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猫の1分間の呼吸数
猫の1分間の呼吸数は、20~30回が正常値とされています。
でも、必ず個体差があります。個々の平常時の呼吸回数を記録しておくことは、猫の体調の異変を察知するのに非常に大切です。
平常時とは、穏やかに静かに過ごしている時のことです。
ゴロゴロと喉を鳴らすと呼吸が上がったり、睡眠中も夢を見ると変動します。動いたあとや食事のあと等も変動するので、いずれにもあたらない、静かな時の回数を記録しておきます。
呼吸回数の変化は、特に看取りの時に異変を察するカギとなりました。これまでに看取った11匹のうち10匹が、呼吸数の増加から12時間以内に亡くなっています。
このとき必要となるのが、個々の平常時の呼吸数です。
例えば明日香の場合、平常時の呼吸数が17回でした。その呼吸数が22回に増えた時、お別れが近いかもしれないと感じ、家族を集めました。呼吸数増加から4時間後、明日香は家族に見守られながら亡くなりました。
増加したときの明日香の呼吸数22回は、一般的には正常値です。もし、普段の明日香の呼吸数を知らなければ、正常値で問題ないと見過ごしていたかもしれません。でも、普段17回の明日香の呼吸数が、22回に増えたとわかったことで、異変を察知できたと思います。