命日の過ごし方について
命日の過ごし方は人それぞれで良い
命日にどんな過ごし方をするのかは故人との関係性によっても本当に人それぞれだと思います。
お墓参りするとか、親戚で集まるとか色々有ると思うのですが、それが出来ない場合も有ります。
私の大切な故人の場合は身内とかでは無い関係性なので、お墓参りは先ず無理です。
親・親戚関係が良くなかった方とか、そこまで密な関係性では無かった場合とか、中にはお墓参りが難しいというケースも色々有るとは思います。
それに限らず、お墓が無い故人も居ます。
私の曾祖父も生前に散骨を希望したためお墓が有りません。
故人交信(ミディアムシップ)を行う私から言える事は、
確かにお墓参りや祭壇に手を合わせて祈ることは大切ですが、大事なのは場所ではなく心を向けるということです。
故人の事を思い、心を向けることで、結果的に魂の学びを得るヒントに繋がったりすれば良いのです。
もし故人に心を向けることが義務的になってしまっているようなら無理してやることも無いと思います。
故人の事を引っ張り出してまで考える状態ということは、今の日常を精一杯生きているという事です。
故人にとって義務的に何かをされるよりも今の日常に向き合って魂の学びを日々達成していってくれることが望みです。
命日には自分も労うことをする
確かに亡くなった本人の事を想ったり、色々考えたりもするとは思います。
でも、そんなあなただって悲しんだり、怒りを感じたり、塞ぎ込んだりと色々悩んだり苦しんだと思います。
命日を迎えるまでの間、ご自身がどれだけのことを乗り越えてきたのかも思い返してみてください。
悲嘆状態の時は想像以上に神経も体力も使いますから、想像以上に頑張ったはず、いろんなことを耐えてきたはずです。
だから、そんな自分もどうか労ってあげてください。
ご褒美に美味しいもの食べに行っても、楽しいことをやっても有りです。
故人はそれに対して怒ったりすることは決してありません。
(それに、大切な方が亡くなった後に気分転換も兼ねてお出かけしたり楽しもうとしたりする事を不謹慎とか言うのは、何を根拠に不謹慎なんだろうなぁと正直疑問です。遺された方が生きる事を楽しめなくなり、その末に生きるのをやめてしまう事になってしまうのは本末転倒だと思います。故人の望みではないです。)
故人の望みは「心から生きることを楽しんでくれること」です、頑張ったあなたに「自分の為にありがとう」という想いで居ますから。
故人に縁の有る場所に行ってみる
お墓参り以外で何かをするとしたら、命日の当日で無くても構わないので故人に縁の有る場所に行くのも良いと思います。
私は専らこのパターンでして、その場所に行って「どんな想いを持って仕事をしていたんだろう、様々な作品を作ってたんだろう」と色々思いを馳せることにしています。
ほぼ毎年やっているのですが、同じ場所で同じ事を考えているのに、年を追うごとに得られる気づきや学びって毎年変わっています。
それは、自分や周囲の状況や環境が変わったかもしれないし、内面的に変化が有ったからかもしれない。
でも、それでよいのだと思います。
大切な方が亡くなって後、一見何の変化をしていないかもしれないけれど、着実に前へ進んでいると言うことですから。
外に出る事で、ひょっとしたら、故人からメッセージやシンボル、素敵な景色も見せて貰えるかもしれませんよ。
故人との絆を保持することで人生をより良く生きるという考え方
色々振り返って、考えることは沢山有ると思います。
泣きたくなったら思いっきり泣いて良いし、笑いたくなったら思いっきり笑って良いのです。
それに、無理して立ち直ろうとか、解決しようとか、そんな必要もありません。
大切な故人との絆を保持して共に人生を歩んでいくという考え方も有ります。
私は、大切な方が亡くなって早20年(2020年現在)です。
私の人生においてはものすごい大幅を占めていると言っても過言ではない方。
多分、大切な方が生きていた当時学生だった私は「きちんと向き合える大人」を探していたんじゃないかなって今なら思えます。
そして今でも、生きる上でのヒントとか、仕事におけるアドバイスとかを生前の出来事から拾っていくことは勿論、ミディアムシップ(故人交信)で訊くこともあります。
『人生の先輩』のアドバイスには人生をより良く生きるヒントが沢山詰まっていると思うからです。
おかげで、節目節目で沢山助けていただきました。生きる希望も沢山もらい、今の私が居ます。
イギリスなどミディアムシップが盛んな国では割と普通な事なのだそうです。
そうすることで人生をより良く生きるという考え方も選択肢としてあって良いんじゃないかな?と私自身の経験としても思いますよ。
大切な故人やペットとお話ししたいと思いましたら、私の個人セッションをご活用ください。
亡くなった方やペットとお話ししてみると心が楽になるかもしれません。
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