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【息子のサッカーを見て、見えてきたこと Vol.105】メニコンカップ(U15)に参加した選手のBMIに関して
こんにちは!
今年の夏はU15の日本クラブユース選手権をYoutubeで見て、選手たちの個人的な能力の高さと戦術理解力に驚かされました。
そして、そうした優秀選手たちが参加できるのがメニコンカップ(東西代表メンバーの対抗戦)です。
過去にも多くの日本代表選手たちがU15の時に参加しています。
メンバーを見ていて気になったのが身長と体重のバランスをはかる、BMI。
社会人の多くの方が健康診断を受けているので、BMIは馴染みがあるかと思います(太り気味の方にはシビアなKPIです)。
以前、サッカー日本代表のYoutubeを見ていた時に参考となるBMIについてお話がありました。BMIのある程度の高さと足の速さに関係があるとの内容だったと記憶しています。
また、JFAのサイトには「BMIとPHVについて」という発表もあります。
各年代のBMI目標値が示されており、U20では23.5となっています。大人ですと24.0くらいをイメージしました。
そして、このメニコンカップに出るのはほぼ中学3年生なのでU15(FPは21、GKは21.5)が基準になってきます。
今回出場する34名の選手(最初の発表段階)のうちGK4名を除いたFPのBMIの傾向を見てみました。ちなみにGKは4人中3人が目標値(21.5)をクリアしています。
東のFPは15人中、9人が目標値をクリアしています。一方で、西は15人中、7人の目標値クリアという状況です。
この大会に参加するのは日本クラブユース選手権(U15)で活躍した選手たちです。それ以外のクラブにも逸材はおり、U15やU16の日本代表となると少しメンバー構成は変わるかと思います。
上記のJFAのサイトでシンプルですが重要なことが書かれています。『目標値に到達するためには「毎日の食事が大事」です。』
基本的には(ハードな)トレーニングやインテンシティの高いゲームが日常化しており、しっかりと「栄養素の高いご飯を食べる」というのが重要です。
そして、体重をキープするだけでなく、多くの選手がまだ増やすことが必要な状況と言えそうです。
この年代ですと、サッカーの活動以外にも学校での勉学も加わりますし、しっかりと体を休めるというのも忘れてはいけません。
こうした環境は関係する大人(指導者、保護者、学校関係者)がしっかりと理解し、整えることが重要です。
ブラジルの子どもたちは14歳からは親元を離れて寮生活を送るのが名門クラブの常です。そこでは上記のような栄養バランスを考慮した食事が含まれます。
また、サンパウロFCの様な名門クラブは語学を含めた教育の質も担保し、保護者からの信頼を得ています。
こうした環境がスタンダードの国と人材育成の競争を行っているという点も日本のサッカー関係者は意識しないといけない(同じレベルで戦えないのであれば、知恵を絞る必要があります)と思います。