模様替えのレシピ〜この間取りあなたならどうする?わが家の可能性を広げる3つのアイディア〜
子育て家庭のための模様替えのレシピ。
初回は間取りの可能性についてです。同じ間取りがテーマによってどの位変わるのか、配置の可能性を探ります。
模様替えをしたいなって思っている方はぜひ参考に!
□よくある基本の間取りパターン
□① キッズスペースの最大化!大人も子どももそれぞれゆったり
□② コミュニティカフェ風!お友達がよく来るならこれ!
□③ フレキシブルで合理的な共働き夫婦オススメパターン
同じマンションの同じ間取りタイプのお友達がいる方なんかは「うちとぜんぜん違う」とびっくりした経験ってありませんか?
僕はいつもお客様に模様替えの提案をする時には、2〜3パターンくらい配置パターンをお伝えします。
お話しを伺う中で、このご家族にはAが本命、Bはサブ、とかはありますが暮らす人が変わればBが本命ってことにもなり得ます。
つまりこの間取りなら、絶対この配置、という正解はありません。
それぞれにメリデメがある。
と、言うことで「うちの間取りはこうだから仕方がない」って諦めないで色々と家具の配置をいじくるだけでできるんだよっていう家具配置パターンを3つご紹介します。
□よくある基本のパターン
□家族構成イメージ□
妻・夫・未就学のお子さん1〜2人
お子さんが保育園や幼稚園に通うようになり、家の中でも元気いっぱい。
オモチャも散らかるし、もっと収納スペースが欲しい!
このような間取りの場合、例えば上記のような配置が一般的。
普通に引っ越しをしてきたら、なんとなくこんな感じで家具を置くのではないでしょうか。
ソファの大きさによっては多少配置が変わることもあるかもしれません。
よくあるパターンのメリット&デメリット
この配置のいいところは、でっかいソファが置けている点。
親の期待としては、リビングにオモチャ収納を置かずリビングの先にある和室をキッズスペースにして、あわよくばそこで遊んでもらおうと考えますが、そう上手くもいかない。
結局リビングにオモチャが散乱し、ごちゃごちゃに。
かつ収納がほぼないので、よっぽどお片付け上手じゃないとすぐ散らかることに。
このような配置の場合。
お子さんのいないご夫婦や、お子さんが自立した後のご夫婦などには最適です。
できれば、よく吟味されたこだわりのソファにして、本を読んだり休日のお昼寝タイムを楽しんだりすると、素敵な空間として活かせそうです。
□① キッズスペースの最大化!大人と子どもがそれぞれゆったりできるスペース
リビング空間を子どもがのびのびと遊べる空間へ!
子ども達がもっとのびのびと遊べるスペースを作ってあげたい!
そんな思いがあるご家族ならにおすすめ。
この配置の特徴は、リビングを床座にして大きなクッション(ビーズクッションなんかがいい)を2個位ポンポンと配置。
ここが、お子さんが思いっきり遊べて、かつ大人もゴロリとリラックスできるスペースとなります。
また、ダイニングをソファダイニングにすることでダイニングソファでお茶をしたり本を読んだりというリラックスも楽しめるようになります。
リビングには大きな壁面収納でもいいですし、テレビボードの両脇に収納棚、みたいな物でもいいです。
リビングにはタイルカーペットなんかを敷くと防音とリラックスを両方得られます。
メリット&デメリット
壁面収納にしてしまえばかなり大きな収納を確保できることと、そこにオモチャ収納も作れてしまうし、リビングスペースを広場にすることでお子さんが開放的に遊べるのが何よりもメリット。
お子さんが小さいうちは、自由度も高いのでかなりいいんじゃないかなって思います。
デメリットは、いいサイズのダイニングソファを見つけるのがわりと大変ってこと。
ダイニングソファって、なかなか欲しいサイズとデザインに出会うのが難しいんですよね。
□② コミュニティカフェ風!お友達がよく来るならこれ!
お友達がよく遊びに来たりするならこんなのも!
