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Clip Studio Assetsから素材を引き上げてしまった話
デジタル素材販売で小遣い稼ぎをしている僕だが、最近Clip Studio Assetsからほとんどの素材を引き上げてしまった。
その発端は頑張って作った自動車のモデルが、規約違反で削除されてしまったことにある。Assetsの規約には既製品を元にした素材は意匠権などで問題になる可能性がある、という少し含みをもたせた書き方をしている。
なので、既製品に似ていても、ある程度許容されるものだと解釈して投稿を続けていたし、他の投稿者も実在の車をモデルにした素材を投稿して削除されずに普通に販売している。(ゴールド販売の資格を持っている投稿者もいる)その中で自分の素材だけが問答無用の一発削除を食らってしまった。
なんで自分だけが、と非常に腹が立ったが、これまでの規約の認識が間違っていたのだと思い直して、実在の車をモデルにしている素材はすべて削除した。というのが顛末だ。このことで収入が大幅に減ってしまった。(複数回規約違反をすると、アカウントを削除される可能性もある)
しかし今でも、他ユーザーによって実在の車をモデルにした素材は販売され続けているし、削除される気配もない。(なんなら、公式が販売している車の素材だって実在の車に似ている)僕だけが損している状態だ。既製品に似ていることが問題なら、それらの素材を全て通報すれば削除されるのだろうか。しかし、他人の足を引っ張るようなことはしたくないし、僕のモデルより遥かによくできた3Dモデルを見ると、とても通報する気にはなれなかった。
Clip Studio Assetsの規約は特殊なものとなっている。例えばフリー素材で公開されているテクスチャを使うことは3DCGをやるのなら普通のことだが、Assetsでは全てのテクスチャを自作することが求められる。AI生成したテクスチャも使うことができない。非効率な作業を求められる。
そういうわけで、Assetsに素材を投稿するためにはAssets専用の素材を作成する必要が出てくる。そこまでこのストアに思い入れはないし、メリットが少ないのでやる気を削がれる。
僕の素材はそれなりに売れていたので、沢山の人に迷惑をかける形になってしまった。それは申し訳ないのだけど、実在の車をモデルにすることが規約違反なら従うしかない。そして、できれば他のユーザーにも公平に規約を適用していただきたいと願うばかりである。