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TVの向こうにある憧れの団欒をTVを消すことで手に入れた話。

「家族でご飯を食べる時間は大切」
なんて言うと、ちょっと昭和っぽいのかな。

仕事も忙しいから、家族みんなが揃って食卓を囲める日なんて土日のお休みくらいかもしれない。
いや、もしかしたら夏休みとかお正月の行事みたいな感覚な家庭だって少なくはないかも。

たまに食卓を囲んでも、幸せ家族を描いたCMのような団欒なんて夢のまた夢。
テレビを見たり、スマホを見ながら、合間に会話する。これが現実の姿かなぁなんて思ったりもする。

わが家だってそう。
テレビを眺めながらぼーっと食べたり。
すごく疲れちゃってたりすると、娘にYouTube見せながら「あぁ、今日はもう話しかけないでくれ」なんて思ったり。

一日仕事して、休む間もなく買い物行って、座る時間もないままご飯を作って出す。お腹空いただの、アレが食べたい、コレは嫌いだの言う子どもにイライラしてると、食事の間くらいはゆっくり休ませて欲しいなんて思うもの。

子どもを黙らせるのに、YouTubeほど都合よく強力なものはない。

本当は、CMの中の世界のように家族で談笑しながら食事ができたらいいのにな。
なんて、思うような、思わないような。

ところが、わが家は変わった。

きっかけは娘のダイエットだった。

ダイエットと家族団欒?

関係あるのは「団欒」ではなく「ながら食い」。
テレビを見ながらぼーっと食べたり。
YouTube見ながら、ダラダラ食べたりしていると、何となく食べ過ぎてしまう。

食事にも集中してないからポロポロこぼすし、そんなダラダラした姿にイライラがつのって語気も荒くなる。

静かに食べてくれるのは助かるが、結局、そのだらし無い食べ姿にイライラモヤモヤする。

負の連鎖だ。楽なようで、神経は逆立ってる。

だから、覚悟を持って食事中のTV、YouTube、スマホなどを一切禁止。音楽だけは好きな曲をかけても良いことに。

もちろん、親も見ない。

食事中は食事に集中することにした。


最初は、疲れてるときに子どもの話に付き合うの面倒くさいんだよなぁなんて思って不安だった。
でも、やってみたらすごく良いのだ。

子どもの話が面倒くさいのって、こっちに「他にやりたいこと」があるからで。Twitter見たい、仕事したい、テレビ見たい、なんて時にゴチャゴチャと話しかけられると煩わしい。
けど、話をする覚悟ができている状態でゆっくり聞く子どもの話は、とても面白いのだ。

スクールの話。楽しかった事、嫌だった事、恋話やうわさ話。どうでもいい話が9割だけど、子どもの考えてる事がよくわかる。

これは美味しいね! これは好きじゃない。今度はアレが食べたい。

昔はこんなことがあってね、あ、それ覚えてる!

話を聞くばかりじゃない。
仕事の話を聞いてもらったり、好きな芸人さんの話をしたり、勉強の話をしたりもする。

TV画面の向こうの虚像のような団欒の姿が、TVを消すことで簡単に実現できてしまうんだから皮肉なものだ。

ダイエットは一進一退だけど。
とても有意義な食事の時間を得ることができた。

娘のダイエットに感謝感謝。


では、また!


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三木智有|家事シェア研究家
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