時を越えて
お墓参りに行った。
1人の女性が 声をかけてきた
「◯◯さんですか?」
「はい、どちら様でしょうか?」
その女性は 亡くなった姉の友人だった。
姉が亡くなって もう30年以上経つ。
その姉を思い お墓参りに来てくれていたのだ。
その方の名前には聞き覚えがあった。
姉の1番親しかった友人の1人だ。
私は感極まって涙が溢れそうになるのを
必死でこらえた。
1分違えば その方に会えなかったろう。
しかし 会えた。
何十年越しの姉の計らいなのだろうと
胸が熱くなった。
お花を飾り お線香をあげてお参りして頂いた。
ありがたい。
こんなに長い時を
覚えていてくださりありがとうございます。
姉は本当に幸せ者です。
どうか これからも友人でいてあげて下さい。
遠い空の向こう 笑って見ているだろう。
姉ちゃん 良かったね。