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【ポッドキャスト#16 】世界中800万人が利用する人気急上昇のゲーム 「ファンタジープレミアリーグ」


今回の収録とあまり関係ないけれど、録音しながら思い出した話がある。

ジブリの鈴木さんのラジオ「鈴木敏夫のジブリ汗まみれ」で記憶について語った回だ。

その回で、宮崎駿の記憶についての説明していた。鈴木さんが宮崎さんと一緒に小樽に行った時、宮崎さんはある建物の前に立ち止まって、じーっと見つめて覚えていた。(30分から1時間くらい。)

屋根の形、窓がどういう方式で、間取りがどうなっているか。1個1個、全部覚えていく。解像度を上げて100個くらいに分類していき、さらに細部を覚える。 書いたりメモしたりはしない。

どのくらいを思い出せるか、忘れないように繰り返し頭の中に刻み込んで、血肉にしていく。 1時間以内に覚えて反芻してから、1回止める。そして、寝る前にもう1回思い出す。さらにそのあと、1回封じる。

で、半年とか1年、放っておく。最終的には資料を手元に置かずに、映画作るときに「あれ使おうかな!」って、頭の中の引き出しからそれを引っ張り出すそうだ。結果的にそれは 『もののけ姫』のエボシ御前の御殿になった。

出典: 鈴木敏夫×石井朋彦が語る「ジブリの仕事術」


宮崎さんの記憶の仕方について大変に面白いと思ったが、凡人が真似してすぐに鍛えることができる技じゃない。 僕には、その後の鈴木さんの話が記憶に残っていた。


鈴木:記憶って2つある。整理整頓して覚えるものと、そのままで覚えるもの。本当は両方を身につけるべき。見てそのまま、絵のように覚えちゃうっていうこと。例えば僕は、数字は映像で覚える。中日ドラゴンズの大ファンで、昔からスポーツ新聞を丸暗記していたから(笑)。

昔からスポーツ新聞を丸暗記。そう、これは僕もやっていた。新聞を絵というかイメージで覚えていたと思う。

いつからサッカー選手の名前や出身地などををはっきりと自分の頭だけで覚えなくなったのだろう。今回の収録でも話したけれど、2006年の時点までは、ネットに選手情報を頼ることはなかった。もっと自分の頭で勝負していたような気もする。

選手の名前や特徴を覚える時、ウィキペディアやアプリに頼りきっていては自分の血肉として覚えることができない。もっと身体的なやり方で、頭に定着させないとダメなのだ。

知らない土地に着いてグーグルマップで検索して向かってしまう。もちろん、便利で早いからだ。自分で覚える必要がない。けれど、それによって抜け落ちてしまう何かがあることがあると最近よく思う。

サッカー選手を整理して血肉にすることが何の役に立つのか、わからないけれど、やってみたい。 アナログなやり方で記憶していき、デジタルで発信していく。

長くなりました。
というわけで、今週のお話はファンタジープレミアリーグについて。

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On Friday evenings between August and May, in living rooms,bedrooms and offices around the world, millions will be in the final throes of frantically tinkering with a global maths and probability game.

One hour and one minute later, their eyes will be glued to that day's Premier League match. They will bury their heads into their phones, flit between illegal streams and repeatedly hit F5 on work computers. But most won’t be supporting either side. Some won’t even be football fans. All, however, will be itching for point hauls and bragging rights.

The game is Fantasy Premier League. This season, close to 8 million ‘managers’ around the world will select a virtual squad – composed of 15 real-life footballers – to accrue points based on players’ live in-game stats and contributions. Users can tweak tactics and transfer players within a £100 million budget ahead of a weekly deadline, with the aim of maximising points to top mini-leagues and global rankings.

例年、シーズンが開幕する8月から5月までの金曜日の夜、世界中のリビング、寝室、オフィスで、何百万人もの人々が数学と確率のサッカーゲームに夢中になっています。

プレーヤー達は、毎週のプレミアリーグの試合に釘付けになり、頭を電話に埋め、違法なストリームサイトを飛び回り、仕事用のコンピューターでF5を繰り返し押しながら、試合を見つめています。

面白いことに、ほとんどのプレーヤー達は、どちらのチームもサポートしておらず、またサッカーファンでない人も存在しています。ポイント獲得とそれによって得られる優越感のために毎日必死になっているのです。

このゲームは、ファンタジープレミアリーグと呼ばれ、世界で800万人近くのプレーヤーが登録しています。仮想の「監督」として、15人の実在するサッカー選手で構成するチームを選択し、プレーヤーたちがその週に行われた実際の試合での統計データ、貢献データに基づいてポイントを獲得していきます。

ユーザーたちは、トップミニリーグとグローバルランキングに登録しており、ポイント獲得を一番の目的として、毎週の締め切り前に150億円のゲームでの予算内で戦術を調整しプレーヤー達を移籍させています。
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本番組でもミニリーグを作ってみました!

こちらのリンク  から
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