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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.109】小は大を兼ねるけど、大は小を兼ねない(はず)
こんにちは!
息子が小学校1年生の時にフットサルサークルを立上げました。
1年半経過し、おかげさまで、サークルに入ってくれている子どもは20人を超えました。
レベルも高く、コンスタントに活動ができることを幸せに感じています。
基本的には、子どもたちは別々のサッカーチームに所属しており、市内、市外の強豪サッカーチームのレギュラーメンバーの子が多くいます。
また、メインはサッカーチームの活動であるため、活動への参加は濃淡がある状態です。
個人的にブラジル流を目指しており、サッカーとフットサルを並行して活動できるのは大きなメリットがあります。
春に日本の大会にサンパウロ州のサントスFCのアカデミーチームが参加したニュースがありました。
その中で注目された選手の記事がありましたので、リンクを共有します。
彼はずっとフットサルを行っているそうです。動画もありましたので拝見しましたが、非常に高い技術を持っていると感じました。
最近感じることですが、小(フットサル)は大(サッカー)を兼ねるが、大は小を兼ねにくいという点です。
サッカーですとどうしても、グラウンドは広く、人数も多い(小学生だと6~8人、ほぼ8人制が定着している)状態です。また、ゴールも大きいのも違いの一つです。
これをもう少し嚙み砕くと、
・グラウンドが広い=スペースが広い、ドリブルも縦によーいドンで抜ける可能性がある、蹴り込める=時間を作りやすい、アバウトなボールでもマイボールにできる
・人数が多い=関係性で数的優位を作りやすい、複雑性が高い、ボールに触れる回数は少ない
・ゴールが大きい=的が大きく、コースが甘くてもゴールに入りやすい
と捉えられます。
「時間を作る(ボールをキープする余裕を作る)」と言うのはサッカー、フットサルでどちらも大事な要素ですが、より難しいのはフットサルだと考えています。(ゴールキーパーへのバックパスが制約されている点からも)
特に小学生の様な子どもたちにとってフットサルは、より頭を早く回転させた上で、狭い空間において繊細なテクニックが要求される点で難易度が高いスポーツであると感じます。
かつてフットサル選手としてもプレーした松井大輔さんも同様のことを仰っていました。
フットサルで生きる技術を持っていれば、必ずサッカーでも生きてきます。(小は大を兼ねる)
ただ、世界の市場などを考慮すると、サッカーの存在感が大きいため、ブラジル人のトッププレイヤーは最終的にサッカーに流れるのが現状です。
これが今後変わるとも思いませんので、高校生などになったらどちらか好きな方を選ぶ(またはここも並行して行う)ので良いと思います。元日本代表の大津祐樹さんも中学までは並行してプレーしていたようです。
最近、新潟や北海道の少年サッカーチームがバーモントカップ(フットサルの全国大会)で躍進しているのをみます。
彼らは冬の間、サッカーはできないので、室内でサッカーを行う=フットサルをプレーしています。
彼らがより技術を伸ばして、サッカーやフットサルを引っ張っていく未来が来れば、日本のサッカーはもっと面白くなるのではと期待しています!