カラーセラピーの歴史を見てみよう〜前編〜
人と色彩は今日までどのような歴史を
たどってきたか知っていますか?
今日は、
カラーセラピー(色彩療法)がどのようにして
発展してきたのかについてお話します
前編と後編に分けていきます!
本日は前編です!
《有史以前》
約2万年前(旧石器時代)は、
動物の血、赤土や炭、草花から塗料を作り
様々なものに使い始めました
実際の絵は、豊穣や繁栄を願って野生動物を描いた
“アルタミラ洞窟”の壁面や“ラスコー洞窟”の壁画
などに残っています
また、死者を埋葬する時には、
遺体に朱色などで死化粧をして、
死者の魂が無事天国へ行けるように
“魔除け”と“祈り”の意味を込めていたようです
昔は、太陽を“神”として崇拝する宗教が
多かったようです
太陽が照らし出す自然界の色彩は神からの贈り物で、
そこに意味や効果があると考えられていました
《古代エジプト》
色彩を医療に活用するために、
様々な方法が試されました
*太陽療法*
古代エジプトの人は、
太陽を神として崇めていました
日光の光を身体に当てることで
病気を治療しようとした“太陽療法”が
カラーセラピーの起源だと言われています
*色彩の部屋*
病人を癒すために、色彩のある神殿を建設しました
その神殿の中に、顔料や草花などの染料で
染められた色の布を飾り付け、
治癒のための部屋があったそうです
その部屋の中で、群青色やピンク、紫などの
光を浴びることで気分を高揚させたり、
鎮めたりして精神的な癒しを得ていたようです
*同色療法*
美しい鉱物には特別な効能があると考えられて、
身体の治療に用いていたようです
赤く輝く石は、血の浄化や止血など、
血に関わる疾患に効果があるとされていました
エメラルドなどの青緑色の石は
目を休めて保護するものと考えられ
目の周りに塗られていました
《古代ギリシャ》
医者や科学者によって、
色彩を医療に活用しようとする人物が出てきました
*ピタゴラス*
“色を眼から取り入れて身体を治療する”
ということを、積極的に行った初めての人物です
病気の治療には「色光(カラー)」「音楽(音)」
「詩」が重要であると述べました
*ヒポクラテス*
哲学者で『現代医学の祖』と呼ばれる人物です
「体内の不調は体外の色に表れる」と提唱し
病人の肌や目、皮膚、舌の色などの変化を
詳細に観察して診断する『色彩診断』を行いました
*アリストテレス*
“火は赤色” “空気は黄” “水は青” “土は緑”という
各元素にそれぞれ対応する色があるという考えの
『四元素論』を説いた人物です
この考えは、カラーセラピーでも使う
キーワードの元になっています
前半はここまでです!
昔から、人は色というものに注目したり
研究したりされていたんですね
後半はこちら↓
色を題材にして、自分の日常や気持ちを
記事にしてみませんか?
カラーセラピーをして
自分の気持ちを整理しませんか?
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