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猫に点滴

自宅で猫に初めて点滴を行ったのは2006年7月でした。
末期癌で飲食ができなくなった黒猫のクーの延命治療のためです。
(10歳で癌を発症し 2度の手術。12歳で多臓器に転移)
クー:保護日 1993年9月27日~2006年8月15日虹の橋

手術の経験から、クーは病院の診察台を見るだけで失禁してしまうほど
通院にストレスを感じていました。そこで獣医さんが、自宅での点滴を
提案してくださり、自宅でのターミナルケアがスタート。

皮下点滴の為、獣医さんから一度レクチャーいただくと、すぐに
できるようになりました。クーも私が点滴を打つことに、嫌がることも
怖がることもなく、時にはゴロゴロと喉をならして、甘えながら
受けてくれました。毎日、自宅のお気に入りベッドで、
ゆっくり過ごしながら1ヶ月後、虹の橋を渡りました。

あれから14年の間に私は8匹の猫に点滴し、今は6種類の注射を
打てるようになりました。私に自宅での治療や検査をするキッカケを
くれたのがクーです。

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