末代FIREという生き方
8月乙でした。カツ丼は最終日でＯＫでしたね✊🤤✊
今回はFIRE、中でも独居系FIRE（純情少年コナン君FIRE）をテーマに啓蒙します✋🐴✋
末代FIRE
FIRE界隈は広い。
広いながらも、「心身ともに成熟してからFIREした者」と「少年少女のような純粋な心のままFIREした者」がいることに気付いた。
後者について具体的に言うと、独身で、あるいはDINKsでFIREした者のことである。
ただ、これを一言で「独身FIRE」、あるいは「独り身FIRE」、「コナン君FIRE」などと一笑に付すのではなく、もう少し掘り下げてみたい。
そもそも「独身」とは。
「独身」というのはその時点での状態なので、①先日まで2人の子供を育てていたけど流行りの連れ去り別居からの敗訴で離婚してしまった状態でも離別という形で「独身」だし、②配偶者に先立たれてしまった人も死別という形での「独身」、③シンママだってシンパパだって、配偶者がその時点でいないなら”寡ふ”であり「独身」である。
④もちろん「独身」というワードで真っ先に思い浮かぶ40歳にもなって一度も交際経験がないホンマモンだって同じく「独身」である。
これら全てをいっしょくたに「独身」と表現するのは納得できない。
なるほど、「婚姻歴があるかないか」でイメージが違う、という話をしたいんですね、と言われると、うーん、そうでもない。例えば成人になったばかりの18歳の未婚者だって「婚姻歴のない独身」で異常者になる。
そんなわけはない。それはただの大学生か高卒労働者だ。
では年齢が問題なのか。それとも結婚願望の有無が問題なのか
これはもしかしたら、人生設計における考え方によるのではないか、ということに気付いた。
つまり、「子供を養い、育てていく人生」を想定して人生を設計するか、「生涯独身を貫く（自らを末代とする）こと」を想定して人生を設計するか、そこの設計思想によるのではないか、と。
ということで、昨今Twitterで多く見受けられる、生涯独身を貫く覚悟でFIREされた方々については「末代FIRE」と表現していきたい。
無論、人には様々なバックグラウンドがある。結果として末代となってしまう方もいるだろう。誹謗中傷になりかねない表現は避けたいと思う。
「末代FIRE」という言葉自体になんらネガティブなニュアンスは混じっていないことは強調しておきたい。
個人的な意見を言えば、多様性が叫ばれるこの現代社会、経済合理性や介護問題、育児問題、他にも様々な理屈をこねくりまわし、「種の保存」という本能や「次世代にバトンをつないでいくべき」という社会からの有形無形の圧力を全て跳ね除け、鉄の意思で末代FIREを達成した方の覚悟や生き様については心から賞賛したいと思う（本心です）
素晴らしい。きっと少年探偵コナン君のように地頭が良いのだと思う。アタマが良くないとそういった思い切った決断は出来ない。私は応援してます（本心です）
末代FIREの生き方
長々と解説したが、要するに末代FIREとは「金持ってるだけの独身無職」である（事実陳列罪）
通常想定されるFIREとは、結婚して子供を２人育てている中で無職になるわけだから、サラリー年収500万に代わる資産収入が欲しいとすると最低1億円は欲しくなる（ざっくり、資産1億円の年間5%として）
子供は授かりものなので３人目の子供が生まれる可能性も考慮しないといけない。
その他、住居の問題もある。４人がストレスなく住める、そこそこ広めの家に住むべきだろう。（賃貸にしろ持家にしろ）
しかし末代FIREであれば2,000万円もあれば十分なのだ。
住居の問題も、子供部屋に永住すればいいだろう。親との同居はストレスも溜まるが金も貯まるのだ。
末代FIREの利点としては、自分のことしか考えなくていいため資産は2,000～3,000万円あれば十分（もちろん、多いに越したことはない）
これは別に言いすぎではない。独身で、生涯独身を予定している「計画的末代予定者」にとっては確かに2,000万円ほどの資産があれば十分に生活が出来るのだ。
ライフステージが「大学卒業→就職→末代FIRE」で終了するため、大きな支出となるライフイベントは未来永劫やってこないためである。
達成難易度は言うまでもなく易しく、ガチれば3～5年で容易に達成できるだろう。（たとえ本業の年収が300万円だとしても、ここ数年の副業環境が非常に良かった。ケーコジなり仮想通貨で１年で数千万円稼いだ若者は珍しくない）
無事に末代FIREを成し遂げた後は、余りある時間と自意識でもって熱心にSNS発信することが生活の柱となる。
それこそが唯一の生きがいだからだ。（人は孤独では生きていけない。何かしらの社会に属する必要があるのだ。）
いやいや、読書とかゲームとか絵描きとか動画投稿などの高尚な趣味を持っているからそれに邁進するんだ、いやぁ～忙しいなぁ！夢がかないました。FIREしてから日々が輝きだしました( ｰ`дｰ´)という趣旨のツイートもよく見かける。
本心もあるんだろうが、たとえそうだとしてもわざわざ言う必要もない。
純粋に疑問だが、その趣味というのは仕事しながら、結婚して子育てしながらだと叶わない程度の夢なんだろうか？（これ言っちゃいけないやつなんですかね…）
末代FIREの婚活事情（ほな結婚します編）
では、こうも考えれないだろうか。
たまたま順番としてFIREが先行しただけであり、今から結婚相手を探し、子供を育てればいいだけではないか？と
しかしこれは難しいと思う
さて想像してみよう。婚活会場へ、出会いの場へ赴く君を
まずはプロフィールから。
