インタビューから二次予選を予習してみよう!1日目
こんにちは森山です。
この記事は、2週間前に公開された出場者の皆様のインタビュー映像から、二次予選のプログラムを予習してみよう!という記事です。
全員では無いのですが、いくつか特徴的なパターンがあったため、それをご紹介します。また、他にも興味深い曲の紹介が沢山あるので、ぜひ下記の動画をご視聴ください!
去年の予習記事振り返り
去年は下の記事のように参加者の選曲の傾向を分析してみるなんてことをしていました。
課題曲については、二次予選については昨年との変更はないようですので上記の記事に書いたものを再掲します。
インタビューの特徴ごとにみてみよう!
プログラムの中で重要な曲を紹介している
渡辺 康太郎さんは、初めて挑戦する作曲家シューベルトのさすらい人幻想曲を中心としたプログラムを組んだそう。幻想曲であること、シューベルトが歌曲の王であることを忘れないようにしたいとのことです。
西山 響貴さんは、ブラームスの3つの間奏曲とショパンの幻想ポロネーズを2本の柱として、2人の作曲家の最晩年の何か似たような境地、またドイツとフランスという全く違う世界の架け橋としてショパンのエオリアンハープを演奏したいとのことです。
1曲を取り上げて紹介している
藤川 天耀さんは今回演奏する4曲のうち、ショパンの幻想曲が高校の卒業試験、卒業演奏会、留学中にも色々な場所で弾いた最も思い入れのある曲なのだそうです。
生熊 茜さんは、ショパン作品を演奏することに苦手意識があり、今回のスケルツォ4番はとても大きな挑戦なのだそう。苦手と徹底的に向き合いながら勉強出来ており、弾けば弾くほど作品への愛も大きくなってきているそうです。
小野田 有紗さんは、特に思い入れのある曲として舟歌を取り上げています。この曲はショパンの思い描く淡い夢、理想とする人生の走馬灯のように感じるそう。動画ではストラヴィンスキーの火の鳥にも言及しているので是非観てください。
1つ1つの曲を紹介している
佐藤 和泉さんは、ショパンエチュードOp.10-4を一見疾走感があるが個々のメロディーラインが凄く綺麗な曲、そしてベートーヴェンのソナタ28番の生命力的なエネルギー、サン・サーンス=リストの死の舞踏の死への恐怖感という強い負のエネルギーという2曲の対比に注目してほしいとのことです。
中村 梨乃さんは、バッハのトッカータ ニ長調を一曲を通して色々なドラマがある曲、ドビュッシーの映像 第2集は東洋とも深い関わりを持った作品で、静寂に包まれるような神秘的な雰囲気や、生き生きと色彩豊かに描かれているところまで内容豊かな作品なのだそうです。
さいごに
いかがでしたでしょうか?インタビュー動画から抜粋して紹介していますので、他にも詳細な説明が聞いてみたい人は、一緒にご紹介した動画を是非ご視聴ください
わたしは二次予選のプログラムについてというだけで、それぞれのインタビューからさまざまな見方があることが分かり、本番がもっと楽しみになりました!二日目についても、またアップします!
(写真提供:ピティナ)
ピティナ特級Webサイト https://compe.piano.or.jp/event/tokkyu/index.html