Ave Mujica『ELEMENTS』考察チャレンジ…改め答え合わせ


1. はじめに


いやぁ…予想外でしたよね…
その①(下記リンク参照)を書き終えてまあまあいい線なんじゃない?なんて思ってたんですよ。



さてそろそろ残りの曲も考察ちゃんとしようかしらね?とか思ってたところのコレ…



本人が楽曲解説してるじゃーん!


いやまさかこんなに早く答え合わせできると思わんじゃないですか!
ていうか本人が解説してるならワイの出る幕無しでは…?と(笑)
しかしぼちぼち考察は進んでたのでなんもしないのも悔しいなぁと思って超久しぶりにスペースしたよね(笑)(あの時聴いてくれた皆さんありがとうございました!)

そんな訳でnoteどうしたもんかと思って結局答え合わせ的な感じで書こうかな?と。
ぜひDiggyと合わせてお読みくださいませ…

2. Symbol III : ▽



ウィキペディア先生の『水』の解説はこちら


流動性の象徴であり支えである。対極は火。比較的重い元素で、自然な状態では空気によって含まれ、土を含む位置である。基本性質は冷・湿。水の存在意義は物質の形を扱いやすい物にすることであり、湿の性質によって柔らかく形を変えられるという二次性質を物質に与える。土の元素のように物質の形を維持するわけではないが、湿気を保つことで物質が砕けたり散逸することを防ぐ。空気に生じられる存在であり、空気が液化することによって水分となる。上昇する火に対し、水は下の方に流れて隙間を埋め、火が膨張させた物を縮小させる求心的・生産的な元素である。


ウンディーネは候補にあったんだよねぇ…ウンディーネかビーナスかで迷った。
『火』と『水』が重なって『大宇宙(六芒星)』になるのも錬金術のそれでしょ?
しかし「私は最初に降り立った者」に迷わされたよねぇ…
地球の生命の始まりから終わりまでを見てきた存在…でも神とはまた違うだろうなぁ…てのはあって。
そしたら『パンスペルミア説』てのがあるのを知って。この説は元々「地球の生命は天上から蒔かれた種が起源」ていうものなんだけど、古代ギリシャから言われてた説で、現代でも「アミノ酸だとか生物の体を生成する成分は地球外から来たのでは?」という考えとして受け継がれてる説なんだけど、これは何かしら関係あると思ってたんだけど言及無かったねぇ…(笑)
あ、ウンディーネは精霊なので命というものが無いのだけれど人間と結婚することで永遠の命を得ると言われてます。なのでこの歌のウンディーネは人間と結婚したのではないかなぁ…と思ってる。


3. Symbol IV : 🜃



ウィキペディア先生の『土』解説はこちら


固体的状態の象徴であり支えである。対極は空気。絶対的な重さを持つ元素で、自然な状態では全元素の中心に位置する。本来の状態では静止しているため、この元素が優勢な物質は動かなくなり、離れてもそこへ戻ろうとする性質がある。物質を硬く安定的で持続する物にし、外形を維持し、保護する。基本性質は冷・乾で、二次的な性質は密・重・硬など。


とにかく色の描写が多くてこれは何か意味があるのでは?と。そこから何か読み解けないかなぁ…と思ってたんだけど、ここに関してはDiggyの詩作のテクニックであったと…いやぁオジサン1本取られちゃったナ!
「アイリス」は花ではなくて虹の女神イリスだろうなって読みは当たってたのでそこがカラフルなイメージの元だと気づけたかもしれんなぁ…もうちょい時間があれば…
全体としては大地の女神シアリーズがモチーフだったんだねえ。
シアリーズは『シリアル』の語源でもあるそうな。
しかしシアリーズ、神話を調べるとなかなかハードモード(実の兄と弟に強姦されそれぞれの子を出産、恋人は殺され、娘は誘拐される)でこう…なんとも言えん気持ちになるな…


4. Ether




ウィキペディア先生の『エーテル』の解説はこちら


エーテルアイテール: ether、古希: αἰθήρ)とは、古代ギリシア哲学に由来する自然哲学上の概念。アリストテレスによって拡張された四元素説において、天界を構成する第五元素クインテッセンス: quintessence、: quinta essentia)とされた。これは中世錬金術スコラ学キリスト教宇宙観にも受け継がれた。

なんかここに来て凄いストレートなメッセージソング来たよね!と思ったらエーテル視点の歌なのか。
前回の記事でも書いたけどアリストテレスは「宇宙空間に何も無い(真空状態)とは考えられない。星の光を伝える元素が満たしているはず」と考えて宇宙空間を満たす元素をエーテルとしたんだけど、「真実の光」という定義にぴったりだよねぇ。
考察しててもこの曲に関しては本当にエーテルそのものすぎて他に当てはまるイメージが見つからなかったんだけどそれもそのはずだわっていう…(笑)

「自分らしさに拘らないで」ってめっちゃエンパワーメントされるよなぁ。Diggy自身のことみたいな気もするけど。

てかね、解説の最後なんだけど、

「循環し調和が訪れるとき概念が無くなる」
巡り巡る輪廻と因果を魂が悟り、次第に一面のハイライトに溶け込んで、やがては消えていくイメージです。


もうさ、この解説に解説必要な気がするんだけど(笑)

※追記
「輪廻」「因果」「やがては消えていくイメージ(無)」…これって仏教思想的じゃない?
か、インド哲学か…
西洋的なイメージを隙間なく詰め込んで最後にこれ…
意図的にやってるのかなぁ…


5.最後に


いやぁ…ほんと…こんな丁寧に解説してくれるとは…
まぁ力が入ってるとは思ってたけどこんなにガッツリ絡んでるとは思ってなかったよねぇ…
そりゃソロやらねーはずだわ!ていうね(笑)
『PTOLEMY』や『GOD SONG』に続く曲って難しくない?と思ってたんだけど提供曲でやってくるとは思いませんでしたわ。
本当はまだまだ掘り甲斐あると思うので色々気づいたらまた追記しようかな?と思っております…

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