よく友達家族が集まるんです。祖父母が遊びに来るんです。
子どもがリビング学習をするようになって、など。
人が集い、テーブルを囲む機会が増えてきたご家族にぴったりの思い切った配置プラン。
リラックスダイニングパターンの反転型。
実は、子育て家庭こそダイニングテーブルは大きめがいいですよって常々思っています。(その理由はまた後日)
このパターンだと、生活の中心がこの部屋の中央に置かれた大きなダイニングテーブルとダイニングソファになる。
例えば、お友達がよく子連れで遊びに来るなら、子ども達が和室で遊んでも、キッチン正面側の床座リビングで遊んでいても目が行き届きます。
また、お子さんが就学してリビング学習を始めていたり、自宅で仕事をすることが多いんだけど、書斎をひとつ作るのはさすがに無理だしそこまでいらない、って人もダイニングテーブルがこれだけ大きいと(図だと長さ180センチ×90センチ)作業もしやすい。
メリット&デメリット
一番のメリットは、やっぱり贅沢なリビングの使い方ができる点。
デメリットと紙一重ではあるけど、カフェに何時間いても疲れない、大好き!みたいなタイプの方にはめちゃくちゃいいかと思います。
特に背面の壁面収納。
ここに置くなら、無印のスタッキングシェルフなんかがオススメ。
実用品の収納はもちろん、ディスプレイなんかも楽しめるスペースになります。
例えば、リビング学習の学習道具とか、PCや仕事道具や本を収納したりとか。
デメリットとしては、なんと言っても勇気がいることと、使いこなすのがちょいと難しい点。
やっぱり少し変形パターンの配置って、確信が持てなくて勇気がいります。
「部屋、狭く感じないかな?」「真ん中にでっかいテーブルとか、大丈夫かな?」とか。
□③フレキシブルで合理的な共働き家族オススメパターン
もっと普通がいいの!って共働きご家族へ!!
今ある家具をうまく使いたい、ソファもやっぱり欲しいなんてご家族。
また部屋干しの機会が多いけど、部屋が狭くなって嫌だな〜なんてご家庭にもオススメのプラン。
「普通」ってなんだ?って話しですが、よくあるパターンにわりと近しい感じで、ソファもダイニングもってのがこのパターン。
ポイントは、ダイニングテーブルを半円タイプにしたこと。
こうするとよくあるパターンに比べ、テーブル後ろがゆったりと開放的になります。
そうすると、例えばこの窓際にホスクリーンなんかを設置できる。
共働きで洗濯物が夜になるって方も意外と多いし、季節によっては花粉がつくから部屋干しがいい、なんて方も。
そんな場合に床に物干しを置くんじゃなくて、天井から吊るせるようにしておくと干していない時の開放感が全然違います。
そしてリビング。
このくらいの部屋の大きさだとやっぱり大きなソファを置くと、色々諦めなくちゃいけないことが増えてくる。
特に子育て期は空間をいかにフレキシブルに使えるかってかなり大切。
なので、図の中ではW150センチの2〜2.5人掛けのソファ(170センチくらいまでならギリいけるかも)+オットマン。
このオットマンを自由に動かしながら、足を投げ出したり、独立して座ったりできる。
後、ソファをTVの正面に置かなきゃ変って思う人もいるかも知れませんが、意外と直角配置も見やすいし、多いのでご心配なく。違和感は全然ありません。
メリット&デメリット
この半円テーブル。こんな使い方もできるので、お客さんやじいじ・ばあばが遊びに来た時なんかも対応可能。
そういった意味ではダイニング側の自由度の高さは子育て家庭にとても向いていると思います。
デメリットはもう少しリビング側に広いキッズスペースがあるといいよなって個人的には思うところ。
まとめ
同じ間取りでも、家具の配置でどんな使い方ができるのか、いま感じている課題をどうやったら解決できるのか、なんてことが少し見えてきます。
模様替えをする時に、どうしても「壁際にソファ置いて、空いてるスペースにとりあえず収納が置けそうだし」みたいな感じで考えていくと、なんだかちぐはぐになったりします。
ゼロから考えるのは大変ですが、「あ、半円テーブル使うって方法もあったな」とか「ソファなくして床座にして、ビーズクッションだと広使えるな」とか「思い切ってでっかいダイニングテーブルにダイニングソファをあわせるってのもいいかもな」って感じでレシピを駆使しながら考えると、色々とアイディアが出てくるキッカケになるかもしれません。
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今後も、模様替えのレシピとして間取りの使い方やら、テーブルの選び方やら、もうちょっと専門的に”ゾーニング”ってなに?みたいな話やら、していきます。
特に、子育て中のご家庭に向けて「こうするといいよ!」っていうレシピを色々と紹介していきますので、よかったら”子育て家庭のための模様替えのレシピ”マガジンをフォローお願いします!
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