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大地震に注意する期間と呼ばれる誤った考えについて


大地震 (おお・じしん)
例えば、「来年度、2025年の夏について
何月何日にどこで台風が発生するか予測して教えてください」
という質問をして気象庁は答えられるでしょうか?否です。

同じように、(気象庁も含めた)地球人類の科学技術で
予測が出来るのは、大きさとそれによる被害の種類やその事前・事後の対処方法だけです。
したがって、大地震に注意する期間 (1週間~2ヶ月)というものはナンセンスです。
繰り返しますが、時期の予測は含まれません。
来年度の夏の台風が発生する日付すら、予測できない組織ごときに
「150年に1回の地震の発生する時期を数週間単位で予測する」
そんなチカラはありません。

不安を煽る昔からあるナンセンスな憶測。
予測というかマトモではないナンセンスな憶測ならばあります。
50年前から「今後30年に 南海トラフ地震が70%で起きるので備えましょう」といわれ続けているアレですね、毎年、いい続けていますね。
飽きないんでしょうか。こうなると、もはや予測の意味を為しません。
気象庁ではなくて、誰か数学者が適当に 70% の部分を 少しずつ上げていって発表してもいいんじゃね?ってくらい無意味な予測です。
(これは一般化した「 X年に1度起こる事象の確率の問題」なので)

なぜ気象庁や人類に、時期が予測できないのか?
この理由は、単純に M7.0+ 以上の地震 の国内での発生の
統計的なデータ数が足りていない事
(200年に1回起こるような地震のサンプルなど集めようがない、
日本の気象庁が創設されてから 13万年くらいの
歴史ある組織なら良かったのですが…)
次に、気象庁が地震計を設置してデータを取り始めたのが
ここ、100年余りの話だからです。特に海底に設置するアレですね。
繰り返しですが、人類に時期を予測はできませんし、それが出来たとしたら
日本の気象庁の科学技術は人類を越えているといえます。
本当にこの2ヶ月に発生したら、私はもう反省して
気象庁に土下座して謝罪します。

今日、備えてください。
明日、備えてください。
来年も10年後も備えて下さい。
地震はいつでもどこでも起こり得ます。

国は、防衛費という平和のサブスク料金を惜しまない、
運転手は免許更新料を惜しまない、
同様に、我々、住民らが災害への備えを惜しまない理由がありません。
毎年度、少しの時間とお金で構わないので防災グッズを用意してください。

今日、備えてください。
明日、備えてください。
来年も10年後も備えて下さい。
地震はいつでもどこでも起こり得ます。

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