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白い息を吐いていると、ふと物質三態を思い出した

最近寒い日が続いています

寒い日にはっと息を吐くと
息が白くなります

今日はこの白くなる吐息をみながら
考えを巡らせることにしましょう

物質三態

中学か高校の理科の授業で
確か物質三態というものを学びました

物質は固体、液体、気体という
三つの状態を取る
というものです

ほとんどの物質は
固体から液体そして気体へと
温度によって変化していく

たまに例外として
固体から気体へと
いわゆる昇華する物質もあるけれど…

そんなこと思い出しながら
なんだか懐かしい気持ちになりました

飽和水蒸気量と白い息

では息が白くなるのは
なぜだろう

呼気は身体から出るときに
湿気を含んでいる
それと同時に温められている

寒い時期だと呼気が身体から
出た瞬間に一気に冷やされる

空気の中にとけ込める水の量は
飽和水蒸気量というので決まっていて

この飽和水蒸気量は、温かいと大きく
寒いと小さくなる

呼気の中の水分より
冷やされて小さくなった飽和水蒸気量のほうが
小さいと、溶けきれなくなった水が
追い出される

これが空気中の塵芥にくっついて集まり、
液体の水になって目に見える
これが白い息

でも、またその水は徐々に
周りの乾燥した空気に溶けていって
みえなくなるそうです

飽和水蒸気量を体感する

飽和水蒸気量を体感する実験としては
よく結露があげられます

グラスの中の水に氷を入れて冷やしていくと
グラスの外側が濡れてきます

グラスに触れる部分の空気が冷やされて
水が追い出され
それがグラスにくっついて目に見えるんですね

窓ガラスも室内と室外の寒暖差があると結露します
これも飽和水蒸気量の差ににより
水が出て、くっつくものがあったから目に見える
ということですね

南極では白くならない

南極とかは氷に覆われて砂埃とか立たなくて
塵芥が少なく、溶けきれなくなった水が
くっつくものがなく、目に見えにくいのだそうです

なんだかたのしいですね

わくわくしませんか?

南極大陸で実験してくださってる映像をみると
何もないところでは、本当に白くなりません

でも、エンジンをかけた車のそばに行くと、
石油系燃料の排気ガスがでるからだそうですが
白くなってました

面白くないですか?

やってみたくないですか?

改めて白くなる息を見て

息が白くなる仕組みは
なんとなくわかってはいましたけど

南極の映像を見ると

人の活動が
そこに透けて見えるようです

ああ、ここには
土や砂があり
そこを動く動物がいて
塵芥を巻き上げる風があって

まとまった個体や液体を微粒子にかえる
活動がたくさんあるんだなぁと

ありとあらゆる活動があるんだなぁと
思いました

人は一人で生きているわけじゃない

今日も地球のみんなと
生きていきます

では、また次のつぶやきで

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