引きこもり脱出直後を振り返るその2
その1→ https://note.mu/tomodati/n/nfb45b44ce2b5
その後、普通の病院にも行った。親の知り合いで事情を知ってる
先生に体に異常はないか診てもらった。
引きこもっていた頃に、一度だけ死にかけた事があった。
ある日突然、喉のツバを飲み込む時に動かす喉ぼとけの
辺りの筋肉が全く動かなくなって、ツバが呑み込めなくなった。
その症状は何時間か経つと元に戻るのだが、その症状が何日か毎に
繰り返していて、全く喋らないから喉の筋肉が弱ってるのかな
とか思いつつ、5日ぐらい経ち、椅子に座ってネットを見ていた時に
急に息が苦しくなった。
何故か大きく息を吸うと息苦しくてまともに呼吸が出来ない。
普段当たり前のように出来ている呼吸が
まともに出来なくなる
そんな状態ですら当時の私は、家族に助けを求めるという
選択肢はなかった。
普通に呼吸をすると息苦しいので、出来るだけ小さく
少量の息だけ吸うようしたら息苦しさは和らいだので、
半分諦めながら、そのままベットに横になって寝た。
起きた時には治っていて、症状はその一度きりだったので、
結局あれが何の病気だったのか分からなかったのだが、
お医者さんに相談して、喉に細い管のカメラを入れて貰い
診てもらった結果、慢性の扁桃腺炎があると診断された。
普通に病院に行けるようになったのは、
私が引きこもりをやめて良かった事の一つである。
それまで私は10年間一度も病院に行くという選択肢が
なくて、ひどい病気になったらそのまま人生を諦めよう
とか考えていたのだから。
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