絵画を始めたきっかけは起業の失敗?
前回はなぜ絵画を始めたのかの前半部分、幼少期についてお話をさせていただきました。
一度は諦めた芸術活動に再び取り組もうと思ったきっかけは、アートとは違う方向からでした。それは、2017年に起業をしようと思ったことがきっかけです。
幼少期から周りや両親とも馴染めなかった私はおじいちゃんが唯一の心許せる相手と思っていました。なんでも話を聞いてくれ、怒ることはせず、本当に大好きな優しいおじいちゃんでした。
そんなおじいちゃんが小学生の時に亡くなってしまい、私は心のよりどころがなくなってしまったように感じました。
自分のことを心から
「大丈夫だよ」
と言ってくれる人がいなくなってしまったと思ったのです。
大学を卒業してからはコンサルティングファームやスタートアップに所属するのですが、その中で様々なテクノロジーと出会い、
もしかして仮想的にでもおじいちゃんともう一度話せるのでは?
そう思い、「亡くなった人と話ができるサービス」をテーマに起業を志します。
結果的に100名の方にユーザーインタビューをして、非常にいいフィードバックを得ることができ、も出ました。
ニーズが高いことも知りました。
しかし、皆さんの思いがあまりに強く、重く私自身がそれを受け止めてサービスにすることができず、挫折してしまったのです。
人生を賭けた起業もうまくいかず、当時お付き合いしていた彼からも別れを告げられ、30歳を前に人生に絶望しました。
■クラファンの軌跡
フランス渡航のためクラウドファンディングをはじめます
ただの会社員が絵画をはじめたきっかけ
絵画を始めたきっかけは起業の失敗?
大きな挫折を経て再び自分と向き合う
31歳を迎え始めて自分の軸を知る
再び芸術活動に対しての情熱が湧き上がる
大盛況になったライブペイント
コロナはライブパフォーマンスを奪って行った
「ZOOM背景画プロジェクト」始動
そしてルーブルでの展示依頼を受ける
フランスは私の人生の分岐点だった
プロジェクト達成後の未来
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