィラメントが対応する最高温度に上げてプリントを試みた。これがうまくいき安定してプリントできるようになった。

プリントしている間は暇だ。その間にほぼニートな自分の収入源に関するnoteを書いたりしていたが特に有益な情報もないなんでもない記事になってしまった。その流れでダウンロード販売の新商品を作ろうと思い、CLIPSTUDIO ASSETSでゲーム機の3D素材を検索したのだが、まだ大した数はアップされておらずレトロゲーム機が存在しないことに気づいたのでこれをぱぱっと作ることにした。これが作成したファミコンである。

作成したファミコン。任天堂が怖くてボタンを4つにしてしまったが、どう見てもファミコンだ。言い逃れできない。

しかし作ってから重大なことに気づいた。CLIPSTUDIO ASSETSの注意書きには既製品のデザインをそのまま使うと問題になる場合があると書かれている。製品のデザインは意匠権で守られている場合があるのだ。

基本的に意匠権はコピー品を防ぐためのもので、そのまま同じデザインのゲーム機を作らなければ問題にならないという話だが、自動車メーカーが車と同じデザインの玩具にも意匠権を申請している例もあり、結局は任天堂次第ということになるのだろうか。法律は難しい。

そのせいなのか、ストアにはオリジナルデザインのゲーム機を出品している人がいる。かと思えばまんまあの製品だなとわかるものもある。結構いい加減なのか?しかしファミコンはどうなんだ、もし最強と言われる任天堂法務部に訴えられてしまったら私は破産してしまう。

この際、徹底的に調べてみようと特許庁のホームページにアクセスして任天堂が登録している意匠を全部チェックしてみた。全部だ。本当に全部見た。
するとどうやら64やスーファミの派生と思われるものが一番古くそれより古い製品は登録されていないようだった。それもそのはずで意匠権が有効なのは登録されてから25年と決められており、それを延長したり再申請する手段は存在しないらしいのだ。つまり発売から25年以上経っているファミコンの意匠権は存在しないことになる。本当か?今でもミニファミコンとか売ってるけど?いいの?勝手に使っても?(ファミコンのロゴは現在でも商標で登録されている)

私の知らない何らかの手段でガードされている可能性もある。またCLIPSTUDIO ASSETSには善意で素材を通報する人もいるから話がややこしくなる。私はファミコンの3D素材を販売していいのだろうか。また明日考えよう。誰か詳しい人がいたら教えてください。


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