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10歳の娘は寝ながらお金を稼ぐ。

10歳になる娘は、文具やアプリや100均一などで色々とお買い物がしたい年頃になった。

これまでは、欲しい物があれば親にお願いして、親が判断して「よし!」と言えば買ってもらえると言う制度だった。でも、彼女にもだんだんと稟議の通りやすい物と、通りにくい物があることがわかってきたのだ。

たとえば、本類はほぼ無条件で買ってもらえる。文具は学校に関係ある物なら問題ない。100均一のスライムはだいたいNGなど。

それに、ラオスにあるブッダパークに行きたい!と言う野望もある。

https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/3/3f/20171118_Park_Buddy_w_Wientianie_3090_DxO.jpg

それにはお金が必要だ。しかし、お小遣いは文具や100均ですぐなくなってしまう。

▶︎ 娘の金策

娘には2つのお金を稼ぐ方法がある。
ひとつはカフェで、もうひとつはマッサージ屋さんだ。

ところが、あまり商売上手ではなく、なかなかいいタイミングでオファーが来ない。だから、あんまり売れない。売れないとやる気もなくなる。これはどんな商売でも同じである。

と、言うことで有名無実と化した商売を見直すことにした。

今回は父ちゃんが無償でコンサルティングしてあげることにする。父であり、小遣いコンサルタントであり、クライアントである。

▶︎ 放っておいても稼げる仕組みをつくる

学校に行き、休みは遊びに行き忙しい上、「睡眠の質が落ちる」とか言って夕方以降にはコーヒーを飲まないクライアント(父)を相手にコーヒーをオンタイムで販売するのは至難の業である。

だがしかし、商売の基本は、寝ていてもお金が入る仕組みづくりである(←自戒)。クライアントが欲しいタイミングで欲しい物が手に入る仕組みを作らねばならない(←ブーメラン)。

そこで編み出したのが「豆だけ販売」である。

▶︎ 娘チョイスの美味しい豆を販売する

これまでは、200グラム300円くらいの安い豆でコーヒーを淹れてくれていた。でも、豆だけを買うならもう少し付加価値が必要である。

そこで、一緒にカルディへ行き、娘と一緒に美味しそうな豆を厳選。僕は一杯に14gほど豆を使うので、200gだと約14杯分になる。
一杯100円で売るとすると、豆の原価はいくらくらいが妥当なのか。

そんなことを話しながら豆を選ぶ。結局900円ほどの豆を選び、お小遣いで購入。

全部売れれば500円の儲けになる。
500円と言えば、娘にとってはひと月のお小遣いと同額だ。僕はほぼ毎日珈琲を一杯は淹れて飲むので、ひと月で1000円の売り上げが見込める。
娘さん、一気に月収3倍である。

▶︎ 毎日売り上げが立つのが嬉しすぎる

と、言うことで。娘は寝ている間に、毎日100円を稼いでいる。妻が買うこともあるし、コーヒーを娘が淹れてあげれば一杯150円になる。

少しずつ売り上げが増えていくのが嬉しいらしい。
原価の900円を達成したある日。
「ここからは全部、利益だね」と、めっちゃドヤ顔をして見せてきた。

お金は親から貰うものじゃなくて、稼ぐものなんだってこと、ちゃんと学んでくれているといい。

では、また。

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三木智有|家事シェア研究家
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