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『デジタル霊術師カードバトル 千神夜行=GOD's DRIVE=』設定集
こんにちは。幡野です。
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さて、本題に参りましょう。
本記事では、まずは今作の世界観と設定を紹介していきます。
長いぞ! 覚悟して読んでくれ!
では、皆様と空想を共有できますように。
世界観・用語
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この世には”霊力”と呼ばれる目には見えない特殊なエネルギーが存在している。
生命の根源的な力そのものであり、霊力なくしては生き物、ひいては世界そのものが存在できない。
森羅万象にとって欠かすことのできない力ではあるが、それはとある脅威をも生み出す事となる。
――”化生”。
霊力そのものが肉体を持った、あまねく命の敵対者である。
人々は太古よりこの”化生”たちと対抗する術を身につけてきた。
霊力に満ちたそれらと渡り合うために、自らも霊力を操る術を鍛えてきたのである。
世界の霊力と呼応し、その力を引き出す業を身につけたものたちを”霊術師”と呼んだ。
彼らは人知れず、闇夜のなかで命を脅かす存在たちと数千年以上の闘いを繰り広げてきた――。
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○霊力/レイリョク
・世界に充満している見えないエネルギーのこと。エーテル。マナ。
・生物にかぎらず、無機物や空気、世界そのものを形作る根源的なエネルギー。
ふつうの人間や獣では認識することはできない。訓練することで知覚し、コントロールすることができる。この技術を"霊術"とよび、霊術を行使できるものを"霊術師"とよぶ。
○霊術師/レイジュツシ
・霊力を認識し、コントロールする技術を持った人々の総称。魔法使い、魔術師。
・霊力を利用してさまざまな現象を引き起こすことができる。
先天的に霊力を認識・制御できる者もいれば、後天的に身につける者もいる。
数百年単位で技術を継承している家系もあり、家によって得意な分野が異なる。
○霊術/レイジュツ
・霊力を制御する技術。何もないところから炎を生み出し、眷属を召喚し、時を操る。
・化生によってはこの霊術を行使してくる者もいる。鬼神や自然神などがそれにあたる。
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鍛錬に鍛錬を重ね、霊術師たちは”化生”と互角以上に戦うことができるようなった。
ついに人類は闇夜に打ち勝ったのである。
――しかし、”化生”たちはヒトの予想よりも遥かに狡猾であった。
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”化生”たちは電脳世界に狙いを定めた。
この世であってこの世でない、三界の海を新たな住処としたのである。
たとえ仮初めの世界であってもそこに”境”と”界”、そして人の”業”さえあれば、それらは棲みつくことができる。
隠世、現世を超越したその界に棲むそれらに、旧来の霊術師は成す術もなかった。
電脳世界――”第三界”に棲みついた化生はいつしか”魔生”と呼ばれ、畏れられるようになった。
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○魔生/マショウ
・この世である”現世”、あの世である”隠世”でもない世界――”第三界”より生じた新しい化物。
・実体を持たず、現世には破壊的な影響力をまったく及ぼさない。 ただし、インターネットなどの電脳空間を介して、人の感情や記憶に攻撃を仕掛けてくる。
実体を持たないため、旧来の霊術師では対抗できない存在。
○第三界/ダイサンカイ
・霊的存在によって掌握された電脳空間の総称。
魔生の巣窟にして、人類への進軍拠点にされてしまった電脳世界である。
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霊術師の力の届かぬ世界を、"魔生"たちは我が物顔で泳ぎ回り暴れまわった。
もはや打つ手なしと思われていたさなか、とある俊英な霊術師によって"第三界"の構造が解析され、 術式を送り込む技術が生み出された。
それは、特殊な御札”式符”に封じられた霊的存在や術式であれば、"第三界"でも効果を発揮することを可能とする技術であった。
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そうして、"魔生"に唯一対抗する手段である”式符術”を操る霊術師たち――”式符師”に、魔生討伐の使命が課せられた。
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○式符術/シキフジュツ
・霊術のひとつ。式符(カード)に封じられた超常的な存在や術式を利用する技術。
・式符には、霊的存在を使役する”式神”、霊的現象を織り込んだ”霊符”などがある。
○式神/シキガミ
・式符に封じられた強大な力を持った霊的存在。相棒。 鬼神や霊獣、古の付喪神などを封印しており、術師と協力して戦う。
・式神はひとり一体しか所有することができない。個人ではなく家柄に憑いている者もあり、継承することができる。
○霊符/レイフ
・術式を織り込んだ札。この札に霊力を注ぐことで即座に術を行使可能。無詠唱呪文。
・式符術を習熟した者たちは、札の扱いに時間を取られているため通常の術の扱いが苦手になる傾向にある。 それをカバーする手段のひとつでもある。
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現在では、これまでの強力な式符師たちの活躍により、"魔生"の脅威は鳴りを潜めている。
しかし、全ての"魔生"が消え去ったわけではない。
いずれまた牙を剥くであろうそれらを討ち滅ぼすために、より強い式符師となるべく若き才能たちがしのぎを削っている。
今作は、そんな若き霊術師たちの集まる学園を舞台に、女子高生カードゲーマー”役小夜”とその式鬼”獄”がライバルたちと切磋琢磨し、頂点を目指す物語である。
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最後に
御清覧ありがとうございました。
一見音楽づくりに全く関係がなさそうなこの記事をここまで読んでくださった貴方。楽しんでいただけましたでしょうか。
もし興味を持っていただけたなら、この作品はきっと貴方のための一枚なのだと思います。
ぜひ、4月24日(日)のM3春の会場にCDを買いにきてください。お待ちしています。
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次回の記事では本作の登場キャラクターたちの設定を書いていこうと思います。
いましばらくお付き合いいただければ幸いです。
それでは、また。