35歳、独身男性、健康異常なし、職なし、趣味はSNSでFIRE発信（フォロワー5000人が誇り）、運用資産は5,000万円、得意なことは株トーク、相手に望むことは「お金ではなく、ありのままの自分を好きになってくれること。知的な会話が出来ること」。出来れば正社員の方を希望します。
はい、そこ、笑わない。ここ笑うポイントじゃないですよ！
魅力度で言えば君はどうだろう。
資産5,000万円は確かに輝いて見える、が、しかし、お金目当てで結婚してくる女性とは出会いたくない君だ。資産額はボカすことになる。
そうなると君はこのような会話をすることになる。
「確かに無職なんだけど、若い時から倹約が身についていてるから年間100万円もあれば生活できるんだよね。資産も同世代と比べて結構持ってて（ﾝﾌｯ）、まぁあんまり大きな声で言えない（ﾝﾌｯ）だけど株の配当金だけで暮らしてる感じかな。今は会社に縛られない自由な生き方をしてるよ。まぁ高配当株は税金取られる分パフォーマンスが悪いっていう意見もあるんだけど安定して年間3%ほど配当金が入っておっとっと、これじゃぁ資産額が分かっちゃうな（苦笑）ちなみに実家暮らしだけど家事は一通りできますよ（ｷﾘｯ）あ、家庭的な女性がタイプです。（オ特早口）」
う～ん、実に知的だ。
しかしながら女性と会話が弾むかというと・・・微妙なところだろう（そもそもお互いのＩＱが離れていると会話が成立しないのだ）
何より悲劇なのが、「資産しか取り柄のない独身無職」なのに、「お金目当ての相手」を弾くためにその唯一の武器を満足に使えないことだ。
そもそも女性が35歳男性に望むことは「1人暮らし経験があり、家事が出来て、こだわりが強くなくて、高望みしないから年収は800万円ある普通の会社員」なのだ。
なのに君といったら年収800万どころか年間配当200万で、肝心の資産はどれだけあるか教えてくれず、この先会社員になるつもりも毛頭ない、という訳だ。（毛頭ない、というのはハゲという意味ではありません。学のない読者がいると聞いたので念のため。勉強になりましたね。恥をかく前にググりましょう）
これではマッチングできるハズもない
そしてこれは一般論としてだが、夫に求める条件の一つが「家にいないこと」だ。
某SNSにおいて✞ママ✞を対象に実施したアンケート結果を参考にされたい。
大好きな旦那がテレワークで家にいたらどう思うか、という設問に対する回答がこちら。
そう、半数は「居て欲しくない」と回答している。
ついでにパパの時短勤務や育児参加（育休）に対するママの感じ方も調査してみた
年間配当1,000万円だとしても、年収500万で家にいない旦那の方が需要が多いのだ（過言ではないと思う）
そう、たとえどれだけ仲がいいパパだとしても、やはり日中は家に居て欲しくないものなのだ（５人に１人は嬉しいと感じるらしい）
ちなみに適当に資産5,000万円とか、年間配当200万と言ってみたが、これが資産2億円で年間配当1,000万円だとしても同じである。年間配当1,000万円の生活に相当するパートナーを君は選べるのだろうか？
結婚したいなら、先に資産を築いてはいけない（戒め）
ということで、何が言いたいのかというと物事には順番があるのだ。
先に「一生涯を過ごすことが出来る資産」を築いてしまうと、良い伴侶と出会えない、ということなのだ。
「等身大の自分を見て欲しい、お金目当てじゃない人がいい」という少年のような純粋な願いを叶えるためには、まず資産がない状態で結婚して、一緒に資産を築くしかないのである。
二人で築き上げた資産は経験となり、思い出となるだろう。
…言うまでもないが、末代FIREを最初から計画してる君には関係のない話である。同世代のバカが恋愛だ結婚だ子育てだ住宅ローンだとムダ金を使うのを尻目に今後も自分のためだけにせっせと資産を積み上げていこう！
賢い君だけが、勝ち組になれるのだから。
「末代FIREおめでとう」
そういう訳で、無事に末代FIREを成し遂げた君へ。おめでとう。
そもそも君は結婚しようと思えば出来る立場だが”敢えて”独身生活を選んだのだ。結婚したくても出来ない訳じゃない。いつだって結婚できるし子供も作れるが、思慮深い君は末代FIREという選択をした。
周りに流されない、非常にしっかりとした意思をお持ちなのだ。
同世代のバカが、な～～～んにも考えずに周りに流され、結婚して、育児に奮闘してる中も、君は悠々自適と自分だけの生活を楽しむことが出来る。
同世代のバカと違い”アタマ”の良い貴方は、古い価値観や固定観念に囚われることなく、これからも元気にTwitterで発信して欲しいと願う。
30代や40代にもなっても、少年少女の心を感じさせるような若々しい投稿を見かける度に、同世代のパパママは励まされる気持ちになるのだから。
あとがき（クソガキ）
末代を誤用していた（割と結構ショック）
…さて投稿しようとする前に、そもそも末代ってどんな意味なのかとググってみたら、「最後の代となった者」を指す言葉ではなかったらしい（驚愕）
誤用でした。誤用。いや～危ない。このまま投稿したら「末代の言葉の意味すら知らない子持ちオバサン必死で草」みたいな陰湿なコメントを頂戴するところでした。
誤用と知らず使用してしまい誠に申し訳あるわけがない。
どうせお前らも、私がこうやって補足するまで気づかなかっただろう。
よかったなぁこのnoteを読んで。世間話に出来そうな雑学が増えて。（世間話する相手おらんか（大爆笑））
気になるなら「末代 誤用」で調べるといい。
せっかくここまで書いちゃったし、どうせお前らアホは誤用の方しか知らないだろうからこのまま投稿したいと思う。
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